肩こりが酷くて、どうしようもないくらい辛い・・・・このような悩みをお持ちではないでしょうか。
- 座っているだけで肩が凝る、張る
- デスクワークなので、常に肩が重く感じる
- 首、背中の周囲がなんかもやもやする
- 肩甲骨周囲がだるくて、辛い、気持ち悪い感覚がある
など、こういった辛い状態を我慢していませんか?肩や首回りの症状ででお悩みの方は多いと思います。
肩・首が凝って頭痛や吐き気、気持ち悪くなる事もあり、あらゆる症状に影響するのが、肩こりです。


この肩こりは、原因が複数絡み合って出現している事も珍しくなく。
治療して、改善するまでに時間がかかる場合もあるでしょう。
そんな中で、この肩こりを早く治したい!!と思うのは当然かと思います。
実際に肩こりを感じた場合は、どこに受診・治療してもらうのがいいのでしょうか?
病院・整体・整骨院・針・マッサージ店など治してくれそうな治療施設は沢山あるでしょう。
その中で、肩こりを完全に治す為には理学療法士である私個人的には、まずは、病院に行くのがBSETだと思っています。
まず、最初に行うべきなのが、病院で受診する事だと思うのです。
そこで、今回は、【肩こりを治す為には病院が良いのか?】というテーマについて話していきたいと思います。
この記事を読めば、
といった2点のメリットがあります。 |
肩こりでお悩みのあなたには必見の内容にしています。
では、本日も宜しくお願いいたします。
※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。
内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。
学んできた経験があります。
ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。
しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。
ですので、この記事の内容が絶対正しい。
とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。
というように捉えてほしいと思います。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
是非、宜しくお願いいたします。
目次
1 肩こりで病院に行くのは効果はあるのか?

まず、肩こりの場合に病院を受診する事については、効果的だと思います。
健康保険も適用されて、通常の受診と同様に診察を受けることができます。
なので、一先ず、病院で検査をしてある程度の治療方針を決める方がいいでしょう。
一先ず、整形外科に受診をして、検査を受けるのがいいでしょう。
そして、原因を突き詰める。
という流れが自然かなと思います。
肩こりの症状には別の病気が隠されていることもあるので、整形外科でも原因がわからなければ、内科や他の科に受診するのが良いとも言えます。
2 肩こりは何科にいくべきか?

