後縦靭帯骨化症とはなにか?リハビリのプロ理学療法士が紹介

後縦靭帯骨化症とはなにか?

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いないと思います。

その中で、解釈は人それぞれなので、参考として読んでほしいです。

宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


理学療法士 イワモト

皆様こんにちは、mamotteライター理学療法士のイワモトです。

「後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)」は脊柱(背骨)の靭帯が骨に変化してしまう病気です。

指定難病の1つとなります。

今回はこの後縦靭帯骨化症について、その症状や原因についてお伝えします。参考にしていただければ幸いです。

理学療法士 平林

こんにちわ。

運営者で理学療法士の平林です。

後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)とは・・・・・・?

なんでしょうか?

って感じですよね。

聞きなれない言葉だし、始めて聞いた。

という人もいるでしょう。

後縦靭帯骨化症は、首や手、腰、足などに痛みやしびれが生じたり、力が入りにくい、変な感覚がある。

触られている感覚が薄い。

などなど。

体のあらゆる場所に症状が起きる可能性があるのです。

そこで、今回は後縦靭帯骨化症とはなにか?をテーマにしました。

  • 後縦靭帯骨化症とはなんなの?
  • 後縦靭帯骨化症は、首・胸・腰と背骨全体に起きる
  • 後縦靭帯骨化症の原因ってなに?
  • 後縦靭帯骨化症は治るのか?

といった、4つの視点を含めて紹介したいと思います。

この記事を読んで得られるメリットは、

  • 後縦靭帯骨化症とはなにかを知る事ができる
  • 後縦靭帯骨化症が治るのかどうか?を知れる
  • 後縦靭帯骨化症の原因を知って、少しでも予防に役立てられる

といった事が言えるでしょう。

最後まで読んで欲しいです。

では、本日もよろしくお願いいたします。

1 後縦靭帯骨化症とはなんなの?

後縦靭帯骨化症とはなにか

ここでは、後縦靭帯骨化症にとはなにか?を話していきます。

1-1 後縦靭帯骨化症とはどういうものか?

後縦靭帯骨化症とは何か?

後縦靭帯骨化症のイラスト

後縦靭帯骨化症とは、脊柱の椎体後方を連結する靭帯(ほぼ脊柱全体を連結している)の一部が骨に変化してしまう疾患です。

原因や治療法が確立されておらず、指定難病の指定を受けています。

後縦靭帯の骨化は日本人の2~4%に見られます。

通常のX線撮影で分かることが多く、別の疾患やけがで撮影した時に偶然見つけられることもあります。

靭帯の骨化は必ず早いスピードで進行していくというわけではありませんが、靭帯の骨化が進むと、脊髄の通り道である脊柱管が狭窄して脊髄や脊髄から枝分かれした神経根を圧迫してしまう場合があります。

また、

骨化が進行して脊髄を圧迫しても無症状のこともあります。

症状が出現する場合、背骨が動きにくくなったり、しびれ、筋力低下、歩行障害などが起こったりします。

これが大まかな症状の概要です。

後縦靭帯は人間の背骨を通過している脊髄神経と連なっているので。

首、胸、腰のどこの部位にでも骨化が生じる可能性があります。

なので、手や足、首など体のあらゆる場所に症状が起きる可能性があるのです。

1-2 後縦靭帯骨化症の後発部位は?

後縦靭帯は脊柱全体にありますから、すべての部位に起こり得ますが、頸椎に最も多く発症します。

頸椎の発症は男性に多く、胸椎では女性に多く見られます。

全体として男性が女性の2倍程度発症率が高いというデータがあります。

また、50歳前後での発症が多いともされています。

2 後縦靭帯骨化症は、首・胸・腰と背骨全体に起きる

後縦靭帯骨化症は背骨全体に生じる

後縦靭帯骨化症は背骨全体に起こりますが、その場所によって症状が異なります。

ここでは、首・胸・腰の部位別に症状を箇条書きしました。

参考にしてください。

2-1 後縦靭帯骨化症の症状は?

