股関節の痛みの原因を理学療法士が解決させる

股関節の痛みの原因について

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理学療法士 イワモト
こんにちわ。

mamotteライターで理学療法士のイワモトです。

体の中で、痛みを起こしやすい関節の1つとして股関節があります。

その痛みの原因は、股関節自体にあることもありますが、実は股関節以外にあることがあるのです。

今回の記事では、股関節の痛みの原因を中心に話してみました。

理学療法士 平林
で、股関節が痛くなったら、何もかもが辛くなりますよね。きっと・・・・

よく聞くのは、歩くのが辛い、歩きたくない。って事でして。

もちろん、そうだよね。と思うわけですが。

今回は、このような股関節の痛みの原因を突き止めて、解決策についても紹介しています。

この記事を読めば、

◎ 股関節が痛くなる原因を知る事ができて、解決策まで知れる。
そして、股関節の痛みを軽減・改善させる事ができる可能性が高くなる

といった事がいるでしょう。

最後まで読んで、股関節の痛みに苦しんでいるあなたの役に立てばうれしいです。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

1 股関節の痛みの原因について考える

股関節の痛みの原因には様々なものがあります。

ここでは、その主な原因についてご紹介します。

1-1 股関節は上半身と下半身を繋げているので、痛みが起きやすい

股関節は上半身と下半身を繋ぐ大きな関節です。

まず、この点に関節痛が起こる理由が潜んでいます。

ここで、質問です。

下肢の重量がどの程度あるかご存知でしょうか?

おおよその値ではありますが、両足の重量は全体重の約30%といわれています。

というと、体重が60㎏の人の場合両足で18㎏、片足で9㎏ということになりますね。

体重から下肢の重量18㎏を差し引いた42㎏が、その他の重量です。

そうすると、単純に計算しただけでも、両足で立つと、両側の股関節には左右合計42㎏の重みがかかっていることとなります。

これって、どうでしょうか・・・

体重の7割は足で支えているって事になります。多いですかね・・・

さらに、人は歩行時をはじめとして片足で活動する瞬間も多くあるので、この場合、単純に計算しても股関節は51㎏の重み(上半身の42㎏+片足の9㎏=51㎏)を支えていることとなります。

実はこれだけではなく、片足で立つと、股関節周囲の筋肉も強く働く(収縮する)ので、結果的には体重の3倍の力がかかるともいわれています。

さらに歩行時などでは衝撃力などが加わりますから、瞬間的な負荷はもっと大きな値となる場合もあります。

また、股関節は上からの重みを支えるだけではなく、下肢を連結しておく必要もありますので、引き離される力にも耐えています。

このように、股関節には大きな力がかかるので、それだけ損傷の機会が多くなるといえるのです。

1-2 股関節に直接障害が起きて、痛みが生じるパターン

股関節には大きな負担がかかりやすいため、股関節およびその周囲を損傷させる機会も多くなります。

その中で、関節面(軟骨)の摩耗、骨の変形などは起こり安く、変形性股関節症として知られています。

この関節症は遺伝的な要因や加齢、物理的な負担などが影響しあって関節が破壊されていき、痛みを生じるようになります。

転倒などによって生じる大腿骨頸部骨折などの骨折も、股関節痛の原因となります。

転倒による骨折は、高齢者(特に女性)に多くみられます。

その他にも、大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)など股関節痛を起こす疾患はいくつかあります。

※大腿骨頭壊死を簡単に言うと、股関節の骨頭に血液が送られなくなってしまって、骨頭が機能しなくなってしまった状態を言います。※

1-3 股関節以外の部位からの影響によって、痛みが生じるパターン

股関節の痛みは、股関節だけに起因するわけではありません。

股関節以外の部位からの影響によって痛みを生じることもあります。

具体的な例をいくつかご紹介していきますね。

まず、腰椎の椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。

これらは、坐骨神経痛という症状を発症することがありますが、この症状の1つとして股関節付近の痛みを発症することがあるのです。

腰痛も併発していることが多いので、腰に原因があることが分かるでしょう。

しかし、腰痛がない場合では股関節痛と判断されることもあるので注意が必要です。

このほか、股関節に近いところの筋肉やその付着部が損傷していたり、スポーツヘルニア(鼠径部)などスポーツによって引き起こされる障害があったりもします。

このように、股の部分に起こる痛みはすべてが股関節の問題ではありません。

なので、股関節やスポーツ障害に詳しい医師による診断を受けて、正しく状態を知る必要があるでしょう。

2 そもそも、股関節ってどんな役割があるの?

