パーキンソン病の原因!レビー小体を徹底的に解明した

パーキンソン病とレビー小体について

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、作業療法士の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

では、宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


理学療法士はるまま
こんにちわ。

作業療法士で2児のママ、mamotteライターのはるままです。

今回は、パーキンソン病の原因とも言われる【レビー小体】について徹底的に調べてみました。

あなたは、【レビー小体】を知っていますか?

知らない人の方が多いでしょう。

しかし、医療業界の方であれば、聞いた事があるかもしれません。

パーキンソン病やレビー小体型認知症は、レビー小体が異常発生して、蓄積されてしまう事で発症すると言われています。

このレビー小体について知っておかないと、パーキンソン病とレビー小体型認知症への対応がわからなくなるかもしれません。

そこで、今回は、パーキンソン病の原因とも言われるレビー小体について調べました。

この記事を読めば、

◎ レビー小体について理解が深まり、パーキンソン病やレビー小体型認知症の予防や治療に少しでも役立てる事ができるのではないか。

といった事が言えます。

最後まで読んで、レビー小体について知ってほしいと思います。

是非、参考にしてください。

では、本日もよろしくお願いいたします。

1 レビー小体とは?

レヴィ小体ってなに?

レビー小体とは、主にα-シヌクレインでできた、神経細胞の内部に見られる異常な円形状の構造物のことをさします。

通常では、発生されない物質である。

レビー小体は原因不明に発生する事が知られています。

で、このレビー小体が原因で起こる病状として、パーキンソン病やレビー小体型認知症があげられます。

1-1 レビー小体の原因であるαシヌクレインってなに?

α-シヌクレインは、主として神経組織内にみられる機能不明のアミノ酸140個からなるタンパク質であり、パーキンソン病の原因となるものとされています。

α-シヌクレインが凝集されてしまい。

異常蓄積してしまう事でパーキンソン病に作用してしまう。

とされています。

α-シヌクレインは、主に大脳新皮質、海馬、黒質、視床および小脳に発現するとされています。

その働きとしては、神経伝達物質の調整を行っています。

しかし、その異常な蓄積により、パーキンソン病や多系統萎縮症、レビー小体型認知症を引き起こすといわれています。

1-2 αシヌクレインを減らす方法はあるのか?

残念ながら現段階では、αシヌクレインが蓄積される原因は解明されていません。

なおかつ、減らす方法もわかっていません。

しかし、

αシヌクレインの蓄積からなるとされる病気に対する投薬の研究は日々すすんでいます。

なので、

早期から治療に取り掛かることがとても重要だといわれています。

作業療法士はるまま
*はるままの意見・考え*

ひとくくりに『レビー小体』と言っても、疾患名や種類や症状が異なっており、それぞれ適切とされる対応策や治療方法が違ってきます。

上にあげたように、病気そのもの(レビー小体やαシヌクレイン)を退治する方法は現段階では存在しません。

私が現場で感じる事としても、大切なのは早期発見とその後の進行を少しでも抑えていくことだと思います。

早期に適切な診断とケアプランを立てることで、先を見越して日常生活動作への支援を行うことが可能になるのではないかなと思います。

2 レビー小体はパーキンソン病と認知症を引き起こす

パーキンソン病とレヴィ小体

パーキンソン病の記事でも似たようなことを書きましたが、レビー小体と呼ばれるたんぱく質の異常な蓄積が、パーキンソン病やレビー小体型認知症を引き起こすとされています。

残念ながら、現段階では、その予防法(蓄積を止める方法や蓄積されたものを減らす方法)は解明されておりません。

レビー小体が以上に蓄積することによって、脳内からドーパミンという神経伝達物質を作り出す「黒質ドーパミン神経細胞」が減少します。

これは運動の調和を維持する物質ですのでそれが減少することで、手足の震えや姿勢反射障害などの身体症状が現れるようになります。

また、

大脳皮質にレビー小体が蓄積することで認知症を発症するとされています。

以上の点から、両方の病気の原因は、主に「レビー小体たんぱく質」という物質が脳内に溜まる事であることがわかります。

2-1 レビー小体型認知症はどんな症状がおこるのか?