では、肩こりの場合はどの科で診てもらうのがいいでしょうか?
肩こりの症状によって、原因がいくつか考えられるので。
症状の出方と診察科についてお伝えしていきたいと思います。
2-1 整形外科の場合
まず一般的な肩こりの場合は整形外科が良いでしょう。
ここが第一選択肢となります。
整形外科というと骨折や捻挫などのけがをイメージしますが、運動器(骨や筋など)一般の診察も行います。
肩こりは筋や関節に症状が出ることが多いので、整形外科の対象となるでしょう。
一先ず、整形外科領域で治療を行う事で様子を見る事が第一選択と言っていいと思います。
そして、それでも改善しない場合に他の原因を疑い、次の科を受診する。といった流れがいいでしょう。
受診して、整形外科領域ではない原因が見つかった場合は紹介してもらえるのでこれがまた、安心になるのです。
【症状の特徴など】
首や肩、背中の筋のこった感じ、張った感じ、痛みなどの症状が主です。
筋をリラックスさせる薬や、痛みが強い場合は鎮痛薬などが処方されたり、リハビリテーションの適応であれば処方されたりすることがあります。
2-2 神経内科の場合
神経内科はあまりなじみのない科かもしれませんね。
この科では、脳、脊髄などの神経系や筋などの病気を扱います。
特に神経・筋にかかわる難病などが専門です。
筋ジストロフィー、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などが例です。
【症状の特徴など】
肩こりの症状だけでなく、めまいやしびれ、手のふるえなどの症状が出ているときは神経系の異常がある可能性があります。
神経内科で脳、脊髄などの検査を受けておくと安心です。
神経内科的な疾患が見つかれば、病気に応じた治療が開始されます。
特に問題がなければ他の科を紹介してもらえると思います(神経内科で痛み止めなどが処方されることもあります)。
神経内科は比較的大きな病院にありますので、事前に調べていきましょう。
2-3 脳神経外科の場合
脳神経外科は主に脳にかかわる手術を行いますが、その他にも手術の必要のない脳梗塞や脊髄疾患なども扱います。
具体的には、脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血、脳挫傷、脳腫瘍などです。
【症状の特徴など】
肩こりに激しい頭痛や吐き気を伴っている場合は脳に異常が生じている場合があります。
頭部のCTやMRI検査などを行い、異常がないか確認します。
通常の肩こりでも頭痛をともなうことがありますが、痛みがひどい場合は一度脳神経外科を受診しておくと安心です。
異常がなければ他の科を紹介されるかもしれませんが、そのまま脳神経外科で頭痛の治療(痛み止めなどの処方)をする可能性もあります。
2-4 心療内科の場合
心療内科は主に心身症を扱う科です。
精神科との違いが分かりにくいかもしれませんが、精神科は主に病的な精神を扱います(うつ病、統合失調症など)。
心療内科で扱う心身症とは、精神的、社会的な要因で起こる身体の障害です。
例えば、心臓は悪くないのに動悸がする、胃腸に病気はないのにお腹が痛くなる、便秘するなどの症状が出ているが、原因は精神的なストレスだった。
このように精神的なストレスなどから起こる身体の不調は心療内科で扱います。
肩こりも精神的なストレスによって生じることがあります。
【症状の特徴など】
以前肩こりの症状はなかったのに、環境が変わってから肩こりが始まったり、仕事でのストレスの上昇に伴って肩こりが起き始めたりした場合などは、精神的な原因も考えられます。
このような場合は精神安定剤や睡眠を改善させる薬などが処方されることがあります。
3 肩こりの緩和の為にするべきこと

神経疾患などが原因の場合は専門的な治療が必要となりますが、一般的な肩こりの場合は肩こりの緩和法がありますので、試してみると良いでしょう。
主なものをご紹介します。
3-1【ストレッチ】
肩がこっているときは、肩周囲の筋が緊張(力が入っている状態)し続けている状態となっています。
触ると固く、張ったような状態です。
この状態が続くと痛みが出たり、筋の柔軟性が低下したりしてきます。
時々ストレッチを行うことで、筋を伸ばし、緊張を下げ、柔軟性を改善させることができます。
二次的に血流もよくなりますので、さらに肩こりの改善に効果的です。
伸ばした状態で数十秒保持する静的なストレッチや関節を動かしながら行う動的なストレッチを組み合わせて行うと良いでしょう。
3-2【筋肉をほぐす】
ほぐすというと、こりかたまったものを柔らかくするというイメージでしょうか。
肩こりが起こると、筋は固くなっていますから、柔らかくしてあげましょう。
ご紹介したストレッチも筋肉をほぐす効果がありますが、その他にマッサージがありますね。
マッサージは心地よく、筋の緊張を下げる効果があります。
あまりにも強いマッサージは、痛みが強く、逆に緊張を上げてしまう恐れがありますので、心地よい程度に行うと良いでしょう。
最近話題のものでは肩甲骨はがしや筋膜リリースなどの手技もあります。
3-3【悪い姿勢をとらない】
悪い姿勢が肩こりの根本的な原因となっている場合があります。
このような場合には、姿勢を改善することで肩こりを治すことができますです。
悪い姿勢は首や肩、背中の筋に負担をかけ、肩こりの原因となります。
代表的な悪い姿勢は背中が丸くなって頭が下向きの状態のまま、最近では頭を下に向け、スマホなどを長時間使用する機会が増えているので、肩こりの原因の一つとなっています。
胸を張り、頭を上げ、顎を少し引いて、良い姿勢を保つことで肩こりを起こりにくくします。
長時間同じ姿勢でのデスクワーク、スマホなどの使用はよくありませんので途中で体操するなど心掛けましょう。
4 肩こりを怖がる必要はないし、肩こりだと思い込まない方がよい

