骨折はリハビリが大事!何故かを理学療法士が考察

骨折はリハビリが重要

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

では、宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


理学療法士イワモト
皆様こんにちは。

mamotteライター理学療法士のイワモトです。

「不運にも骨折してしまった!!」

「骨折したら、早めにリハビリは必要なのか??」

「骨がつながってないのに早くからリハビリしても大丈夫なの?」

と思う人もいるでしょう。

骨折の時は、早めにリハビリを行うのが良いとされています。

理学療法士平林
骨折って辛いですよね。

骨折は部位によって、治りの速さも違ってきます。

1か月~3カ月くらいで良くなるケースが多いです。

基本的には、固定が大切になりますが。

動かせる様になったら、すぐに動かすのがいいでしょう。

今回は、その【骨折とリハビリ】について理学療法士の視点を盛り込んで語ります。

この記事を読めば、

◎ 骨折は早めのリハビリが大切である。という事がわかる

といったメリットがあります。

最後まで読んで、骨折に負けない知識をもってほしいと思います。

では、本日もよろしくお願いいたします。

1 骨折のリハビリは、早期からやるのが良いのか?

そもそも、なぜ、骨折は早めにやるのがいいのでしょうか?

という事を話していきます。

1-1 痛みが落ち着いたら、すぐリハビリをするべき

まずリハビリの基本的な考え方(骨折に限らず)なのですが、可能な限り早くから行うことがよいとされています。

骨折は多くの場合激しい痛みを伴いますから、骨折直後からリハビリが行えるわけではありません。

激しい痛みが落ち着いてからとなります(多少の痛みがあっても行うことはあります)。

早期に行うことで、筋力の低下、拘縮(こうしゅく:関節が固くなる)、身体機能・能力の低下を最小限に抑えることができます。

特に高齢者では短期の臥床によって大幅に身体機能が低下してしまいます。

リハビリを早めに行うことで、早期の社会復帰やスポーツ復帰が可能となります。

骨がつながっていないのに大丈夫?という疑問もあると思います。

病院でのリハビリは医師の処方の下、理学療法士などの資格を持った者が実施しています。

骨折部位に影響のない部分から訓練を行い、また骨折した部位に負担がかからない方法(プログラム)を検討して実施します。

例えば上下肢の骨折であれば、腹筋の筋力強化を行ったり、健側(骨折してない側)の上下肢の筋力強化を行ったりします。

早期のリハビリで骨癒合(こつゆごう:骨がつながること)が悪くなることはありませんのでご安心ください。

近年、骨折に対しての手術療法が増えたため、さらに早期からのリハビリが行いやすくなっています(早期歩行訓練など)。

病院でのリハビリではなく、自宅などで、ご自身で行う場合は骨折部位の固定が外れるまでは無理をせず骨折部位に関係のない部分の筋トレなどを行いましょう。

骨癒合が完成してから骨折部位付近の関節の運動、筋トレを行うと安全です。

医師の指示を守るようにしましょう。

1-2 痛みが引かない場合は、無理してはいけない

痛みは生体からのシグナルです。

本来痛みのある場所を保護するためのものですから、これに反して無理をすると、骨癒合の妨げとなる場合があります。

したがって、リハビリでは骨折部位に痛みが出るような訓練はやめましょう。

場合によっては多少の痛みがある時期に開始することがありますが、痛みのある部位がさらに痛くなるような内容の訓練は行わず、痛みのない部位だけに限定して行うなどの配慮をします。

自宅で行う場合は、痛みを我慢してまで早くリハビリを行う必要はありません。

痛みが引いてから行いましょう。

痛み止めを使用して、無理なリハビリをすると逆効果です。

2 骨折の部位によって、リハビリの時期は変わる

骨折の部位や手術の有無によってリハビリ開始の時期や必要な期間は異なります。

保存的療法(手術を行わない)を行う場合、骨癒合のための固定期間が必要なためリハビリ開始時期が遅くなる傾向があります。

骨癒合するまでに6週間から12週間、平均して8週間程度かかります(定期的にレントゲン撮影を行って医師が骨癒合の状態を確認します)。

骨癒合が完成すると骨折部位にもある程度大きな力をかけることができるようになります。

スポーツ復帰など高いパフォーマンスが発揮できるようになるためには6カ月から1年ほどかかる場合もあります。

とにかく骨折のリハビリは忍耐が必要です(特に骨癒合まで)。

3 固定装具の効果について

骨折後の固定用装具として体幹装具、上肢装具、下肢装具などがあります。

骨折部位を固定して変形治癒を防ぎ、正常な骨癒合を促します。

装具の固定効果は完全ではありません。

装具を装着していても、装具の内部で骨は若干動きますので注意が必要です。

3-1 どのくらい使用するべきか?

装具の使用期間は原則として医師が決定します。

目安としてはおおよそ骨癒合が完成するまでです。

平均的には8週間程度が多いでしょう。

手術を行って金属のプレートなどで骨折部位を固定している場合は、外固定(装具固定など)を行わないか、外固定を行う場合でも保存療法を行う場合に比べて期間が短くなるのが普通です。

骨折の程度や状態、骨折部位によっても違ってきます。

長期の場合、12週程度固定が必要になる場合もあります。

3-2 依存してはいけない

装具などで外部から固定する場合、骨折部位に近い関節まで動かないように固定することがあります。

関節を動かすことで骨折部位に力がかからないようにするためです。

このため、装具で長期間固定しすぎると、骨折部位の近くの関節に拘縮を生じたり、筋力低下を起こしたりしやすくなります。

装具を装着していると安心感があったり、痛みが軽減されたりするなどの効果があるため、必要以上に装具を使用してしまう場合があります。

基本的に医師から装具を外す指示が出た場合、その後使用する必要はありません。

装具に依存しすぎることなく、リハビリを進めることが大切です。

また装具の固定効果は100%ではありません(骨は装具の中で動きます)ので、骨癒合までに無理をしすぎると骨癒合が障害されることがあります。

装具をしていれば安心と思わないようにしてください(補助的なものです)。

4 痛みを我慢して行うのは逆効果な場合も・・・!