股関節は上半身と下肢の間にある大きな関節です。

骨盤(寛骨:かんこつ)の臼蓋部分と、大腿骨の骨頭より成り立っています。

股関節は骨盤と下肢をしっかりと接続して下肢をけん引し、かつ上半身の重量を支えます。

歩行では、股関節が動くことで大きな歩幅を確保し、効率的な歩行が可能となっています。

また、脳や筋肉と協働して立位や歩行時、座位においても、身体のバランスをコントロールする機能もあって。

沢山の役割を担う、重要な関節なのです。

股関節 イラスト

股関節の骨のイラスト

その中で、股関節は足を曲げる、伸ばす、回す、捻るなどの複合された動きに対応するための自由度と可動域を持っていて、複雑な動作に対応することが可能となっています。

股関節は静的な体重の支持だけでなく、ダイナミックな動作を可能とする機能を持っています。

良い姿勢のイラスト

良い姿勢・悪い姿勢のイメージ

3 股関節の痛みを解決させる為に必要な治療は?

では、股関節が痛くなった時には、一体どうすればいいでしょうか?

という事で、これより、治療について話していきたいと思います。

全てが正しいわけではありませんが、実践してみると効果的な方法も多いでしょう。

試しにおこなってみてほしいと思います。

3-1 股関節の柔軟性の向上

関節の柔軟性が低下すると、関節の一部分に負担がかかり過ぎたり、可動域が低下することでパフォーマンスの低下を引き起こしたりすることがあります。

適度なストレッチなどを行って、柔軟性の維持改善を行いましょう。

ただし、スポーツなどで筋肉や付着部を損傷している場合、強いストレッチは逆効果となる場合もありますので、状態に応じて行うようにします。

ここでのポイントとしては、『ちょっと痛いけど、我慢できる程度の強さ』という感じでしょうか。

我慢しすぎない程度の痛みで行うのが重要になります。

痛いのを我慢してストレッチを行ってしまうと、肉離れにもつながりやすくなるので、注意する必要があります。

また、股関節の痛みが生じると、腿の内側(内転筋群)の緊張が高くなって筋肉が短くなることがあります。

肉離れを起こしやすいので、無理をしないように少しずつ伸ばすようにしましょう。

3-2 股関節の筋力UP

股関節が痛くなると、人間は自然と無意識の中で、かばって体重をかけないようにしてしまいます。

そうなると、必然的に筋力が低下していきます。

そして、筋力が低下すると体重を支えきれなくなって、股関節に負荷が加わり、さらに痛みが悪化するといった悪循環を生じてしまいます。

なので、股関節への体重負荷が少ない状態で筋トレを行うとよいでしょう。

横向きになって、足を上げることで、弱くなりがちな股関節の外転筋(お尻の外側の筋肉)をトレーニングすることができます。

歩く、立つときに一番力が加わる箇所であり、重要な筋肉になります。

仰向けで腰を持ち上げる運動は、股関節の伸展の運動となります。

片足を浮かせて、もう一方の足だけで腰を持ち上げればさらに負荷を高めた運動ができます。

お尻の大きな筋肉です。これも姿勢を保つ為に重要な働きをしています。

仰向けで足を上げる運動は、大腿四頭筋(太ももの筋肉)の訓練としてよく用いられますが、股関節の屈筋(腸腰筋など:曲げる動作)のトレーニングにもなります。

股関節が痛くなると、大腿四頭筋も弱りやすいので、この運動を行うといいでしょう。

3-3 股関節に負荷をかけ過ぎないようにする為の日常生活動作の獲得

立つ、歩くなど生活しているだけで、股関節には大きな負荷がかかっています。

なので、股関節に負担をかけ過ぎないような日常生活を送ることもポイントとなります。

下記にいくつかご紹介していきます。

①歩く距離を短くする。無理をしない。

歩行は身体全体にとっては良いことなのですが、股関節にとっては負担となる場合があります。

歩行距離が長くなりすぎて、無理をしないように注意しましょう。

自分の能力以上の負荷が加わってしまうと、痛めやすいので。

  • どれくらい歩いたら股関節が痛くなりやすいのか?
  • どれくらい立っていたら、股関節が痛くなりやすいのか?

