脳血管性認知症の症状を理解しよう!特徴や進行など全て!

脳血管性認知症の症状について

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、作業療法士と理学療法士の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


作業療法士ナカガワ
こんにちわ。

mamotteライター作業療法士のナカガワです。

脳血管性認知症(のうけっかんせいにんちしょう)ってなに?

認知症の事じゃないの?・・・

って思いませんか?

むしろ、認知症と何が違うのでしょうか。

脳血管性認知症は、言葉通り、脳血管の詰まりや出血によって生じる認知症です。

脳血管性認知症は、現時点でこれだ!という原因は解明されていませんが、日常生活習慣の影響が大きく関係してくることは間違いない事実と言われています。

なので、乱れた生活習慣が続いてしまう事で、発症リスクが高くなるとされています。

この記事では、私が作業療法士として経験をした事をもとに、まずは脳血管性認知症の症状についてまとめました。

この記事を読むことで、

  • 脳血管性認知症の症状を知れて、進行予防に役立てる事ができる
  • 脳血管性認知症の軽減・維持に繋げる事ができる

といった2点のメリットがあります。

最後まで読んで、脳血管性認知症について理解を深めてほしいと思います。

是非、参考にしてください。

では、本日もよろしくお願いいたします。

1 脳血管性認知症を知る

脳血管性認知症の症状を知ろう

脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで患者数が多く、認知症全体の中で約3割を占めています。

認知症といっても、どのような過程で認知症になってしまったのか?によって、症状や特徴も多少変わってくるのです。

これより、脳血管性の認知症について話していきますね。

1-1 脳血管性認知症の原因ってなに?

脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など、脳血管性の疾患が原因になります。

  • 脳梗塞では脳の血管が詰まります。
  • 脳出血やクモ膜下出血は脳の血管が破れます。

血管が詰まったり、血管が破れたりすると、脳の神経細胞に酸素が送られずその部位の組織が死んでしまう事で、本来の働きが失われてしまい、脳血管性の認知症症状を引き起こしてしまう。

という結果があります。

また、ラクナ梗塞といって小さな梗塞を起こし症状や自覚が無いケースもあります。

この場合は多発性脳梗塞に繋がる場合が多いので注意が必要です。

1-2 脳血管性認知症の特徴

女性より男性の比率が多いとされています。

【記憶力は低下しているが判断力は保たれている・・・】

など症状がまだら状に出やすいのが最も大きな特徴といえます。

脳の損傷部位によって出現する症状は人によって違います。

言葉が上手く出ない、ものの使い方が上手く出来ない。

といった失語・失行・失認という高次脳機能障害や手足の麻痺や痺れといった身体的症状など。

これらは一般的に脳血管障害の後遺症としては代表的なものです。

また、怒りのコントロールがうまくいかないなど感情失禁がよくみられます。

しかし、

アルツハイマー型認知症のように何もかもわからなくなる。

といったことは少なく人格は比較的保たれやすいです。

症状の出方にムラがあるということです。

そして、

脳血管障害を引き起こす背景に、高血圧症や脂質異常症などの生活習慣病があり、これらの既往歴がある場合が多いとされています。

1-3 脳血管性認知症の発症過程

脳血管障害の発症によって起こるので、アルツハイマー型認知症のようにゆるやかな経過をたどるのではなく、突発的・段階的なものになります。

例えば再発を繰り返すごとに症状は段階的にすすみ、悪化していく傾向があります。

2 脳血管性認知症の診断

脳血管性認知症の判断

では、脳血管性認知症はどうやってわかるのでしょうか?

