私達は国家資格を取得しており、実際の現場で学んできています。
ですので、信憑性や信頼性は間違いありません。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して欲しいと思います。
で、一番伝えたい事は、【この記事の内容が絶対正しい!!】とは思わないでください。
という事です。
記事の内容は自信を持って提供していますが、医療の世界は個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
ですので、一つの理学療法士の考えである。と捉えて欲しいです。
この記事があなたの役に立てばうれしいです。
では、宜しくお願いいたします。
1 首の痛みがあるとだるさが起きる原因ってなに?
首に痛みがあるとだるさを感じる人もいます。
この原因について紹介していきます。
1-1 首の痛みでやる気が起きなくなるから
首の痛みは、頸椎の疾患などによって生じることもありますが、近年ではスマホやパソコンなどの使用によって起こることが多くなっています。
首こり病(頚性神経筋症候群:けいせいしんけいきんしょうこうぐん)とよばれていますが、首のこり、痛みの症状以外に、頭痛、めまい、自律神経失調を生じる事もあると言われています。
で、この症状が続くと、辛い、治らない、良くならないという気持の中で、生活を送らなくてはいけなくなるので、気分が沈んでしまいます。
その結果、うつ症状が引き起こされるともいわれています。
さらに、精神的な抑うつは、やる気の消失へとつながる可能性があります。
このように、首の痛みがきっかけとなって、だるさが生じて、やる気がでない環境になってしまう事が考えられるのです。
首が痛い → だるくなる → やる気がでなくなる → 精神的に参る(うつと言われるような状態になる) |
といったような流れになってしまう可能性があるのです。
1-2 首の痛みによって、仕事もできないし、生活に支障が起きるから
首の痛みは、軽度であれば仕事や日常生活に支障をきたさない場合もあります。
しかし、痛みが強くなると、さまざまな場面で障害を生じます。
例えば、痛みのために首の可動域制限を生じてしまうと、運転の時に左右確認が行いにくくなります。
さらに痛みによって、下を向いての作業ができなくなることもあるでしょう。
毎日「寝違え」になっていたら、と想像していただければ、分かりやすいと思います。
きっと辛いですよね。
このように首の痛みは、仕事や日常生活に大きな困難を及ぼすと考えられます。
1-3 (根本的に)痛くて、イライラしてきちゃうから
痛みが続くことで、イライラを感じた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
痛みは、不安や交感神経の活動を亢進させます。
身体が侵害されている時に起こる正常な反応と言ってよいでしょう。
で、病院を受診しても、その痛みが治らない・軽減しない場合は、さらにイライラを増やす事に繋がります。
イライラの感情は、フラストレーション(欲求不満など)を生じているときに感じるものですが、交感神経優位となって、脈拍数の増加、攻撃性、焦燥感が増大した状態であると言われています。
痛みによって思い通りに行かないことからくるフラストレーションや、痛み自体が起こす交感神経系の亢進作用が相まって、イライラを増強させていると考えられます。
このような緊張状態によって精神は疲労をきたし、結果として「だるい」と感じるようになっているとも考えられるのです。
2 首の痛みを治す為に必要な思考
首が痛い時、あなたならどうしますか?
ここでは、あなた自身が首の痛みを治すために必要な考え方をお伝えします。
2-1 セルフケアを大切にする。治してもらうという考えを捨てる
首の痛みの原因が何かの病気である場合、医師の力を借りる必要もあるでしょう。
しかし、自分自身で解決できる場合においては、セルフケアが重要となります。
例えば、毎日のスマホの使い過ぎで首が痛くなったとしましょう。
対策として、マッサージの施術を受けて、症状が軽快しました。
しかし、その後のセルフケアを怠れば、また再発します。
つまり、痛くなったら治してもらうという考え方から、脱却する必要があるのです。
なので、セルフケアをして、慢性化しないようにすることが大切になります。
では、これよりセルフケアの具体例をご紹介していきます。
① 姿勢の改善
これは、もう、このサイトでは何度もお伝えしていますが、何よりも重要だと捉えて欲しいと思います。
このような姿勢になっていませんか?