などと。

自分の基準を作って知っておく事は重要だと思います。

また、階段の昇り降りも負担となりますので、利用できる場合はエレベーターやエスカレーターを使用しましょう。

②杖を使用する

例えば、基本的には、左股関節が痛い場合、杖は右手で持ちます。

すでに痛みが出ている方は、杖を使用するのもありでしょう。

一般的なT字杖でよいです。

で、基本的には杖を握るのは、痛い足の反対側の手です。

ただし、持ちやすい方で、股関節の痛みが楽になるのであれば、どちらでもいいでしょう。

また、歩くときは杖と痛い側の足を同時に地面につけるようにしてください。

そうして、杖を使用する事で、股関節への負担を減らす努力をしましょう。

最近はおしゃれな杖もありますので、ファッションアイテムとしてみるのも、使用への抵抗を少なくする良い方法かもしれませんね。

③ 減量する

股関節は体重を支えるので、やはり体重を減らす事は効果的になります。

標準体重の方は、無理に痩せる必要はないでしょう。

で、体重を減らすために歩いたり、走ったりと運動をして減量をしようとすると、股関節に負担をかけてしまい、逆効果になってしまう場合もあるでしょう。

なので、まずは食事のコントロールで減量を行うのがいいでしょう。

そして、運動を併用する場合は、プールでのエクササイズや固定自転車といった、股関節に負担が少ない方法で行うといいでしょう。

理学療法士イワモト
※理学療法士 イワモトの意見・想い※

股関節が痛い方、膝が痛い方などもそうですが、治療のために通院される方がいらっしゃいます。

電気治療やリハビリでの運動療法など、内容は様々ですが、治療の場を病院に求める方は少なくありません。

確かにレントゲンでの状態確認など、専門的な場面では定期的な医師による診察が必要です。

しかし、それ以外のリハビリのための通院はどうでしょう。

痛い思いをして、歩いて駅まで、バス停まで移動しての通院。

病院に来ていただくことは、確かに良い側面もありますが、関節にとってはマイナスになっていることもあります。

無理して通院しないほうがいいんじゃないかなあ…そんな思いがよぎるときがあります。外来患者さんの担当をさせていただいているときに感じるジレンマです。

ある患者さんは、リハビリ通院途中に交通事故に遭いました。

自転車同士の衝突だったので、大事には至りませんでしたが、無理な通院にも原因があったのではと考えると、さらにジレンマは深まります。

変形性股関節症など関節の破壊が生じている場合では、関節に負担をかけないことが大切です。

病院でしっかりと指導を受けて、日常生活動作の工夫や自分でできる筋トレ、ストレッチなどを行うことも可能です。

必要以上の無理な通院は、逆効果となる場合もあることを覚えておいていただけたらと感じます。

4 まとめ 

股関節の痛みは、関節に原因がある場合とそうでない場合があります。

多くは、変形性股関節症など関節に問題がある場合ですが、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによって起こる坐骨神経痛が原因となっていることもあります。

股関節は重要な機能を担い、またそのために大きな力がかかる関節です。

負担がかかり過ぎることによって痛みを発症することがあるのです。

股関節痛の予防改善のためには、股関節の柔軟性や筋力のアップ、股関節に負担のかかりにくい日常生活動作などを行うことが大切です。

股関節に無理をかけないようにしながら、長持ちさせるように過ごしていただければと思います。

この記事があなたの役に少しでも立てばうれしいです。

本日も最後までありがとうございました。

執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林
※ 編集を終えて・最後に ※

股関節が痛くなると辛いですよね・・・

歩くのも嫌になるし、でも歩かなきゃ動けないし・・・

ホントなんとも言えませんよね。

で、股関節の痛みの原因って、複合的に絡みあっている可能性があります。

股関節の筋肉に原因があって、さらに坐骨神経痛から起因する痛みも生じている。

みたいな・・・・。

そうなってくると、この股関節の筋肉と坐骨神経痛の二つの要素を解決させなくてはいけません。

そして、この状態を見極める事ができるかどうか?

というのが大切になってくるわけです。

でも、普通わかりませんよね。

なので、ここまでくると、専門家の領域なので任せればいいのです。

医者や接骨院やリハビリ施設などなど。

ある一定の国家資格を保有した治療家に尋ねるのがいいでしょう。

そして、その治療家の治療方針の元、まずは治療を受ける。

という流れがいいと思うのです。

どんな治療方法でも良くなる可能性はあるでしょう。

この考えを少しだけでも、持って欲しいと思います。

では、本日も最後までありがとうございました。

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