レビー小体型認知症とは、私たちがよく聞く、『認知症』のくくりの中で、アルツハイマー型認知症に続き2番目に多い認知症と言われています。

レビー小体型認知症の症状として、その時期ごとに分けてみてみます。

【初期】

初期症状としては、便秘、嗅覚異常、うつ症状、レム睡眠行動障害が現れることが多いといわれています。

そのあと、段取りの悪さ、物忘れ、立ちくらみ(起立性低血圧)が出現してくるようになります。

さらに

  1. 日内変動
  2. 幻視
  3. パーキンソン病症状

の3つの症状が現れます。

しかし、

この時期では認知機能は比較的保たれている場合が多いです。

見当識(日時や場所)の理解も保たれており、他人と話を合わせることや、家族の前の自分/他人の前での自分を分けることも可能です。

また物忘れも軽い程度のことが多いです。

そのため、周囲の人は病気に気付かないケースが非常に多いです。

一方、幻視や錯視の訴えは増えてきて、幻聴や妄想が目立つようになってきます。

【中期】

パーキンソン病の症状が徐々に強くなり、歩行が困難になってきます。

また、認知機能の悪化が目立ってきます。

つまり、見当識や理解力が落ちて、周囲の人と話が合わないことや、記憶の悪い時が増えてきます。

さらに、

良好な時間帯でも能力が低下してきます。

幻視、妄想などの対応に困るBPSD(行動・心理症状、うつや不安などの事を言う)も顕著に表れるようになります。

徐々に日常生活上の介助支援が必要になってくる時期です。

【後期】

パーキンソン病の症状や認知障害がますます悪化し、日常生活のほとんどの部分で常に介助が必要になってきます。

また、

車椅子等の福祉用具の利用を検討する方が多く、嚥下障害も目立ってきます。

認知の変動は徐々に目立たなくなり、常に悪い状態となってくる時期です。

2-2 レビー小体型認知症の特徴

認知症の中で、アルツハイマー型認知症に続き2番目に多いということが特徴の1つと言われています。

また、

もう1つは男性に多いということも特徴です。

レビー小体型認知症の症状の特徴として3つあります。

① 幻視(げんし)がみえること

症状の1つとして、実際にはないものがとても生々しく見えることがあげられます。

これを幻視といいます。

実際には存在していないけれども、本人の中では実際に見えています。

その内容は様々ですが、誰が聞いてもあり得ないもの。

『(たとえば)数年前に亡くなったはずの夫が生き返った』

というものもあれば、

『嫁が引き出しの中の通帳を持って行った。』

など登場人物や行動内容までもリアルな場合もあります。

また、どんな格好をしていた、何時ごろ、など内容も具体的にいうことがあります。

② 日内変動(にちないへんどう)

あまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと、症状の波が激しく、一日の中でも調子の変化が大きいことをいいます。

正常に思えるときと、明らかに調子が悪い時が繰り返し起こるので、家族や周囲の人は対応に注意することが必要です。

症状がすすむにつれて、パーキンソン様の症状が出現するため、経過の途中でレビー小体型だということに気付く患者さんも多くいらっしゃいます。

③ パーキンソン病様症状があること

動作が遅い、歩きにくい、関節が固い、手足のふるえなどがあげられます。

脳血流検査ではアルツハイマー型認知症によく似た特徴(頭頂葉・側頭葉の血流の低下)とあわせて、視覚に関連する後頭葉にも血流低下がみられる場合があります。

注意点としては、この病気では、幻覚があるからと安易に神経遮断薬を使うと、認知症やパーキンソン症状が悪化しやすいということです。

適切な治療を早期から行うことにより、劇的に改善するケースも多いので、正しく専門家の診察を受け、適切に治療していくことが大切です。

また、

経過については、①~③のどの症状が目立つかによって異なりますが、アルツハイマー型認知症や脳血管型認知症より進行は速く、全経過は10年未満とされています。

2-3 レビー小体型認知症の診断方法はなに?

レビー小体型認知症が疑われた場合の検査として、

  1. 問診・心理テスト
  2. 手足の動きや歩き方のチェック
  3. 臥位(寝ている姿勢)と立位(立っている姿勢)での血圧の測定
  4. SPECT(脳の血流分布を映し出す画像検査)

