くも膜下出血の予防や前兆を知ろう!リハビリのプロが紹介

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いないと思います。

その中で、解釈は人それぞれなので、参考として読んでほしいです。

宜しくお願いいたします。

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こんにちわ。

東北の被災地を守る三児のママ、mamotteライターの理学療法士イシイです。

あなたは、くも膜下出血っていう言葉を聞いた事がありますか?

くも膜下出血は、誰にでも起こる可能性がある一般的な症状になりつつあります。

あなたは、クモ膜下出血ときいて何を思いますか?

  • 一体どんな症状なのか?
  • 原因はなんのか?
  • 対策や予防はどうすればいいのか?

など。

このように思いませんか?

感じる事ではないでしょうか。

この記事では、くも膜下出血についてまとめてみました。

きっと、あなたの役に立つ内容のはずです。

是非、参考にしてください。

1 くも膜下出血ってなに?

くも膜下出血は、脳の病気の中でも、生命に大きな影響を及ぼす病気と言われています。

脳の表面は、軟膜くも膜硬膜という3層構造で出来ており、くも膜と軟膜の間の空洞部、くも膜下腔に出血がある状態をくも膜下出血といいます。

くも膜下には、脳の栄養血管である動脈が走り、保護液でもある脳脊髄液が循環しています。

一部の血管は、脳の内部まで貫き、栄養を送る働きを担っています。

なので、

くも膜が出血してしまうと、一部の脳に栄養を送る事ができなくなってしまいます。

脳に栄養が滞ってしまう事から生命にも危険を及ぼしてしまうのです。

さらに、

出血により、くも膜下に流れている脳脊髄液に血液が混ざってしまう事も原因です。

脳脊髄液に血液が混ざってしまうと、純粋な栄養を脳に運ぶことができなくなることもいえます。

くも膜下出血のイメージ イラスト

2 くも膜下出血の原因を知りたい

くも膜下出血の原因は、くも膜下にはりめぐらされた脳の栄養血管である動脈が切れることで起こります。

その多くは、脳動脈瘤の破裂によることが最も多く、脳動静脈奇形からの出血や、事故・転倒などによる頭部外傷などがあります。

2-1 脳動脈瘤の破裂が原因

脳動脈瘤とは、脳の血管の一部が膨らんでしまい、コブのようなふくらみになる事を言います。

血管異常や高血圧が影響して発生するとされており、40~50代に多いとされています。

膨らんでしまった部分の血管は引き伸ばされ、薄く、弱くなってしまうことで、破裂しやすい状態であり。

くも膜下出血を発症した人の約8~9割が動脈瘤の破裂が原因とされています。

くも膜の破裂によりくも膜に接している空間に大量の血液が流れ込むため、頭蓋内の圧力が急激に上昇し、激しい頭痛や悪心、嘔吐、意識障害などの症状が現れます。

頭蓋内圧の上昇により、周りの脳組織が圧迫され、脳と脊髄がつながる部分の脳幹を圧迫してしまうと生命にかかわる問題となってきます。

2-1-1 脳動脈瘤ってなに?

脳動脈瘤は、脳の血管にできるコブの事を言います。

その原因は明確ではありませんが、遺伝的な要素や先天的な影響が大きいと言われています。

人口の1~3%の人が、脳動脈瘤を有しているとされていますが、このコブが大きくなると破裂の危険があり、注意が必要です。

しかし、

脳動脈瘤を有している人のうち、くも膜下出血を発症する人は、それほど多いわけではありません。

脳動脈瘤のイメージ イラスト

2-2 脳動静脈奇形の出血が原因

脳の血管の発生異常によって正常ではない血管の形をとっているのが脳動静脈奇形です。

そのため、脳動静脈奇形は正常な血管を持つ人に比べ破裂などで出血しやすい状態にあります。

発症する時期としては、若年者(30代)が多いとされています。

多くは、今までに経験したことのないような突然の激しい頭痛が起こります。

また、

吐き気や嘔吐、意識障害などの症状が現れ、その症状は様々で、最悪の場合死に至るケースもあります。

2-2-1 脳動静脈奇形ってなに?