で、痛みがある場合は、無理やりリハビリをするのはやめましょう。

悪化する可能性もあります。

4-1 良くなったという錯覚に陥る

リハビリには痛みがつきものだとか、痛いのを我慢してやれば早く治るなどというイメージをもたれている場合があります。

そのようなイメージを持った方は、痛みを我慢して行うことで、良くなったと錯覚することがあります。

しかし、これは間違いです。

骨折の治療にはある一定の期間が必要で、痛みを我慢してリハビリをすれば早く治るという性質のものではありません。

リハビリでは積極的に痛みを出してまで行うことは通常ありません。

4-2 痛みをがまんしても、悪化するだけかも・・・

特に骨折部位に痛みが出ている場合、この痛みを我慢して無理にリハビリ(すでにこの時点で本来のリハビリではありませんが…)を行うことは逆効果になります。

骨折部位に無理な力がかかり、遷延癒合(せんえんゆごう:骨がなかなかつながらない状態)の状態となり、最悪の場合、偽関節(ぎかんせつ:骨がつながらず関節のようになってしまう)となってしまいます。

偽関節になると骨移植を伴った手術の実施や、それでも骨癒合が完成しない場合「切断」となる場合もあります。

骨折の場合、無理をしない方が結果的に骨のつながる確率は高くなるのです。

理学療法士 イワモト
※ 理学療法士 イワモトの意見・考え ※

骨折のリハビリは成功すれば早い社会復帰が得られますが、無理をすれば偽関節を生じるという本末転倒の事態となります。

骨折のリハビリはプログラムの作成においてセンスが要求されます。

この運動(訓練)を行ったら、骨折部位にどのような力がかかるかを物理的に検討しながら訓練内容を決定する必要があります。

例えば脛骨(けいこつ:すねの骨)の中間が骨折している場合に、足首におもりを巻き付けて脚の上げ下ろしの運動は適さないわけです(せん断応力、つまり骨が折れる方向に力が働く)。

骨折部位への適度な圧縮応力(骨と骨を押し付ける力)は骨癒合に良いとされています。

しかし純粋な圧縮応力を得ることが難しいため、骨癒合がある程度完成する前に体重をかけすぎると、せん断応力による悪影響で骨癒合が障害されてしまいます。

手術でプレート固定等されている場合はさらに判断が難しく、固定の具合(スクリューの締まり具合、骨の強度など)でかけられる力も変わってきます。

また、骨折の部位によっては血流が悪く、骨がつながりにくい場合もあります。

偽関節になる危険性が高いので、さらに慎重にリハビリを進める必要があります。

このようなことがあるため、骨折のリハビリにはセンスが要求されることとなります。

理学療法士などリハビリ専門職はこのセンスもって骨折のリハビリを行っています。

骨折後のリハビリについては、骨癒合に応じた訓練が必要です。

整形外科医師や理学療法士などと連携しておこなっていただければと思います。

5 骨折とリハビリについてのまとめ

今回は骨折のリハビリについてお伝えしました。

リハビリの開始が遅くなると、筋力低下や関節などの拘縮が進行するため、できるだけ早く開始することがすすめられます。

できるだけ早く開始することで、社会復帰、スポーツ復帰を早めることが可能となります。

しかし、骨折は骨癒合にある一定の時間を要します。

無理をして頑張ってもこの時間を短縮することはできません。

特に痛みを我慢して行うと、骨癒合の妨げとなり、偽関節を引き起こすことがありますので注意が必要です。

骨癒合の状態に応じたリハビリを進めていく必要がありますので、医師や理学療法士と連携して行うことが大切です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様のご健康をお祈りいたします。

執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト

追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士平林
※ 編集を終えて・最後に ※

  • 骨折するとショックですよね・・・・
  • 動かす事もできないし、痛いし・・・
  • 生活も制限されちゃうし・・・

まぁ、骨折したくてする人なんていないと思いますが。

骨折は基本的には、固定が最優先になるでしょう。

で、少しでも動かせるようになったら、早めに骨折部位を動かしていきましょう。

という考えです。

というのも、やはり、動かなければ、関節が固まってしまうので、可動域制限が起きてしまう。

という可能性があるからです。

なので、早めに動かしましょう。

というのが一番の理由です。

あとは、早めに動かす事で、骨癒合(骨のくっつき)も促されます。

つまり、早めに動かす事で骨癒合もされ、関節可動域の制限もなくなるので。

早めのリハビリは良いことしかないのです。

と言えます。

骨折したら、動かせるようになったら、早めに動かしましょう(^^)/

本日も最後までありがとうございました。

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mamotte運営管理者で理学療法士の平林です。 このサイトはPT・OT・STのリハビリテーションの専門家のみが監修しており。リハビリのプロの視点から【正しい情報や知識を伝える】事をモットーにしています。 医療は、あらゆる情報が飛び交っており、情報過多の状態です。その中で信憑性があって、信頼できる情報はどれくらいあるのか?甚だ、疑問を感じる事でしょう。そこで、当サイトは、リハビリのプロの視点からのみで作成した内容にする事で、【正しい情報や知識を伝えてきたい】と願っています。このサイトを通じて、あなたの体の症状の悩みが解決できたら嬉しい限りです。 少しでもこのサイトがあなたの力になれるように精進していきたいと想っております。 よろしくお願いいたします。

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