があります。

2-4 レビー小体型認知症対応と解決策

レビー小体型認知症の方への対応の方法として大切なことは、下の3つがあげられます。

①幻視についての解決・対策

本人にとっては本当に見えているため、否定も肯定もしないことが大切です。

たとえ、否定しても納得しないでしょう。

それどころか、周りの人が「見えていないよ」と嘘をつき、本人の自尊心を傷つけ、怒ったり暴力を振るったりする場合があります。

また、幻視対策として

  1. 部屋を明るくする
  2. 室内のデザインをシンプルにする
  3. 対象物に触れさせる、近づかせる

ということもあります。

また、

幻視を訴えられたら、その話に乗って、本人に話を合わせて安心感を持っていただくように対応することが大切です。

虫や蛇などの嫌なものに対しては、いるという場所を叩いたり、追い払うしぐさをしたりして、いなくなったことを伝えて本人を安心させましょう。

知らない人がいるという幻視に対しては、「お客さんが来られたみたいだけど帰られましたよ」など話を合わせてから、さりげなく違う話題に変えるなどがおすすめです。

②ゆっくりした動作にも、急かさず、本人のペースで見守りましょう

低い段差に対しても躓きやすくなり、少しバランスを崩しただけで転倒してしまう危険があるので注意が必要です。

いきなり後ろから声をかけたり、早くこっちに来るように行動を急がしたりしただけであっても転倒する場合があります。

動作が遅くなるのは仕方がない事なので、急かさないでください。

余計に動作が止まり、動けなくなります。

③日内変動に対する理解をもちましょう

症状の1つとして、日内変動があります。

これは、

調子が悪い時と正常な時の波が激しく、日や時間により症状に変化があることを意味します。

ボーっとしている時は、今は出来ない時だと理解してください。

介護者に対して困らせようとしているのだと思う人もいますが、決してそうではなく、ただただ、出来ないのです。

そんな時は無理強いをしたりせず、必要なら介助してあげることをおすすめします。

作業療法士はるまま
*はるままの意見・考え*

とにかく、早期発見が大切になります!

レビー小体型認知症は、早期発見によって、早期から適切な治療を開始することで、症状も落ち着き、劇的に改善する患者さんも多いです。

正しく専門医の診察を受け、正しく服薬やリハビリテーションを導入することにより、患者さん本人やその家族も気持ち的にもとても楽になるのではないでしょうか。

作業療法士はるまま
 ※ はるままの体験談 ※

また家族や周囲の人は、病気に対する正しい知識を身に着け適切な対応を行うことが大切です。

幻視から、被害妄想を引き出し、家族がその対象にされてしまうこともしばしばです。(私の祖母もそうでした。)

『昨日、娘(私の母)が引き出しに入れてあったお金を盗んでいった。白い服を着ていた。自分は確かに見た!』

と内容も具体的です。

それを聞いた親戚は本当のことだと信じ、私の母はとてもつらい思いをしていました。

世間では認知症=物忘れや徘徊というイメージが強く、周囲はなかなか気づかないことが多いです。

聞いた側が幻視や妄想の内容を具体的に聞き、掘り下げることで、ぼんやりしていたはずのものが、さらに色濃く本人の印象に残ります。

難しいですが、周囲の方も対応に注意することが大切ですね。

作業療法士はるまま
※ はるままから もう一言 ※

本人へ対する対応策として、いくら『病気』『認知症』と言っても本人の中では認めてはいないことですし、そもそも『プライド』は比較的最後まで保たれています。

ですので、『失敗させないこと』が大切かなと思います。

歩行状態が悪くなりますので、例えば、

  • 手すりや踏み台を使って上り下りをするようすすめてみる
  • 躓きやすいものは避けて、部屋の中は片づけておく

などどうでしょうか。

このようにすることで、転倒などから骨折の二次災害の予防にも繋がります。

3 パーキンソン病とレビー小体型認知症の違いについて

レヴィ小体とパーキンソンの違い

パーキンソン病とレビー小体型認知症のどちらも、レビー小体の異常な蓄積により起こるものとされています。

大きな違いとしてはレビー小体が蓄積する場所です。

パーキンソン病の場合は脳の下にある脳幹というところに蓄積することに対し、レビー小体型認知症では、大脳皮質全体にレビー小体が蓄積します。

つまり

パーキンソン病 = 脳幹に蓄積

レビー小体型認知症 = 大脳皮質全体に蓄積

となります。

3-1 パーキンソン病とレビー小体型認知症の区別の仕方はあるの?

どちらの病気も症状に大差がありませんが、認知症を伴うパーキンソン病なのか、レビー小体型認知症なのかの判断が難しいとされています。

一般的には認知症症状がどのタイミングで出現したかということで病名が決まることがあるようです。

パーキンソン病

パーキンソン病症状が出てから1年以降に認知症となった場合

レビー小体型認知症

認知症の発症がパーキンソン病の症状が出て1年以内の場合

とされているようです。

4 まとめ

少し難しくなりましたが、レビー小体の異常な蓄積から、パーキンソン病やレビー小体型認知症が発症することがお分かりいただけたのではないでしょうか。

どちらも、大切なのは『早期発見』『早期治療』です。

早期から治療をはじめ、適切なケアプランを立てていくことで、本人もその家族もとても楽になると思います。

残念ながら完治する方法は現段階では解明されていませんが、進行を遅らせる方法や投薬についても、開発が進んでいます。

また、

大切なのは患者を持つ家族へのフォローだと思います。

周囲の人が疾病に対し正しい理解を持つことで、家族や本人はとても救われると思います。

是非、そのような温かい目で見て頂けると患者さんもうれしいと思います。

今回の記事も参考になれば嬉しいです。

執筆:mamotteライター 作業療法士 はるまま

追記・編集:運営者 理学療法士 平林

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