私達は国家資格を取得しており、実際の現場で学んできています。
ですので、信憑性や信頼性は間違いありません。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して欲しいと思います。
で、一番伝えたい事は、【この記事の内容が絶対正しい!!】とは思わないでください。
という事です。
記事の内容は自信を持って提供していますが、医療の世界は個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
ですので、一つの理学療法士の考えである。と捉えて欲しいです。
この記事があなたの役に立てばうれしいです。
では、宜しくお願いいたします。
1 【結論】半身不随になっても仕事復帰はできる
半身不随でも仕事はできます。
というのも、症状の個人差によりますが。
【あなたの症状に合わせて、できる仕事を探す、見つける、適応していく他ありません。】
根性論的な話になってしまいますが、もう、これしかないのです。
できるようになるしかない、もしくは、適応していくしかないのです。
で、リハビリをしていき、できる事が増えていけば、もちろん仕事の内容も増えていくでしょう。
つまり、がんばって、諦めるないでください。
という応援です。
半身不随でも仕事はできる。
もう、応援するしかないんです。
ここでは、僕の想いを伝えさせていただきました。
また、半身不随は、脳梗塞などの脳血管障害が原因で起こることが多くて。
脳梗塞によって起こる半身不随の症状は、一般的に発症直後が最も強く、その後回復する傾向があります。
うまくいけば、数日から2週間程度の内にかなり改善することもあります。
このように半身不随は、回復が望めるものなので、元の仕事に復帰できる可能性もあります。
なので、半身不随となっても、職場復帰の可能性はありますので、あきらめないようにしていただければと思います。
2 しかし、復帰が難しい場合もある
半身不随(病気)が重度の場合では、十分な回復が得られない場合もあって、半身不随が後遺症となることもあります。
このような場合、職種によっては、元の仕事への復帰が難しくなることがあるでしょう。
しかし、すべての仕事への復帰ができないわけでもありません。
部署の異動、転職などによって、自分の能力を活かせる可能性はあると思います。
また、半身不随の原因となる病気の状態は様々で、時に非常に重度の場合があります。
脳の大きな血管が詰まってしまった場合や、脳内での出血が多かった場合などでは、半身不随に加えて、意識障害や重度の高次脳機能障害を伴うこともあります。
また、一見半身不随が軽症に見えても(例えば、手足の動きは保たれているなど)、作業に集中できないとか、計画通りに実行することができないなどの障害が強く出てしまうこともあります。
このような障害が残ってしまうと、半身不随が軽症だとしても、仕事を継続することが困難になってしまうことがあります。
したがって、半身不随においては、その障害の程度や状態によって職業復帰が難しい場合もあるということが言えるのです。
3 半身不随が仕事に与える影響って何がある?
一般的に半身不随は、片側の手足が自由に動かせないことと捉えられていますが、実際には、その他の症状(障害)が併発することが少なくありません。
ここでは、手足の動き以外の症状も含めて、仕事に与える影響についていくつかお伝えします。
〇 手足の動きが悪くなることの影響 ・通勤が難しくなる 状態にもよりますが、半身不随によって歩行障害を生じた場合、駅やバス停までの往復が困難となります。 車椅子利用の場合、さらに困難さが増します。 自家用車による通勤をする場合、改造が必要になることがあります。 ・業務内容によっては困難または不可能な場合がある 両手を使わないとできない作業や、高所でのバランスが必要な仕事などは、半身不随では困難となります。 |
〇 言葉の障害が与える影響 ・コミュニケーションが難しくなる 話すのが難しくなったり、場合によっては言葉を理解することが難しくなったりします。 言葉でのコミュニケーションが必要な仕事においては、大きな問題となり得ます。 |
〇 その他の高次脳機能障害などによる影響 ・注意、集中することが難しくなる 注意力や集中力が低下してしまうことで、正確かつ安全な作業ができなくなることがあります。 自動車の運転などもできなくなります。 ・計画的、継続的に行うことが難しくなる 物事を計画的、継続的に行うことが難しくなるために、作業に時間がかかったり、中断してしまったりすることがあります。 |
以上、いくつかご紹介しましたが、実際の症状と仕事によって、与える影響は様々です。
障害と仕事については、作業療法士などのセラピストが専門とする領域です。
リハビリの過程において、状態に応じた説明を受けることができるでしょう。
4 半身不随に適した仕事を探そう。(一例も紹介)
半身不随を発症する前の仕事に復帰することが困難な場合は、他職種への転職を検討する必要があります。
そこで、ここでは半身不随に適した職場の条件を考えてみましょう。
① 通勤がしやすい 自家用車での通勤が許可され、駐車場は、乗り降りしやすいスペースが確保されているなど。 |
② バリアフリー化されている 移動の必要がある空間において、障害となる段差がないことや、車椅子用のトイレがあるなど。 |
③ 主な作業が片手でできる仕事内容 健側(健康な側)の手を主に使い、麻痺側の手は補助的に使用する程度で可能な仕事。 一般的にはデスクワークが行いやすいが、歩行能力が高い場合は、移動を伴う仕事も可能。 |
④ 障害への理解がある職場 障害を理解して、仕事の内容や環境を整えるという意識を持っている職場。時差出勤や、通院のための時間を確保してくれるなど。 |
以上、ここでは通勤する場合の条件を考えてみましたが、なかなか条件を満たす職場がみつからない場合もあるでしょう。
