血圧が高いと危険なのか?実際はそんなことないという話。

血圧は高いのは危険ではない

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


理学療法士 イワモト

皆様こんにちは。

mamotteライター理学療法士のイワモトです。

高血圧は生活習慣病とも言われていますが、我が国では年々増加していて、その患者数は1,000万人を超えると推計されています。

理学療法士 平林

高血圧は脳血管疾患など様々な疾患の原因となります。

では、そもそもどうして血圧が高くなるのでしょうか?

そして、血圧が高いと何がいけない(悪い)のでしょうか?

血圧が高いだけで、危ない・危険だ・・・みたいな風潮ではありますが。

そこんところ、実際にはどうなのでしょうか?

血圧が高くても元気に生きている人も沢山います。

もともと血圧が高い人は、高くなるに決まっています。

さらに

歳を重ねるごとに血圧も高くなるのは当然でしょう。

という中で、ただただ血圧が高いだけで、降圧剤を飲む。

という事は意味がないかもしれないし、逆に悪化させてしまうだけかもしれません。

そこで、今回は血圧が高いというテーマで話しています。

この記事を読めば、

◎ 歳を重ねると血圧は高くなる。という事が理解できて、高血圧に悩まされなくなる
◎ 高血圧を治す為の方法について、知れる

といった2点のメリットがあります。 

最後まで読んで、高血圧に騙されない、悩まない知識をみにつけて欲しいと思います。

では、本日も最後までよろしくお願いいたします。

1 血圧は何故高くなるのか?

ここでは、なぜ血圧が高くなるのか?という疑問について答えていきます。

参考にしてください

1-1 血圧が高いというのは、どういう事か?

血圧は、心臓が血液を送り出す時の圧力の事をいいます。

心臓はポンプの役割を果たしています。

血管の中に血液を送り込み、全身を循環させるという機能です。

全身を循環させるために心臓は力強く収縮して血液を送り出しますので、その時に血管内部の圧力が上昇します。

この時の圧力が収縮期血圧(血圧の上の方)です。

心臓は収縮した後、拡張します。

この時心臓は血液を送り出しません(膨らんだ大動脈がもとに戻る際に若干送り出します)が、血管には一定の圧力がかかっています。

この時の圧力が拡張期血圧(血圧の下の方)です。

このように圧力は心臓の拍動によって変動しますので、高くなった時と低くなった時の2点を取って120/70mmHgなどのように表現します。

では血圧が上昇する理屈について解説します。

心臓をポンプ、血管を配管、血液を流体と仮定します。

配管の直径が小さくなる(細くなる)場合、配管内部の抵抗(配管抵抗)が上昇します。

ポンプの排出する流体の量が時間当たり一定の場合、配管抵抗が上昇すると、流速は早くなり、圧力が上昇します。

また流体の粘度が上昇すると、抵抗値は上昇し、さらに圧力が上昇します。

心臓と血管に当てはめると、血管が細くなると血管内部の抵抗が上がります。

心臓の単位時間に送り出す血液の量が一定の場合(脈拍と一回拍出量が一定)、血流のスピードは速くなって血管内部の圧力(血圧)が上がります。

さらに血液の粘度が上がれば血圧は上昇します。

また、血管の場合は、血管の弾力性の要素も加わります。

弾力性がなくなると血管が拡張しにくくなりますので血圧が上がる原因となります。

さらに、血液の量(水分量)が多くなることでも血圧が上がります。

つまり、血圧とは血管を通る血液が血管の壁に与える圧力の事をいいます。

その時に血液がドロドロであるのか?血管がどれくらい細いのか?血管の弾力性はどれくらいあるのか?

という点によって、血圧が変わってくる。

という事が言えます。

1-2 何が原因で高血圧になるのか?

先ほどの通り、血管が細くなったり、弾力性がなくなったりすると血圧が高くなります。

それでは血管が細くなる理由を考えてみましょう。

① 血管が収縮している

血管は交感神経の働きで収縮します。

緊張したり、ストレスのかかった状態では交感神経が優位となり、血管が収縮したりします。

血管が収縮するということはすなわち血液の通り道が細くなるということです。

よって、細くなった血管を血液が流れるので、血圧が高くなると言えます。

緊張やストレスは血圧を上昇させます。

② 動脈硬化が起こっている

動脈硬化によって血管の内側が狭くなると言われています。

実はこの動脈硬化は誕生後の0歳から起こっているそうです。

10歳ころから急激に進行するとも言われています。

これは避けることのできないことです。

これ以外に食事などの生活習慣によって動脈硬化が加速されます。

血液中のコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール=LDL)が多くなると脂質が血管の内側に取り込まれて血管の内側が狭くなります。

このような状態が進行すると高血圧の原因となるわけです。

高血圧が起こると、血管の内側の細胞(内皮細胞)が傷つけられるため、さらに動脈硬化が加速されます(悪循環)。

高血糖が加わるとさらに加速します。

③ 血液量が多くなっている

塩分を摂りすぎると血液の浸透圧を下げるために水分が増加し血液量が増えると言われています。

なので、塩分は取りすぎない方が良いと言われているのです。

④ その他の原因

腎臓や内分泌腺の病気によって血圧が上がる場合があります(二次性高血圧)。

二次性高血圧の割合は10%程度と多くはありません。

この場合は、内部の病気を治す事が必須になると言えるでしょう。

遺伝や生活習慣が原因で起こる高血圧は本態性高血圧と呼ばれます。

これは、遺伝であると仕方ありませんが、生活習慣による高血圧は改善可能なので、
生活習慣を改める事が必要でしょう。

2 そもそも、血圧が高いとなんでいけないの?