ここでは診断方法について紹介します。

問診やCT・MRI・SPECTなどの画像をもとに、梗塞や出血の有無から診断されます。

CT

脳の周囲をx線で撮影し、輪切り状にみることができます。

出血の有無を診断するのに優れており、出血部位は白く映ります。

MRI

磁力によって撮影し、脳動脈瘤や脳腫瘍など細かい部分の診断に優れています。

SPECT

放射性医薬品を静脈注射で投与し、ガンマカメラで体外から撮影します。

脳断面の血流状態がわかり、虚血領域の診断に優れています。

3 脳血管性認知症の緩和・維持のためにできる事

緩和や維持をしたい。脳血管性認知症について

完全に解決できる方法は残念ながらありませんが、日常生活の中で対策として出来ることは沢山あります。

原因となる脳梗塞や脳出血などの疾患に対する再発の予防が第一です。

背景に高血圧・糖尿病・心疾患など生活習慣病がある場合が多いので、これらを適切にコントロールしていく必要があります。

薬物療法では血圧の上昇を抑えたり血液をサラサラにする薬を服用することが多いです。

非薬物療法では心身機能にアプローチするリハビリテーションが行われます。

3-1 生活習慣を見直そう

生活習慣を正すことが一番重要なカギと言えるかもしれません。

バランスの良い食事、適度な運動、正しい生活リズムを心がけ健康状態を整えることが大切です。

体重・塩分・コレステロール・血糖などなど・・・。

これらを適切な数値に近づけましょう。

過度な飲酒や喫煙も控えた方が良いですね。

また、強いストレスも体に良くないので上手く発散していくことが望ましいです。

3-2 投薬のコントールをする

脳血管障害に対する投薬が主になります。

血圧の上昇を抑える降圧剤や血液が固まるのを防ぐ抗凝固剤を用い、再発を予防します。

これらは食品との食べ合わせ・飲み合わせがあるので医師や薬剤師とよく相談をしてください。

再発を防ぎ健康状態を整えることで、症状が安定してくるケースは少なくありません。

診断が難しいとされていますが、脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症が混合している場合は、認知症の薬が用いられる場合もあります。