これより、頸椎・胸椎・腰椎後縦靭帯骨化症について話していきます。

【頸椎後縦靭帯骨化症の症状】

  • 首や肩に「こり」や「痛み」を感じる
  • 首の動きが悪くなる
  • 手足のしびれ感(ジンジン、ビリビリした感じ)や感覚障害(鈍くなる)があ
  • 指の動きがぎこちなくなる(箸が使いにくい。ボタンのかけ外しが上手くいかないなど)
  • 手や指の力が入りにくい
  • 足が突っ張る感じがする
  • 躓(つまず)きやすくなるなど、歩行障害を生じる
  • 排尿、排便などの障害を生じる

頸椎後縦靭帯骨化症では手足の症状が起こり得ることが特徴です。

首の痛みや手(足)のしびれから始まることが多いです。

脊髄症状(中枢神経症状)と神経根症状(末梢神経症状)どちらも起こる可能性があります。

【胸椎後縦靭帯骨化症の症状】

  • 足のしびれ感
  • 背骨の動きが悪くなる(胸椎は元々動きが少ないので実感がない場合もあり。
  • 下肢に力が入りにくい(筋力低下)
  • 下肢に突っ張る感じがする(脊髄症状)
  • 躓きやすくなるなど、歩行障害を生じる
  • 排尿、排便障害を生じる

第1胸椎付近では手の症状が起こる可能性がありますが、それ以下になると手の症状は出なくなります。

頸椎と同様、脊髄および神経根両方の症状が出る可能性があります。

【腰椎後縦靭帯骨化症の症状】

  • 足のしびれ感、感覚障害を生じる
  • 間欠性跛行(かんけつせいはこう)…連続して長い距離を歩くことができないが、しばらく休むとまた歩くことができるようになる。
  • 下肢筋力の低下(つま先が上がらない、立ちしゃがみがしにくいなど)を生じる

腰椎部分では腰椎の1番目辺りで脊髄が終わり、枝分かれした神経の束である馬尾(ばび)神経へと移行します。

したがって、

後縦靭帯骨化症を生じた場合、脊髄自体を圧迫される可能性は少なく、馬尾神経が障害を受ける可能性が高くなります。

脊柱管狭窄症と似た症状が出現しますが、狭窄率が高くならないと症状が出ない特徴があります(50%程度狭窄されても症状が出ないこともあるようです)。

  • すべての部位で歩行障害、排尿・排便の症状が出る可能性があります
  • 後縦靭帯の骨化だけでなく脊髄の後方にある黄色靭帯(おうしょくじんたい)が同時に骨化を生じている場合もあります

3 後縦靭帯骨化症の原因ってなに?

後縦靭帯骨化症の原因ってなにか。

では後縦靭帯骨化症の原因について述べていきます。

3-1 なぜ発症するのか?

なぜ発症するのか、その原因についてはいくつか考えられていますが、完全に解明されるには至っていません。

ただし、中年以降(50歳前後)の男性や、糖尿病、肥満の方に多いということはわかっているようです。

本質的な部分としては遺伝子レベルの原因が有力視されています。

3-2 考えられる原因は?

考えられる原因としては次のようなものがあります。

後縦靭帯骨化症の考えられる原因

  • 遺伝的な要因
  • ホルモンの異常
  • 代謝異常
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 老化(退行変性)
  • 力学的要因
  • 炎症
  • 椎間板脱出

現代での研究では、遺伝的な要素について研究が進められていて、理化学研究所の研究チームが発症に関わる遺伝子「RSPO2」を発見し、その作用を解明しています。

※上記の可能性が全てではありません。

また、上記以外の原因の可能性もあるでしょう。

実際に後縦靭帯骨化症という診断をされたとしても、全く症状が生じない。

という人もいるので。

あまり気になさらずにして欲しいと思うのです。

4 後縦靭帯骨化症は治るのか?

