骨折の痛みと4つの症状とは?治療法もまとめてみた

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理学療法士イワモト
こんにちは。

mamotteライターで理学療法士のイワモトです。

あなたは、「骨折」をした事がありますか?

「骨折」は耳慣れた怪我の名称ですよね。

骨折には様々な種類があるし、原因もいろいろあります。

  • 転倒して骨折
  • 交通事故による骨折
  • スポーツでの骨折
  • 知らない間の骨折

などなど。

また、骨折には強い痛みを伴うことがほとんどです。

長期におよぶこともあります。

いったい、いつになったら痛みが消えるんだろう?

と、不安を持っている方もいらっしゃるでしょう。

また、骨折の治療やリハビリについて、どの程度時間がかかるのか心配な方も多いと思います。

そこで、今回は、「骨折の痛み」をテーマにして記事にしました。

内容としては、

  • 骨折とはなにか?
  • 骨折の4つの特徴
  • 骨折の原因
  • 骨折の経過過程
  • 打撲と骨折の違い
  • 骨折のリハビリについて

といった6つの内容です。

この記事を読めば、骨折の痛みに負けない知識が得られるようにしています。

是非、最後まで読んで欲しいです。

では、本日も宜しくおねがいいたします。


※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考を紹介しています。

国家資格を取得しており、実際の現場で学んできています。

ですので、信憑性や信頼性は間違いありません。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して欲しいです。

で、何が言いたいのかというと、この記事の内容が絶対正しい!!とは思わないでください。

いち、理学療法士の思考や考えである。

として、捉えてほしいです。

この記事があなたの役に立てばうれしいです。

では、宜しくお願いいたします。

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1 骨折ってなに?

骨折ってなに?

骨折とは、文字通り「骨が折れる」という事と「骨が壊れる」ことです。

  • 完全に折れてしまう
  • ヒビが入る
  • 凹む
  • つぶれる
  • はがれる
  • 手術で骨を切る

これらも骨折となります。

よく、「ヒビ」が入っただけだから骨折じゃない。

という人もいますが、これも骨折なので注意が必要です。

2 骨折の特徴的な4つ症状を紹介する

骨折の症状

骨折を起こしたときは特徴的な症状が出ます。

ただし、骨折の場所や程度によってはこれらの症状が出ないこともありますので注意が必要です。

以下に症状を紹介していきます。

2-1 痛み

骨折はイメージの通り、骨折部位には激しい痛みを伴うことが多いです。

骨やその周りの組織には、痛みを感じる神経があります。

特に骨膜と呼ばれる骨の表面には、その痛みを感じる神経が多くあります。

骨折するとその神経が興奮して痛みを感じやすくなるのです。

激しい痛みは数日中に収まる傾向が多く。

また、治療開始後の比較的強めの痛みは1~3週程度で落ち着きます。

その後、数か月の間に完全に痛みが消えることが多いですが、慢性疼痛の状態になることもあります。(長期間の時間を要する場合もあるし、数年かかる場合もあります)。

また、例外的に痛みを伴わない骨折もあります(骨粗しょう症の方の骨折などにおいて)。

2-2 内出血

内出血は、骨やその周りの筋などの組織に、栄養を送っている血管が傷ついて出血が起こる事をいいます。

なので、骨折すると、骨の周囲の組織の血管が傷つく事で内出血が起こります。

出血の量は骨折部位や程度によってさまざまです。

2-3 腫れ

内出血に伴って骨折部位周辺が腫れてきます。

骨折の場所や程度によっては腫れが分からないこともあります。

2-4 異常な動き・変形

手足の骨折では異常な動きや変形が目立つことがあります。

骨が完全に折れてしまうと、正常な状態では曲がらない所で骨が曲がったり、関節が異常な形になってしまうという「変形」を生じる場合もあります。

このような異常な動きをする場合は、できるだけ動かさないようにする注意が必用です。

3 骨折の原因

骨折の原因とは

骨折の多くは、転倒、交通事故などで骨に大きな力が加わった時に起こります。

しかし、老化や骨粗しょう症で骨がもろくなっている場合には、椅子に腰かけた時や、落ちている物を拾っただけで骨折を起こすこともあります。

骨の強度も大きな要因となってきます。

以下に紹介していきます。

3-1 炎症(4つの兆候)