作業療法士 ナカガワ
 ※ 作業療法士 ナカガワからの意見・考え(体験談)※
患者さんは当然ですが高齢のかたです。

「こんな歳になって食事制限なんかしたくない!好きなようにさせてくれ!」と生活を見直すことに否定的な患者さんもなかにはおられます。

私の場合、例えば好きなおやつの代わりになる、満足感がありヘルシーなものは何かと栄養士さんに相談し、提案していました。

また、

生活シートというものを作り、煙草やお酒を我慢することが出来たらシールを貼っていき、達成すると賞状や景品を用意するなど正のフィードバックを心がけていました。

何も無い状態でただ節制することが難しい場合もあるので、そこは周囲がフォローしていかなければならないところだと思います。

4 家族はどうやって接したらいいのか?対応ポイントを紹介

家族の対応・パーキンソン病

【突然怒りだしたりする】

感情失禁といって、怒るだけでなく泣く・多幸的になる・抑鬱的になるなど症状は様々です。

怒りだした場合、介護者側が真に受けて一緒に感情的にならないようにしましょう。

症状のひとつであると理解することが大切です。

怒る背景には、もしかしたら伝えたいけれどうまく伝えられずもどかしい感情があるのかもしれません。

受け入れ、理解しよう、寄り添おうといった姿勢で接してあげてください。

また、気分を変えるよううまく話題を逸らすこともひとつの手段です。

【できる事ができなくなったりする】

日内変動といって、脳の血流の状態などによってさっきできたことができない、ということが多くみられます。

それは症状のひとつであるので、けして甘えではありません。

そこで、

「さっきはできていたのにね」「どうしてできないの」など。

否定的な言葉を出さないようにして接してください。

【コミュニケーションができる場合があるので、配慮が必要になる】

まだら症状が特徴で、また日内変動もあるので、周囲からみるとわかりづらくどこまで手を出していいか・・・。

と困ってしまうかもしれません。

見極めは難しいかもしれませんが、その時々の状態に沿って適度に手助けをし対応していくことが望ましいです。

なんでもかんでも全てやらせようとしたり、また反対に子供扱いをしてすべて介助をしてしまうことも良くありません。

作業療法士 ナカガワ
 ※ 作業療法士 ナカガワの意見・考え ※

脳血管性認知症の患者さんは比較的人格が保たれやすいので、相手の感情や場の空気を察することが大いに可能です。

介護者は特徴的な症状をよく理解し、臨機応変に対応していくことが大切です。

注意してみていくと、「午後に調子が悪くなりやすい」「こういう時に機嫌が悪くなりやすい」など傾向がわかってくる場合もあります。

わからないから、といってマイナスな言動を発すると自尊心を傷つけてしまうのでくれぐれも注意をしてください。

5 予防や進行を抑えるために必要な事

記事内血管性イラスト

前述のとおり、食事・運動・生活リズムなど生活習慣を整え健康に気をつけ、再発予防に努めることが大切です。

また心身に適度な刺激をはかることも必要です。

具体的に言うと、

出来ることはその時の状態に応じてなるべく自分で行う・楽しみや張り合いを持てるよう余暇活動を工夫するなどです。

5-1 リハビリは進行予防になる

リハビリは心身に良い刺激になりますので、非常に有効な手段です。

運動習慣の定着は、再発予防にもなり身体機能の維持・向上にも繋がります。

また脳トレや創作活動やレクリエーションなどは脳を活性化させます。

また環境調整もリハビリのひとつです。

よりよい生活環境を作ることで、患者さんそれぞれの残存機能を最大限に活かせるようにしていきます。

作業療法士 ナカガワ
 ※ 作業療法士 ナカガワの意見・考え ※

環境調整とは、車椅子・ベッド・机・手すりなど日常生活でよく使う物の位置や高さを使いやすいようにしていきます。

滑り止めのついた食器や爪切りなど、福祉用具の導入も提案します。

少しの工夫で、難しいと思っていたことが随分と楽になりますよ。

5-2 介護サービスを受けよう!!

まず、市町区村の申請窓口または地域包括支援センターで申請をします。

その後認定調査が行われ、体の状態や日常生活のことがどれくらい出来るかなどを調べられます。

その結果、要支援1または2であれば介護予防サービス、要介護1~5であれば介護保険サービスが受けられるようになります。

ケアプランを作成し、サービス利用となります。

サービスには、

  • デイサービス
  • デイケア
  • ショートステイ
  • 訪問看護や訪問介護

などの各サービス・福祉用具のレンタルなどがあります。

サービスを受けることで気分転換やストレスの発散、生活リズムの安定や他者との交流など楽しみが見いだせます。

介護者の負担軽減にもなります。

6 まとめ

いかかでしたが?

脳血管性認知症について理解できたでしょうか?

認知症の中でも、予防が一番可能であるのは脳血管型認知症と言われています。

生活や健康について見直すことで予防効果が圧倒的に高まります。

認知症は誰にでもなりうる可能性がある症状です。

いまいちど、生活習慣を見直して、今から新しい生活習慣になれていくことがいいでしょう。

本日の内容があなたの役に立てばうれしいです。

最後までありがとうございました。

執筆:mamotteライター 作業療法士 ナカガワ

追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林
※ 編集を終えて・最後に ※

運営者で理学療法士の平林です。

認知症にも、アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性といった3つによる原因があるのです。

症状の概要は同じですが、原因由来によって、多少特徴があって。

中核症状

脳内の神経細胞が障害されたことで生じる症状のことで、認知機能が低下した方であればどなたにも生じます。

以下は、中核症状の代表例です。

  • 記憶障害:新しい事柄を覚えられない
  • 見当識障害:時間や場所、人物の顔がわからない
  • 判断力障害:論理的思考ができなくなる
  • 実行機能障害:順序だって物事を進められない

メディカルノート:脳血管性認知症の原因

上記の中核症状が主な症状でしょう。

これも、人によって、さまざまなので程度も違います。

認知症をどうにかして治したい。

と誰もが思うでしょう。

しかし、残念ながら認知症を治す方法は、現状では見つかっておりません。

できて、緩和・維持・進行予防と言われています。

その中で、まずは上記の中核症状を知って、認知症についての理解を深めて頂きたいなぁと思います。

是非、参考にしてください。

本日も最後までありがとうございました。

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mamotte運営管理者で理学療法士の平林です。 このサイトはPT・OT・STのリハビリテーションの専門家のみが監修しており。リハビリのプロの視点から【正しい情報や知識を伝える】事をモットーにしています。 医療は、あらゆる情報が飛び交っており、情報過多の状態です。その中で信憑性があって、信頼できる情報はどれくらいあるのか?甚だ、疑問を感じる事でしょう。そこで、当サイトは、リハビリのプロの視点からのみで作成した内容にする事で、【正しい情報や知識を伝えてきたい】と願っています。このサイトを通じて、あなたの体の症状の悩みが解決できたら嬉しい限りです。 少しでもこのサイトがあなたの力になれるように精進していきたいと想っております。 よろしくお願いいたします。

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