脳動脈奇形とは、脳血管が形成される妊娠初期の胎児の異常により、毛細血管が作られず、動脈と静脈が直接つながってしまう先天性の病気です。

脳を栄養する血液は、動脈→毛細血管→静脈の順番で流れますが、毛細血管がないため、高い圧力のまま直接静脈へ血液が流れ込み、異常な血管の塊を少しずつ大きくすることがあります。

脳動脈奇形の血管は壁が弱く破れやすいため、脳出血やくも膜下出血を起こす可能性が高くなります。

毛細血管を通過しない血液は、脳との間で酸素や栄養、老廃物や二酸化炭素の交換ができないため、脳が正常に働けなくなることもあります。

3 くも膜下出血の4つの代表的な症状

では、これより、くも膜下出血の代表的な4つの症状を紹介していきます。

【激しい頭痛】

ほとんどの方が、出血した瞬間に、バットで殴られたような激しい頭痛を感じます。

これは、脳の保護膜の一部が痛みを感じる働きを持っており、くも膜下に広がる出血が保護膜を刺激するためです。

【吐き気、嘔吐】

頭痛と一緒に激しい吐き気に襲われたり、嘔吐することもあります。

【首が動かない】

首から脳へ続く動脈が破裂した場合、頸の後ろ(うなじ)が凝る、いわゆる髄膜刺激症状が起こり、首が固まって下を向く事が出来なかったり、首の硬直がおこります。

【突然の意識消失】

出血の量が多い場合は、発症後すぐに突然の意識消失が起こります。

重症の場合は、病院に付く前に亡くなってしまう方もいます。

理学療法士 イシイ

くも膜下出血は、出血の程度にもよりますが、重症の場合は死に至る症状です。

今までに経験したことがないような激しい頭痛が突然起こった場合は、ただちに脳神経外科の専門医のいる病院を受診しましょう。

軽い頭痛であっても、念のために受診するようにする方がいいでしょう。

4 くも膜下出血の知っておくべき4つの前兆

くも膜下出血は、何の前触れもなく発症時に症状が現れるとされているため、突然死としても有名な病気でもあります。

しかし、

脳動脈瘤や脳静脈奇形により脳神経や脳組織が圧迫されるため、発症の数日前から下記のような初期症状がみられることがあります。

①【突然の軽い頭痛】

少量の出血が動脈瘤により生じることで現れる症状の一つで、動脈瘤が神経を圧迫することで頭痛が発生します。

②【突然まぶたが下がったりする】

③【物が二つに見えたりする】

出血する場所によっては、目に異常が出ることがあります。

脳と目は、直接神経で繋がっているため、くも膜下出血の影響が出る可能性は高いです。

まぶたが下がる、物が二重に見える、片目だけ異常に視力が低下する、痛みが発生するなど。

自覚症状だけでなく、周囲の人でも気付けるサインがあります。

④【血圧の激しい上下】

くも膜下出血を発症する数日前から、血圧が普段よりも低くなったり高くなったりと値が乱れることがあります。

しかし、毎日血圧を測定している場合は変化に気付きやすいですが、そうでない人も多いので前兆としては気付きにくいものでもあります。

5 くも膜下出血の進み具合

これより、進行具合について話していきます。

① 初めての出血

脳に大きなダメージを与える

【脳への圧迫や脳内への出血が生じる】

くも膜下出血が起こると、血液が脳を圧迫して、脳組織が破壊されてしまいます。

さらに、脳実質の中に出血を起こす脳内出血を伴うこともあり、手足の麻痺や、言語障害を伴う場合もあります。

【脳を浮かべる水(脳脊髄液)の循環障害が起こる】

くも膜と脳との間(くも膜下)には、脳の栄養血管である動脈が走り、保護液でもある脳脊髄液が循環しています。

くも膜下出血がおこると、脳脊髄液に血液が混ざり、頭蓋内圧が上がります。

頭蓋内圧が上がる事で、血液が抹消にいかなくなり、虚血状態に陥ります。

⇒脳脊髄液とはなにか?

くも膜下腔には、脳脊髄液が常に150ml程度あり、脳が脳脊髄液の中にぷかぷか浮かんだ状態になっています。

【呼吸や心臓への影響が強くなる】

重症のくも膜下出血の場合には、呼吸が苦しくなったり止まってしまったり、あるいは危険な不整脈を伴ってしまうこともあります。

脳には、脳幹という呼吸や循環機能を司る部署があり、出血による脳浮腫が脳実質によるヘルニアを引き起こし、心配停止に至ることもあります。

これらの症状は前触れのないのが一般的で、突然死の原因になるたいへん恐ろしい病気です。

理学療法士 イシイ
 理学療法士 イシイからの ワンポイント

くも膜下出血は緊急を要する病気で、放置すると再出血を起こし、最悪の事態になりかねません。

出血が始まったら、少しでも早く進行を止める事が何よりも大切となります。

経験したことがない強烈な頭痛におそわれたら、迷わず救急車を呼びましょう。

軽い前兆症状は、しばらくすると治まることもありますが、数日後に大きな発作が起きる例も少なくありません。

原因が思い当たらない場合は、早めの受診が予防へつながります。 

② 脳動脈瘤の再破裂(再出血)