そのような場合は、在宅ワークも選択肢に入れてみてください。
正社員として働くことが現実的には難しいなどというデメリットはありますが、通勤の必要がないなど、大きなメリットもあります。
近年、インターネットの普及によって、在宅での仕事が行いやすくなりました。
インターネットへの接続さえあれば、障害があっても、また全国どこでも仕事を行えるチャンスがあります。
そこで、具体的な例をいくつかご紹介しておきます。
◎ 在宅ワークの例
- データ入力
- デザイン
- イラスト作成
- ホームページ作成(コーディング)
- 翻訳
- 書き起こし
- ライティング(執筆)
- プログラミング
- コールセンター業務
上記の他にも、多様な在宅ワークが存在します。
自分の能力が発揮できる仕事があるかもしれませんので、一度検索してみていただければと思います。
5 専門の機関に相談してみるのもよい
職業復帰については、専門家に相談するのも良い方法です。
私がおすすめする相談のポイントは2つです。
ポイント① まず、リハビリの担当セラピストに相談することをおすすめします。 リハビリでは、運動能力や高次脳機能障害の有無・程度について評価をします。 したがって、仕事に関する適不適などについてアドバイスを行うことができます。 わかりやすい例を挙げれば、「自動車での通勤は危険である」とか「機械を使う仕事は危険である」などです。 安全性に関わることも多くあるため、最初に相談していただきたいと思います。 |
ポイント② 具体的な求職については、ハローワーク(公共職業安定所)へ相談するとよいでしょう。 ハローワークでは障害を持った方のための求人も確保されています。 特に近年、政府の方針として障害者雇用が促進されていますので、就職の機会が増えています。 ハローワークでの相談に際して、障害者手帳をお持ちの方は、持参したほうが良いでしょう(脳梗塞などで生じた半身不随の場合、通常発症後6か月以降に身障者手帳を申請することが可能です)。 条件が合えば、求職だけでなく職業訓練を受けることも可能です。 また、必要に応じて、障害者就業・生活支援センターなど他機関との連携も行われます。多様な相談に応じてもらえますので、相談されることをおすすめします。 |
6 就業の意欲を絶やさないでほしいな。という想い
近年は、脳梗塞を起こしても重度の半身不随を起こすことが少なくなり、職業復帰についても可能性が高くなったと思います。
以前は、元の仕事に復帰するのは難しいことが多かったという印象があります。
さらに、近年のインターネットの進化によって、働き方も変わってきました。
ネットショップをはじめ、インターネットを介した仕事が多くなってきました。
これは、良いことばかりではありませんが、外出しにくいなどの障害を持った人々にとっては、プラスになったことだと思います。
運動能力的に通勤が困難というばかりでなく、コミュニケーションなどの対人関係に問題がある場合なども、在宅でできるインターネットの仕事は有利になります。
このような働き方を選択肢に入れれば、さらに職業復帰率は高くなると思います。
通勤が難しい場合、また受け入れてくれる会社と巡り合えなかったとしても、就業の意欲を絶やさないことが大切かなぁとも思います。
7 まとめ
今回は、半身不随と仕事復帰についてお伝えしました。
近年の医学の進歩によって、半身不随を起こしても回復する場合があって、元の仕事に復帰できる可能性は高くなりました。
しかし、重度の病気によって生じた半身不随は、後遺症として残る場合もあって、元の仕事に復帰できない場合もあります。
また、半身不随自体は軽症でも、高次脳機能障害の合併によって、職業復帰が困難になることもあります。
職業復帰に当たっては、残された能力や高次脳機能障害の有無などについて客観的にとらえ、自分に適した、安全に行える仕事を選択していただければと思います。
半身不随によって、職業復帰へのすべての道が閉ざされるわけではありませんので、あきらめず可能性を追求することが大切です。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林
障害を持ってしまった方が仕事にどうやって復帰するのか?
というのは、大きな課題です。
生きてい行かなくてはいけないし、そのためには仕事をして、お金を稼がなくてはいけません。
その中で、やはり、体を動かせずらくなってしまった中で、肉体労働はつらいし・・・難しい人が多いでしょう。
そうなると、仕事も限られてくるし・・・。
もちろん、職場復帰できる環境であれば、その方がいいと思います。
しかし、職場にも戻れないといった場合には、僕は、ネットを使った仕事がいいと思っています。
時代は変化してきて。インターネットを使った仕事は、正しくやれば、少しでもお金になります。
実際に、僕の周りでは、インターネットを使った仕事だけで、生活をする人も沢山います。
こういった事実もあるよ。
という事を知ってほしいなあと思います。
本日も最後までありがとうございました。
最新記事 by mamotte (全て見る)
- 体重が引き起こす腰の痛み:肥満が腰痛に及ぼす具体的な影響 - 2024年5月28日
- 腰痛の背後に潜む?専門家が指摘する可能性のある12の病気 - 2022年5月4日
- 腰痛対策!医者に行く前に試すべき生活習慣の見直し方 - 2022年2月17日
mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
半身不随になってしまったら、仕事に復帰できるかどうか、不安になることでしょう。
デスクワークしかできないのだろうか?
仕事に復帰できたとしても、どんな仕事ができるのであろうか・・・?
など、心配は尽きないでしょう。
その中で今回は、半身不随と職場復帰について、考えをお伝えします。
少しでも、半身不随になってしまったあなたの役に立てばうれしいです。
では、本日もよろしくお願いいたします。