頭を下げた姿勢は、首への負担が大きく、首痛の原因になります。
顎を引いて、頭部の位置を正しくすることで首への負担を軽くすることができます。
② 長時間同じ姿勢で作業しない
長時間の作業を、同じ姿勢でしないことが理想です。
ゲームなど趣味で行うものについては、実施時間を短くすることも効果的です。
仕事などでやむを得ない作業の場合は、可能な限りこまめに姿勢を変化させましょう。
そして、工夫したストレッチなどを行うのも効果的です。
③ ストレッチ、体操などを行う
ストレッチや体操も効果的です。
定期的に行うとよいでしょう。
ウォーキングや軽いスポーツなどの運動を習慣化するのも良いことです。
④ 首を休める
首は起きている間、重い頭を支えていますので、しっかりと休息を与えなければなりません。
枕の高さを適切にして、睡眠を十分とることが大切です(医師によっては、枕は不要という考えもあります)。
日中は、休み時間に首を休ませることが望ましいです。
5分でもいいので、首の力が抜ける状態にするのも効果があるでしょう。
2-2 ストレッチをする習慣を身に着ける
首の痛みの改善や予防にはストレッチが効果的です。
簡単なストレッチを覚えて、習慣的に行うとよいでしょう。
一度で長時間行うのではなく、短時間でも良いので、こまめに行うことがポイントです。
いくつかご紹介しておきます。
① 顎を引く
姿勢が崩れると頭部が前方へ移動しやすいので、顎を引いて頭部を後方へ移動させるエクササイズを行うとよいでしょう。
② 首の側屈
首の側屈は、最初は手で引っ張らずに、頭部の重量だけも十分です。
慣れてきたら、少し手で力を加えても良いでしょう。
真横だけでなく、斜め方向へも倒すとさらに効果的です。
③ 肩甲骨の開閉
肩甲骨の動きも悪くなりやすいところなので、肩甲骨周囲の筋肉をストレッチするとよいでしょう。
肩甲骨を開くストレッチでは、頭を下に下げて手を前に突き出す方法もあります。
首の後方の筋肉を同時にストレッチすることができます。
2-3 ストレスを貯めない・解消する方法を身に着ける
精神的なストレスは、脳へ悪影響を及ぼし、痛みの原因となることがあります。
ストレスが解消されないまま長期におよぶと、通常は感じない痛みまで感じるようになり、長期的な痛みとなる場合もあります。
ストレスによる症状を改善するためには、
- ストレス耐性を高める(ストレスに負けない気持ちを持つ)
- ストレス因子を避ける(ストレスを受けない環境に逃げる)
- ストレス解消をする(ストレスを発散できる自分になる)
などの方法があります。
精神的なストレス耐性を高めることが理想ではありますが、短期間に行うことは難しいかもしれません。
これは、今までの自分の考え方や価値観を変える必要があるからです。
また、ストレス因子として職場(仕事)が関連している場合、これを避けることも簡単でないことが多いでしょう。
ストレスを受けない環境に逃げる事ができれば、それが一番早いし、効率が良いのかもしれませんが、現実的に難しい人が多いでしょう。
なので、ストレスに対しては、ストレス解消を行うことが現実的な対策となります。
ストレス解消法として、自分が心から楽しめる(心が解放される)機会を設けたり、趣味を行うことも良いでしょう。(まぁ、この趣味が場合によってストレスになることもあるかもしれませんが・・・。)
で、一番有効な方法と思うのは、自分の居場所を何個かつくる。
って方法です。
多くの方が、毎日が仕事と自宅の往復の場合、職場と自宅でしかコミュニティが発生しません。
つまり、二つしか居場所がないと言えます。
この時、例えば、職場でも自宅でもストレスを抱えてしまうとしたら、どうでしょうか?