後縦靭帯骨化症は治るのか

現時点(2018年)では、根治療法は確立されていません。

後縦靭帯骨化症が起こっていても症状が出ないことがあったり、症状が出ても進行しない例もあったりしますので、必ずしも積極的な治療を必要としないこともあります。

骨化が進行して神経症状が生じた場合は、手術療法が対症療法として行われています。

理論としては、骨化によって脊髄や神経根などを圧迫してしまっている事によって、症状が出現している。

という考えなので。

手術して、圧迫している部分を削る、切り取る。

そうすれば症状はでないし、無くなるよね。

という考え方で。手術方法を用いて除圧します。

手術療法での改善率は50%程度で、100%改善には至りませんが、悪化する率は数%(頸椎の場合)と低く、悪化を抑える効果は高いと言えます。

ただし胸椎は若干成績が悪く、悪化する率が若干上がるようです(10%程度)

2017年の研究報告では、後縦靭帯骨化症患者の血液中のたんぱく質を調べ、それを基にマウスに後縦靭帯骨化症を発症させることに成功しています。

これによって、

後縦靭帯骨化症の発症メカニズムが解明されたとのことです。

さらに、

マウスでの実験では、in silico(コンピューターを用いて)で合成された物質を投与することで骨化の進行が抑制されました。

この研究は、靭帯骨化ブロッカー製剤(靭帯の骨化を遮断する薬)の開発に貢献しています。

今後の新薬の誕生に期待したいところです。

また、

治療ではありませんが、悪化させないための注意点があります。

まず脊柱に急激な、大きな力がかからないようにすることです。

また首を後ろに反らせすぎるなど、無理に動かさないことも重要です。

骨化部位に損傷が生じると急激な脊髄圧迫(損傷)が生じて、緊急の手術が必要になることもあります。

なので、

転倒や転落などに十分注意しましょう。

5 整体やカイロプラクティックってどうなの?か考察してみた

後縦靭帯骨化症に有効手段
理学療法士 イワモト

理学療法士イワモトの意見、考え

後縦靭帯骨化症の原因について徐々に解明されてきているようで、将来的には治療が可能となるかもしれません。

しかし、

現状としては、神経症状が顕著になった場合は手術が治療方法となります。

手術はできるだけ避けたいものです。

急激な悪化を防ぐための配慮をしておきましょう。

例を挙げると、プロレス遊びに興じていた方が突然麻痺を生じたケースがあります。

また、首の骨などを「ボキボキッ」とならすのも危険です。

気づかない間に骨化が進行している場合もあります。

背骨に無理な力がかかった瞬間に骨化した靭帯が折れるなどして、神経を損傷することがあります。

背骨に違和感や首の痛み、手足にしびれなどの神経症状がある場合は、まず整形外科での診察を受けることをお勧めします。

靭帯の骨化が確認されることがあります。

最初から整体やカイロプラクティックなどに行かないようにしてください(行ってもまず整形外科での受診を勧められるでしょう)。

6 まとめ

今回は後縦靭帯骨化症についてお伝えしました。

後縦靭帯骨化症は背骨を連結する靭帯が骨化する(骨に変化する)病気です。

骨化によって脊柱管(脊髄の通り道)が狭くなると、脊髄や脊髄から枝分かれした神経が圧迫を受けるようになります。

神経の圧迫の程度が大きくなると、手足のしびれや筋力の低下、歩行障害など、様々な症状が出現します。

好発部位は頸椎(首)で、中年男性が発症しやすいという特徴を持っています。

現在、後縦靭帯骨化症は指定難病の指定を受けていて、治療法は確立されていません。

神経症状が進行する場合、対症療法として手術療法が行われます。

基本的には圧迫する部位を手術によって除圧する方法です。

この方法によって、症状の進行を抑えることが可能です(悪化例もあり)。

また、近年遺伝子研究による原因の究明や治療法の考案がされていますので、今後新しい治療法への期待が持てます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様のご健康をお祈りいたします。