では、これより、血圧が高いとなぜ危ないのか?という事を話していきます。

2-1 血圧が高いと危ないリスクとは

高血圧により動脈硬化が進むと血管の内腔は狭くなり、弾力性が損なわれます。

その結果、梗塞を起こしやすくなります。

また血管がもろくなり出血を起こしやすくなることもあります。

具体的には脳血管障害、心筋梗塞や腎臓の障害(腎硬化症等)など、血管に関係する疾患を引き起こす原因となるのです。

2-2 高血圧による診断について

血圧を測定して診断しますが、診断に用いられるのは診察室で測る診察室血圧と家庭で測る家庭血圧の両方です。

特に家庭血圧が重要とされています。

血圧計を家庭に準備し、朝と夜の2回測ります。

朝は起床後排尿を済ませてから、夜は寝る前に測ります。

1週間程度測定し、その結果を医師が確認します。

診察室での測定結果と合わせて診断されます。

高血圧と判断されるのは、診察室血圧140/90mmHg以上、家庭血圧135/85以上の場合です。

血圧値の分類(成人、診察室血圧、単位mmHg)

分類

収縮期血圧

  拡張期血圧
正常域血圧 至適血圧

120未満 

かつ 80未満
正常血圧

120~129

かつ/または 80~84
正常高値血圧

130~139

かつ/または 85~89
高血圧  Ⅰ度高血圧 

140~150

かつ/または 90~99
Ⅱ度高血圧  160~179 かつ/または

100~109

Ⅲ度高血圧

180以上

かつ/または 110以上
収縮期高血圧 

140以上

かつ 90未満

  ※家庭血圧は上記の値から-5mmHgが目安です。

自宅用の血圧計は上腕で測定するタイプを選びましょう。

手首などで測るタイプは簡単ですが、正確性が若干落ちます。

少々値が張りますが、上肢をそのまま差し込むタイプは自分でカフを巻き付ける必要がなく、一人で測定する場合に楽に測定できます。

2-3 血圧が高くても、気にする事はない。という話もある

診察室で測定する場合など緊張によって血圧が上昇する場合があります(白衣高血圧)。

家庭で測定すると正常な場合もあり、通常治療は必要ありません。

健康診断などで血圧が高かった人は自宅に血圧計を準備して、家庭血圧を測定してみましょう。

家庭での血圧が正常であればそれほど気にする必要はないでしょう。

ただし、緊張によって血圧が上昇する人の場合、職場などでの緊張やストレスによって血圧が上昇している可能性もありますので注意が必要です(職場でも血圧を測ることをお勧めします)。

3 血圧は1日の中でかなり変動するという話

ここでは、血圧は変動する。という事に対して話していきます。

3-1 朝・昼・夜に測るのでは大きく変化する

血圧は1日を通して一定ということはありません。

一般的には活動している昼間は上昇し、就寝すると下がります。

緊張やストレスによっても変動しますので、ストレスの多い仕事をしている人の場合、勤務中に高血圧を示す場合もあります(職場高血圧)。

また、睡眠時無呼吸症候群では睡眠時に血圧が上昇する場合もあります。

早朝に血圧が上がる場合を早朝高血圧といって、病気のリスクが高いという報告がありますので、注意が必要な高血圧です。

トイレを我慢している時も血圧は上昇します。

朝排尿後に血圧を測定するのはこのためです。

3-2 かくれ高血圧というものを知る

かくれ高血圧は仮面高血圧とも呼ばれています。

例えば仕事中に高血圧の状態になっているのにもかかわらず、健康診断や診察室での血圧測定では、正常値を示し、高血圧に気づかれないものを言います。

精神的なストレスの多い人、身体的な活動が多い人などは注意が必要です。

またアルコールが体内に入った状態で測定すると血圧は低めの値となります。

アルコールが完全に体内から抜けた状態で測定する必要があります。

4 高血圧を治す為に!必要な事はなにか?