診察を受け、特に神経系の病気などがなく、一般的な肩こりと診断された場合ですが、肩こりの症状を気にしすぎないことです。
これは、痛みなどの不快な症状すべてに言えることなのですが、症状を気にしすぎることは改善に対してマイナスに働きます。
肩こりを怖がったり、自分はひどい肩こりだなどと思ったりしないことです。
症状を気にし始めると、常に意識が不快な症状に向いてしまい、本来の症状よりも強く不快を感じるようになってしまいます。
症状を無視するようにすると、意外に症状が軽くなって気にならなくなる場合もあります。
肩こりに意識を向ける癖をなくすように、気になり始めたら他のことを考えるような癖をつけましょう。
認知療法的な考え方になります。
5 肩こりの体験談・経験談

肩こりを持っている方は多いのですが、特に症状が重い方に接する機会がありました。
紹介したいと思います。

当初、頭痛や吐き気を伴うようなひどい肩こりでしたが、きっかけは交通事故による「むち打ち」がきっかけになっていたようでした。
このような方を複数例経験しましたので、むち打ちがきっかけとなって慢性の肩こりとなってしまうこともあるようです。
むち打ちは検査しても異常が見つからないことが多いのですが、不快な症状が残ることがあります。
過度な安静や治療に対する依存が症状を長引かせることもあるようで、必要以上に安静や治療をしないほうが予後がよいという報告もあります。
症状を気にしすぎず日常生活を送る方が良いようです。
※ 理学療法士 イワモトからのアドバイス ※
肩こりで病院での診察を受けると特に異常はないとして根本的治療がなされないことがあります。(診断名がつかない場合は、リハビリテーションを行うことも困難となります)
原因が分からないのですから仕方がないことではあります。
しかし患者さん側としてみればどうにかしてもらいたいわけですから、別の病院へ行ったり、病院以外の治療施設へ行ったりすることもあるでしょう。
このような時、まず試していただきたいのは、自分でできるストレッチや日常生活の改善(姿勢など)です。
姿勢を良くして、自分にあった運動(ストレッチ、肩こり体操、水泳、ウォーキングなど)を見つけると、かなり改善を期待できます。
慢性肩こりは治らない、持病だからという考え方をやめて、運動したり、姿勢を改善したりすればよくなるものだと考えを変えることが大切です。
特に長年肩こりの人は、肩こりは治らないものだと思い込んでいる場合があると思いますので、まずここから直して(治して)行きましょう。
姿勢の改善と運動を行うことで想像以上の効果があることを実感できると思います。
6 まとめ
今回は肩こりと病院についてお伝えしました。
ひどい肩こりや突然起きた肩こりの症状には、別の病気が隠れていることもあります。
気になる症状がある場合は一度病院で検査を受けてみることをおすすめします。
特に異常が見つからなかった場合は、姿勢の改善と運動を実践してみてください。
肩こりを治すのは時間はかかるかもしれませんが、必ず軽減させる事は可能です。
まずはやってみることです。
きっと効果を感じられるでしょう。
今回の話もあなたの力になれたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆様のご健康をお祈りいたします。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※
肩こりは、病院で治す事が可能です。
症状の重さは人それぞれであるので、早く治る人もいるし、長引く人もいるでしょう。
その中で肩こりを治す為に行動をし続けられる人が肩こりからおさらばできるのだと思っています。
諦めずに、肩こりを治す為の努力を継続できたらいいですね。
あなたの肩こりが改善するのを応援しています。


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mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
肩こりって辛いですよね・・・
ホントにどうにかしたい物です。私も良く肩こりになります。