執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※

後縦靭帯骨化症と診断されても悲観しないで頂きたい。

という想いが強くあります。

というのも、実際に僕の患者さんで、首の後縦靭帯骨化症と診断された40代女性の方がいまして。

約3カ月間の治療で日常生活に苦痛がなくなった。

というレベルくらいまで、症状が良くなったというケースがあったのです。

つまり、何が言いたいのかというと。

後縦靭帯骨化症と診断されても、症状は治る、軽減する可能性は多いにあるよ。

なので、諦めずに治療に取り組みましょう。

という事です。

で、

私が担当した患者さんは、初回評価時には、首の痛みと肩こりが酷く、腕と手までしびれを常時感じている状態でした。

で、

約3カ月間、全部で5回の施術を施したのですが、その結果、首・腕・手の痛みやしびれが軽減していったのです。

首の凝りや肩の痛みで座っているのが辛くて、30分も座っていられない。

状態であったのが、最後には座ることに苦痛がなくなっていました。

今では肩凝りと首の痛みを多少感じる程度で、他は問題ない。

という状態になりました。

このような事実があるのと、経験から。

実際に、後縦靭帯骨化症と診断されても良くなる可能性はあるのです。

と言いたいと思います。

でね、そもそも診断を下す医者も人間です。

全てが正しい。というわけではないのです。

診断が間違っている。

という事を言いたいわけではありませんが。

レントゲンの状態から後縦靭帯が骨化していたとしても、症状が起きるかどうかは、本人にしかわからないし。

レントゲンの状態が悪いからと言って、症状が100%あるのかどうか。

なんて言えないのです。

レントゲンの状態がすごく悪くても、体には何の症状も感じない。

という人は沢山いるのです。

つまり、

レントゲンの状態からでしか判断していない場合は、100%信じる必要はない。

そして、

適切な治療に取り組めば、症状も治る可能性はあるよ。

という事を伝えたいのです。

と、平林の小言として捉えて頂けたら嬉しいです。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

参考URL:
難病情報センター

後縦靭帯骨化症の病態と臨床像

理化学研究所

科学研究費助成事業

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後縦靭帯骨化症とはなにか?

2 件のコメント

  • 記事を興味深く読ませて頂きました。主人がC5,6,7の椎間板脱出のためディズクの差し替え手術を7月にした後に症状が治らなかったので再診した所、今度は後縦靭帯骨化症と診断され、また手術だと言われています。手術を延期し、ほかの方法で改善する方法がないか探していたところこの記事が見つかりました。

    手術は放っておけば脊髄の損傷の可能性があるが今日明日しなければいけないものでもないと言われています。ただし、年内に手術もできると言われているので急遽決断に迫られています。

    少し伸ばしてみるか(ビタミン剤k2+D+Cの摂取で骨化を妨げる、溶かす効果があると聞きました。)このような方法を試してみる意味はあると思われますか?(またはその他のリハビリ方法をする。。。。)待つことでまったく意味がなければ手術にしますが、多少の可能性がある場合は延期したいと思っています。
    藁をもすがるでお伺いしていますので難しい質問ですが是非ご意見を頂けると助かります。