高血圧治療の基本は生活習慣の改善です。

まずは生活習慣を見直してみましょう。

4‐1 食事を気を付ける

一般的には減塩が必要と言われています。

塩分の多い食品を避け、薄味に慣れましょう。

その他、野菜を多く摂り、脂質の摂りすぎに注意します。

青魚類は良いとされています。

食事の改善で収縮期血圧が5mmHg程度下がる場合があります。

4-2 体重管理

肥満は高血圧の要因の一つとなりますので適正体重を目標にしてコントロールしましょう。

BMI25未満(標準22程度)を目標に。

※ BMI = 体重(㎏) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

4‐3 喫煙・飲酒の管理

喫煙によるニコチン摂取は血管を収縮させ血圧を上昇させます。

動脈硬化を加速させますので、完全に禁煙することが大切です。

アルコールは日本酒換算で1合程度ならば良いとされていますので、これを超えないように注意しましょう。

ビール500㏄、焼酎0.6合、ウィスキーダブル1杯程度です。

4‐4 緊張、ストレスの緩和

緊張やストレスは交感神経の働きを強くして血圧上昇を招きます。

リラックスすることで血圧を下げることができます。

仕事を辞めたら血圧の薬が不要になったという人がいるくらい、ストレスは血圧に悪影響を及ぼします。

4‐5 適度な運動

体重の管理にも役立ちますが、適度の運動には血圧を下げる効果があります。

ウォーキングなど負荷の少ない有酸素運動を行うと良いでしょう。

負荷の強い筋トレは運動中に血圧が上がりますので避けましょう。

理学療法士 イワモト

※ 理学療法士 イワモトの意見・考え ※

私が降圧剤を服用し始めてもう10年近くになります(コレステロールも下げています)。

高血圧は塩分の摂りすぎが原因の1つと言われますが、頑張って制限しても150mmHgが120mmHgになるわけではありません。

もともと塩分の摂取量が多くない人が、さらに制限したところでそんなに効果は期待できないわけです。

現代の食生活で厳密な減塩を行うことは(私には)できません。

「おいしいラーメンのスープを全部捨てるなんてもったいない」と感じる私は薬物治療を選択したわけです。

もちろん皆様におすすめできることではありません。

まずは生活習慣を改善することが基本です。

でも私の場合、塩分を制限し、酒、たばこを止め、運動をしてもあまり下がりませんでした。

最初は薬物治療に対しては避けたい思いがありましたが、実際に薬を飲んでみると副作用を感じたのは飲み始めのころだけで、その後は落ち着き、血圧のコントロールもまずまずうまくいっています。

慣れてしまった今では、薬を飲んでいて良かったと感じています。

薬の副作用や定期的な受診はデメリットではありますが、高血圧が続くデメリットの方がはるかに大きいと思っています。

生活習慣の改善を頑張って140/90mmHg程度で過ごすより(年齢によります)、薬での治療をしながら、(たまにはラーメンを食べながら)120/80mmHgで過ごした方が将来的には病気のリスクは減らせると信じて生きています(個人的な考えです)。

安静時に150/90mmHg以上ある人にはまず薬物治療をおすすめします。

生活習慣の改善も並行して行ってうまくいけば、薬を止められる可能性もあります(薬を飲み始めたら一生止められないというのは間違いです)。

5 血圧が高い本質を追究してみた記事のまとめ

今回は血圧が高い原因やその対策についてお伝えしました。

高血圧の主な原因として動脈硬化があります。

動脈硬化が進行すると血管の内腔が狭くなり、弾力性も失われてくるため血圧が上昇することとなります。

この動脈硬化は生まれてから始まるもので止めることはできません。

できるだけ動脈硬化の進行を遅くするということがポイントでしょう。

基本的には生活習慣の改善を行います。

生活習慣の改善をおこなっても血圧が十分に下がらない場合は薬物療法を検討する必要性もあるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様のご健康をお祈りいたします。

参考URL:高血圧の話

執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト

追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※

血圧は歳を重ねるごとに高くなるのは当然です。

血圧が高いと脳血管障害などの病気になりやすい。

とも言われていますが、全ての人がそうなるわけではありません。

あくまでも、一般的なお話です。

そもそも、血圧などは生活習慣が大きく影響しています。

小さいころから、血圧が高くなりやすい生活を送ってきた人は、大人になっても当然血圧が高くなります。

という事は、この人は。本質的に血圧が高い人であるのです。

その場合、血圧がもともと高い人に薬を使って、血圧を低くしてしまう事は、逆に体への悪影響を与えてしまう可能性もあるのです。

想像できませんか?

例えば、突然血圧が低くなって、頭がふらふらするとか。

血圧が引くなって、立つ事もできない。など。

離脱症状が出てきてもおかしくないと思うのです。

なので、

人それぞれ、血圧の適正があって。

ただただ、血圧が高いから、降圧剤を飲む。

というのは、一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。

(もちろん、血圧が高い人に、降圧剤が必要な人もいるのは事実です)

本当に降圧剤が必要であるのか、どうか?

というのを見極めるといいのかなぁと思います。

本日の話が参考になれば嬉しいです。

最後までありがとうございました。

この事を頭の片隅にでもいれて欲しいなと思います。

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