どこに行っても、ストレスを感じてしまう環境ですよね。
なので、ここにもう一つ、自分が存在できる環境を作るか、探すのです。
それは、なんでもいいと思います。
趣味のサークルに入ったり、ゲームの二次元に集中したり。
なんでもいいでしょう。
つまり、何かのコミュニティに入ったりして、もう一つ居場所をつくればそこで、ストレスが緩和・分散されるわけです。
まぁ、これは趣味をやってて、発散する方法とも関連してはいますが。
このように自分の居場所をつくる。
という思考も大切だと思うのです。
または、単純にウォーキングやスポーツなどが効果的な場合もあるので、自分に合ったものを見つけていただければと思います。
3 セルフケアをしたら、首の痛みやだるさが消えたよ。という実話。
体のどこかに痛みがあると、イライラしたり、やる気がなくなったりすることがあります。
最近、口の中の痛み(口内炎)で、精神的なストレスを感じることを再認識させられました。
痛みが長く続けば続くほど、精神に与えるダメージは大きくなるでしょう。
近年の研究でも、痛み刺激が脳内報酬系の抑制をすることが確かめられたようですので、痛みでやる気がなくなるのは、仕方がないことと考えられます。
私は長い間、肩・首のこりから始まる首および頭痛に悩まされていた経験があります。
そのため、痛み止めを手放せない状態でした。
しかし、最近になって、痛み止めの出番が少なくなったことを実感しています。
これって、なんでだろうと考えてみました。
そこで、以前と比較して、変化のあった部分を話したいと思います。
① 姿勢の修正を行うようになった
椅子に腰かけてのパソコン作業時間は減っていませんが、作業中の姿勢の修正を頻繁に行うようになりました。
② ストレッチ・体操を行うようになった
椅子に腰かけているときも、できるだけ首のストレッチや肩回し(肩甲骨の運動)を行うようにしました。
③ 寝具の変化
枕を使用せずに寝ることが多くなりました。
④ 睡眠時間の変化
4~5時間の睡眠時間を7時間程度に延長しました。
これは、便秘にも効果がありました。
⑤ 年を取った
理学療法士ありながら、良い姿勢を意識したり、ストレッチはこまめにしていませんでした・・・笑
まぁ、これらは私の実感なので、どれが一番効果的であったのかわかりません。
それぞれの相乗効果があるでしょう。
いずれにしても、やはり首の痛みを予防するためには、セルフケアが必要なのかなぁと感じるしだいです。
なので、あなたにも、自分にあったセルフケアを見つけていただければと思います。
4 まとめ
今回は首痛とだるさについてお伝えしました。
首の痛みにおいては、同時に自律神経失調を生じることもあって、全身不調の原因となることもあります。
また、首の痛みは、イライラや、やる気の低下、だるさを招く原因ともなります。
首の痛みの予防・改善のためには、セルフケアが大切です。
ストレッチやストレスの解消などに取り組んで、能動的な対策を行っていく必要があります。
治してもらうという意識を捨て、日ごろから姿勢の矯正やストレッチ・体操などを行っていただければと思います。
今回の内容があなたの役に立てばうれしいです。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林
首の痛みとだるさを感じてしまう人も少なくありません。
ホント痛みやだるさって不調をおこしますよね。
辛いと思います。
過去に首の痛みとなんかだるさを感じてやる気が出ません。
という患者さんを担当した事がありました。
その方は、痛みが辛過ぎて、なにもやる気が起きない。
という状態でした。
そこで、首の施術を開始してから2週間後くらいに痛みが軽減していき、次第にやる気も戻っていきました。
この経験を通して、やはり、痛みはだるさを引き起こすカンフル剤になってしまうんだなぁ。
と思った次第です。
今回の記事を編集しながら思うのは、痛みをださないようにする予防がなによりも重要なんだなぁって。
思う次第です。
本日も最後までありがとうございました。
では、次の記事でもよろしくお願いいたします。
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mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
首が痛くて手足がだるい。
手足だけではなく、全身だるいという症状が出現することもあります。
また、精神的にもだるくて、やる気が起きないと感じることもあるでしょう。
首が痛いとだるさを感じる事があるのです。
これって、なんでなのでしょうか?
という事で、今回は【首の痛みとだるさ】をテーマにお伝えします。
この記事を読めば、
◎ 首の痛みとだるさを解消する方法を知って、不調続きの体からおさらばできる
といったメリットがあります。
首の痛みからくる体調不良に悩まされているあなたの力になれるように執筆しました。
是非、最後まで読んでやってください。
では、本日もよろしくお願いいたします。