骨折の原因には様々な原因があります。

まず基礎知識として「炎症」についてお伝えします。

炎症反応は身体のある部分に起きた障害を回復させようとする働きです

具体的には、出血した皮膚を治す、ウィルスなどの病原体と戦うなどがあります。

もちろん骨折した部分を治す時にも炎症反応が生じます。

なので、炎症は正常な反応で、それ自体が悪いことではありません。

炎症反応には主に以下の4つの兆候があります。

【発赤(ほっせき)】

炎症部位の血管が拡張して、周囲の皮膚が赤くなります。

【熱感(ねっかん)】

発赤と同様に血管が拡張することにより、皮膚温が上昇します。

【疼痛(とうつう)】

炎症部位では疼痛を引き起こす化学物質が放出されるなどして痛みを生じます。

軽い炎症では痛みがない場合もあります。

【腫脹(しゅちょう)】

炎症部位の血管は拡張して透過性が増加するので、血液の成分が漏れ出てきます。

これにより腫れが生じます。

打撲や骨折などの場合、血管が損傷して内部で出血することにより腫れることがあります。

3-2 転倒

骨折の原因として多いものに転倒があります。

特に骨のもろくなった高齢者(女性に多い)に多く起こります。

転倒した時に手をついて手首(橈骨・とうこつ)を骨折したり、股の付け根(大腿骨頸部・だいたいこつけいぶ)の骨折などがあります。

尻もちをついた時に起こる脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)も多いでしょう。

若い人でも、スポーツ中に転倒して鎖骨・手首・肋骨の骨折などを起こすことも少なくありません。

3-3 外傷

転倒以外では、

  • 交通事故による外傷
  • 業務中に起こる外傷(機械に挟まれるなど)
  • 重いものを足の上に落とす

など様々な外傷が原因となって骨折は生じます。

4 骨折の経過過程

骨折の経過過程

骨折した部位は時間をかけて回復していきます。

【炎症 ⇒ 修復 ⇒ リモデリング】

という経過で骨折は治っていきます。

これを、ここでは説明していきます。

4‐1 炎症期

3-1で炎症の項目でも書きましたが。

損傷した組織の回復のため、炎症反応がまず最初に起こります。

損傷して死滅した組織は免疫系の細胞の働きによって取り除かれ、組織の修復が始まります。

この時期は強い炎症反応が起きますので、腫脹、熱感、疼痛などの症状が強く出やすいので注意をしましょう。

数日でピークを過ぎますが、炎症はその後もしばらく続くので、様子をみながら観察していくのがいいでしょう。

4-2 修復期

炎症を過ぎると、次に「仮骨(かこつ)」と呼ばれる骨のようなものができ始めます。

完全な骨ではないため仮の骨という表現でしょう。

仮骨ができてくると、まず一安心です。

仮骨ができにくいこともあり、こういう場合は治療が難しくなることがあります。

仮骨は強度も弱いので、この時期に無理をすると、せっかくできた仮骨が再度折れてしまったりするので、要注意な時期です。

数週間から数か月かかります。

また、仮骨は骨が修復してきている。

という目安でもあります。

4-3 リモデリング期

この最後の過程で本来の骨が形成されていきます。

仮骨は強度の高い骨へと変わり、完全な骨癒合が完成します

この時期になれば簡単に再骨折は起こりにくい状態になっていることが多いです。

まれに骨折の治療で金具などを使用した場合、ねじの穴があくことで正常の強度が得られない場合があります。

この時期は数か月以上続きます。

理学療法士 イワモト
 ※ 理学療法士 イワモトの考え ※

骨折の回復で重要な時期は修復期です。

仮骨ができ始めた時に無理をしてしまうと、最悪の場合骨がつながらなくなり「偽関節」を生じることがあります。

※ 偽関節・・骨折部位が骨癒合せず、関節のように動く状態。

こうなると強い機能障害を起こしたりもします。

下肢の骨で偽関節を起こしてしまうと切断を余儀なくされることもあるので、痛みがなくなったからと言って無理に使わないこと。

松葉杖の使用時期は必ず指示通りに使うことが大切です。

また、痛みが長期化してくると、慢性疼痛となることもあります。

骨折部位は完治しているのに痛みが続くということがあります。

これは、脳に強く痛みの記憶が残っているということが原因だとも言われているようです。

こうならないためにも、初期の治療時期に適切な治療・リハビリをすることが重要で。

痛みの出る動きをできるだけ避けて、意識を痛みに向けないようにすることが大切になってきます。

痛み止めの薬を嫌う方もいらっしゃると思いますが、適切に使用して痛みを止めておいた方が良いでしょう。

強い痛みが長期間消えない場合は、「反射性交感神経性ジストロフィー」(RSD/CRPS)という状態になっている場合があります。

ごくまれではありますが、このような場合、交感神経ブロックなどの特殊な治療が必要となります。

痛みを出さないように、完治まで無理をしないようにしましょう。

5 よくある骨折について

骨折の種類

骨折する部位は様々なので、残念ながらすべてをご紹介することはできません。

よくある骨折について記しておきます。

【頸椎骨折(けいついこっせつ)】

バイクでの事故、飛び込み、スポーツ中の事故などで起こることがあります。

脊髄を損傷すると、四肢に麻痺が起きたり、死亡することがあります。

腕、手

【上腕骨近位部骨折(うでの骨折)】

腕の付け根付近の骨折です。転倒などで起こります。

【橈骨遠位端骨折(手首の骨の骨折)】

転倒して手をついた時など手首付近(親指側)が骨折します。

背中、腰

【胸椎圧迫骨折(背中の上部の骨折)】

転倒(尻もちをつくなど)などで起こります。