    宜しくお願い致します。

    • 松崎様。

      コメントありがとうございます。
      ご主人様のご状況ありがとうございます。

      運営管理者で理学療法士の平林です。

      早速ではありますが、お返事させていただきますね。

      ※また、これからお話するのは全て、私(理学療法士:平林)の個人的な意見と考えが中心になります。

      あくまでも、参考にしていただき、共感できる部分は共感していただきたいと思います。では、よろしくお願いいたします。※

      まず、結論としまして。

      ・手術は、現段階ではしない方が良い。

      ・手術以外の方法を試してみる価値は大いにある。むしろ、試した方が良い。

      ・一先ず、手術は一旦保留で、しない方向で考える方がよい

      と思います。

      というのも、緊急性を要していないのもあるし、その他の方法で症状を軽減させる事ができる可能性はあるからです。

      また、一つに、私自身、過去に後縦靭帯骨化症と診断された方のリハビリを担当させていただいた事もありますが。

      リハビリだけで、症状が軽くなって、仕事もできるようになった。という患者様を担当させていただいた経験もあるからです。

      でだ、診断名についても、それほどあまり気にしないでいいと思うのです。

      というのも、

      そもそも、C5,6,7のディスクの差し替え手術?をされたとの事で。
      それでも、症状が変わらなかったので、再診したら、今度は後縦靭帯骨化症と診断された・・・って。

      おいおいおいおいと、つっこみたくなりました。

      いやいや、c5,6,7のディスクのopeして症状が変わらなかったから、今度は後縦靭帯骨化症です・・・・って。

      よくよく考えるとおかしいですよね。

      であれば、最初の初診から、後縦靭帯骨化症の可能性もあるし、C5,6,7の椎間板の脱出(ヘルニア)の可能性もあるでしょう。

      と説明するのが筋ではないでしょうか・・・と思ってしまいます。

      (全て診断の流れを把握していないので、ご質問の文章から想像させていただいてのお返事なので、間違っている部分もあるかもしれませんが・・・)

      でね。

      松崎様のご主人様のように。

      手術をしたのに、症状が変わらない。

      って人は多いです。

      むしろ、手術をしたら、症状が100%無くなりました!!!(整形外科疾患で、ですが)

      って人を僕はみたことがありません。
      (これは、僕の治療手技の仲間も同様に言っている事なのですが。)

      あ、当然、手術が悪い。ダメだ。と言っている訳ではありませんが。

      第一選択に手術はしない方がいいでしょうって事です。

      もちろん手術も効果的な人はいます。

      -------------------―
      しかし、これは条件がありまして。

      【症状が辛すぎて、生きていくのが辛いから、今にでもどうにかして良くしたい】

      っていう場合に手術は大きな効果を発揮すると言えます。

      そして、さらに、あくまでも、根本的な原因を解決させる努力がずっと必要ですよ。という大前提があってのことです。
      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      手術って、直後は症状が良くなった。

      という人は比較的います。

      手術直後、1~数か月、1年くらいは症状が消えた。

      けれども、2~3年、4,5年くらい経ったら、しびれや痛みがまた出てきた。

      って人が結構いるんです。

      これはなぜなかというと、

      【痛みやしびれなどの症状が出てきてしまった、根本的な原因を解決させていないからです】

      つまり。

      ・日常生活習慣の悪さ
      ・姿勢が悪かったり
      ・筋力不足
      ・体の柔軟性の低下

      などによって、椎間板や椎体(ついたい:背骨の事)、身体の機能が悪くなる事で。

      痛みやしびれなどの症状が再発してしまった。

      という結果です。

      ですので、この場合は、生活習慣を意識して変えない限り、症状はまた再発してしまうでしょう。

      ここでまとめます。

      ・松崎様のご主人様は、まず、手術ではなく、運動療法などのリハビリで効果検証をしてみる

      ・手術は一旦保留。考えない。

      ・診断は一先ず気にしすぎない。(これは、心理的にも診断名にとらわれすぎてしまう場合もあるからです)

      ・どんな状態でも、諦めなければ、症状は軽減、改善する可能性は大いにある

      ・ご主人様の症状を軽減・改善させるための方法はまだ、他にも沢山あると思うので、あきらめない!!!

      ・手術を考えるのは、【今にでも、生活が辛くてどうにかしたい。という気持ちになった場合】

      という感じでお考えいただくと良いのではないしょうか。

      お答えになっていますかね。

      以上を参考にしていただきまして、実際に行動に移せていただくきっかけにしていただけたら幸いです。

      少しでも、お役にたてたらと思います。

      今回はコメントありがとうございました。

      また、お気がるにご質問よろしくお願いいたします。

      運営者:理学療法士 平林

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