脳動脈瘤は、破裂すると一度は出血が止まりますが、二度三度と破裂を繰り返す危険性が高い病気です

【かさぶたのように仮としてふさがっている孔(あな)から再出血】

出血が血管の周りに広がると、脳の血管は自動的に収縮して破裂部位からの出血が抑えられ、血栓と呼ばれるかさぶたを張り一時的に止血された状態になります。

しかし、

この止血も一時的で、仮としてふさがった孔(あな)は、何かの拍子に再び破裂する可能性が高く、この場合の死亡率は非常に高率となります。

【初回の出血より程度が強いくなる】

くも膜下出血で一番避けたいのが、再出血です。再出血は、最初の出血に比べて症状が重症化しやすく、障害が残りやすいからです。

最初の出血に比べ、再出血の方が出血量は多く、傷口も大きい傾向があります。

つまり、

最初の出血の時点でいかに治療をするかがとても大切となります。

【初回の出血の24時間以内に起こりやすい】

適切な治療を受けられなかった場合は24時間以内をピークに再出血し、6ヶ月以内に50%で再出血し、10年後に無症状なのは18%のみといわれます

③ 脳血管の萎縮(脳血管攣縮)

脳血管攣縮は、くも膜下出血発症後、約4目から2~3週間の間に起こることが多いとされています。

くも膜下の血腫により、脳の血管が収縮し血液の流れが悪くなる状態をいいます。

脳へ十分な血液がいかなくなることで、意識障害や手足の麻痺、言語障害など様々な障害が出現する可能性があります。

脳血管攣縮の程度も様々で、症状の無い人もいれば、脳梗塞や脳死に至る場合もあります。

【脳血管の萎縮から脳梗塞が生じる事もある】

くも膜下出血を発症し、脳の血管が傷つくと、人間の身体はこれ以上血液が漏れないようにするため自然と血管の壁を収縮させます。

この防御機能が脳で起こることで、血管の萎縮が起こり、必要な組織に血液が運ばれなくなります。

そして、結果的に脳梗塞を発症してしまう可能性もあるのです。

6 くも膜下出血の後遺症について

くも膜下出血は、出血部位や量、発症後から治療に至るまでの時間などに応じて、下記のように症状や後遺症も様々です。

  • 意識障害
  • 運動麻痺
  •  感覚障害
  •  言語障害
  •  嚥下障害
  •  高次脳機能障害
  •  視野障害
  •  排泄障害

7 くも膜下出血の予防について

くも膜下出血の危険因子として、喫煙高血圧総コレステロールの上昇などが挙げられます。

喫煙による人体への悪影響は多く報告されており、中でも脳血管への影響は強く、禁煙を心がけたほうが良いとされています。

高血圧は、脳の血管にかかる圧力が強いため、血管破裂のリスクも高まるとされています。

コレステロール値の上昇は高血圧や動脈硬化を引き起こす原因となり、脳血管障害とは深い関係があります。

その他にも、飲酒や肥満、糖尿病などもリスクとして挙げられ、生活習慣の改善はとても重要な予防法であると言えます。

8 くも膜下出血の予後

くも膜下出血の予後は、発症時の意識状態や出血の量などによって変わります。

昏睡状態で運ばれてきた場合は、かなりの重症であり、助かる見込みも少なくなってしまいます。

意識もあり麻痺なども無い場合は、手術で回復をすることも多くあります。

また、発症時の年齢によっても予後は大きく変わってきます。

若い年齢で発症した場合は、手術後の回復も早いです。

高齢になってから発症した場合は、亡くなる可能性も高くなり、退院後も日常生活全般に介助が必要となる場合が多くあります。

9 まとめ

今や脳卒中は、日本人の死因第四位の致死率の高い病気となっています。

中でも、くも膜下出血による死亡は、脳卒中死亡の10%強にも上ります。

くも膜下出血は、日常での予防対策が大切です。

血圧をきちんとコントロールしたり、塩分の少ない食事や、禁酒・禁煙を心がけるなど、まずは基礎疾患の管理が大切となります。

くも膜下出血についての知識や予防法、前兆症状などを頭に入れ、いざという時にすぐに対応できるようにしておきましょう。


前の記事はこちら ← くも膜下出血と同じく命の危険性がある【脳梗塞】について併せて知っておきましょう。

くも膜下出血と同じ出血性の脳機能問題【脳出血】について → 次の記事はこちら

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mamotte運営管理者で理学療法士の平林です。 このサイトはPT・OT・STのリハビリテーションの専門家のみが監修しており。リハビリのプロの視点から【正しい情報や知識を伝える】事をモットーにしています。 医療は、あらゆる情報が飛び交っており、情報過多の状態です。その中で信憑性があって、信頼できる情報はどれくらいあるのか?甚だ、疑問を感じる事でしょう。そこで、当サイトは、リハビリのプロの視点からのみで作成した内容にする事で、【正しい情報や知識を伝えてきたい】と願っています。このサイトを通じて、あなたの体の症状の悩みが解決できたら嬉しい限りです。 少しでもこのサイトがあなたの力になれるように精進していきたいと想っております。 よろしくお願いいたします。

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