骨粗鬆症の方に起こりやすいです。

【腰椎圧迫骨折(こしの骨折)】

上記同様ですが、こちらの方が多いようです。

これらの圧迫骨折は繰り返すこともよくあります。

背中・腰が曲がる原因にもなります。

【肋骨骨折】

転倒などで起こります。骨がもろくなると弱い力でも起こります。

股関節

【大腿骨近位部骨折(股関節の付け根の骨折)】

転倒時に起こることが多い骨折です。

頸部(けいぶ)で折れると骨がつながらないため、人工骨頭に入れ替える手術が必要になります。

若い方だとつながることもあります。

頸部より外側の転子部(てんしぶ)での骨折の場合は骨がつながるので、この場合は金具を使用しての骨接合術を行います。

足首

【足関節骨折(足首の骨折)】

スポーツ中などに足首をひねって起こります。くるぶしの部分が折れます。

6 打撲と骨折の違いについて

打撲と骨折の違い

打撲は大きな力を受けて、皮下組織や筋などの組織が損傷することによって起こります。

打撲でも、痛み・内出血・腫れが起こることがあります。

症状が骨折の時と似ているため、どちらかわからないことがあるので注意が必要です。

明らかに骨の異常な動きがあれば骨折と分かりますが、異常な動きがない骨折もあるので判断が難しくなります。

ひどい打撲の場合はレントゲン撮影をして、骨折の有無の確認をした方がよいでしょう。

7 骨折の治療について

骨折の治療について

保存的療法と観血的療法の2通りの方法があります

【保存的療法(ほぞんてきちりょう・手術をしない方法)】

安静や固定による方法で手術を行わない治療法です

ギプス固定は皆さんご存知だと思いますが、この方法が保存的療法の代表例です。

一定期間固定して骨がつながるのを待ちます。

手術の必要がない骨折や手術を避けたい場合に用いられます。

【観血的療法(かんけつてき治療・手術をする方法)】

手術を用いる治療法です。

骨折部位を整復して金具で固定したり、人工の骨と入れ替えたりなどをします。

近年手術の技術や金具の性能などが上ったため、この観血的療法が選択されることが多くなりました。

手術を行った場合、もちろんリスクはありますが、長期間の固定から解放される、早期から歩行練習が可能になるなどメリットが大きいことも特徴です。

7-1 リハビリ

骨折初期の医師による治療に引き続いて。

必要な場合には入院中または外来通院でリハビリテーション(以下リハビリ)が行われます。

骨折の種類、程度などが様々なため、すべてのリハビリについてお話しすることができませんので、基本的な部分についてご紹介します。

骨折を起こすと、骨がつながるまでに一定の期間を要します。

  • 骨の種類
  • 折れた部位
  • 程度
  • 治療法

などによって期間は変わってきますが数週間から数か月かかります。

手足の骨の骨折の場合、目安として8週間程度です。

骨がつながるまでの間、関節を動かさないでいると、拘縮(関節が固くなる)や筋力低下を起こしてしまいます。

そこで、リハビリでは、このような拘縮や筋力低下を起こさないように、できるだけ早期から骨折部位に負担をかけないようにします。

関節可動域訓練(関節を動かす訓練)や筋力増強訓練(筋力を回復させる)を行い、できるだけ早く社会復帰できる事を目指します。

また、足の骨折などで松葉杖を使用する場合など、正しい杖のつき方の練習など歩行訓練をしたり。

骨折に伴って起きた痛みに対して、痛みを軽減するための物理療法などを行うこともあります。

また、理学療法だけでなく、作業療法士による職業復帰・家庭復帰にむけた専門的訓練なども取り入れられていきます。

リハビリに要する期間は、これも様々ではありますが、数週間から3か月程度が多い傾向。

スポーツ復帰など高いパフォーマンスを求められる場合は、6か月から1年を要する場合もあります。

7-2 投薬

手術による治療をした場合や、その他の状態によって使用する薬は変わってきますので、ここでは痛みに関する薬についてお話します。

骨折後、疼痛が強い場合は、鎮痛薬(ロキソニンなど)が処方されること多いです。

処方されるのは1~3週程度と思いますが、さらに長くなる場合もあります。

疼痛が収まらず慢性化した場合は、慢性疼痛を軽減する薬(リリカなど)が処方されることがあります。

※投薬は頼れば頼るほど離れられなくなるので、様子を見ながら飲みましょう※

8 まとめ

骨折には様々な種類・程度があります。

これ位なら大丈夫かなと思っていたら、実は骨折していたなんていうことも多々あります。

放置していたために、痛みが長引いたり、機能障害を起こすことも多く。

是非、医師の診察を受けて、適切な治療を受けて貰いたいと思います。

骨折後のリハビリについては、専門的な知識を持った理学療法士などのスタッフが関わります。

適切なリハビリは、早期に社会復帰やスポーツ復帰をすることが可能となるので、リハビリを大いに利用していただけたらと思います。

最後に、詳しいお話ができない所も多く不十分な点をお詫びするとともに、皆様のご健康をお祈りいたします。

読んでいただきありがとうございました。

執筆者:mamotteライター 理学療法士 イワモト

追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林
※ 編集をおえて・最後に ※

mamotte運営者の理学療法士 平林です。

骨折の種類は色々とあり、治る期間も様々です。

骨折の方法や部位によってリハビリの方法も変わってきます。

なので、診断医と相談しながらリハビリの計画も進めていくべきかなと思います。 

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