腰椎椎間板症の症状を明かす!原因不明の理由について語る

腰椎椎間板症 原因

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

是非、宜しくお願いいたします。

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皆様こんにちは。

mamotteライター理学療法のイワモトです。

腰椎椎間板症(ようついついかんばんしょう)って聞いた事ありますでしょうか?

これは、腰に原因がない腰痛、なんでもない腰痛の事をいいます。

腰が痛いのに、病院でレントゲンやMRIをとっても特に問題はない場合にこの診断をされる事が多いです。

では、腰椎椎間板症ってなんなのでしょうか?

『名前からすると、椎間板に何か原因があるのかなぁ・・・・』

『椎間板の病気みたいだけど・・・』

なんなの?って思いますよね。

そこで、今回は腰椎椎間板症に迫ってみたいと思います。

  • 腰椎椎間板症ってなんなのか?
  • 腰椎椎間板症はどんな症状になるのか?
  • 腰椎椎間板症は治るのか?

というのを中心に語ってみました。

腰椎椎間板症と診断されて、どうすればいいのか?

と悩んでしまうあなたの役に立つ内容のはずです。

これを読めば、腰椎椎間板症について理解できることでしょう。

是非、一読してみてください。

では、よろしくお願いいたします。

1 腰椎椎間板症はどんな症状になるか?

腰椎椎間板症になると、腰を中心に『痛み』が発症する事が多いです。

足には症状を発生しない事が多いのが特徴です。

腰の激痛や重い痛み、だるさなど、腰を中心にした症状を感じるのが腰椎椎間板症になります。

腰椎椎間板症は、椎間板の老化などによる変性が原因となって腰痛を起こす状態をいいます。

これより、椎間板についてお話します。

(椎間板のイラストは下記のヘルニアの病態を参考にしてください。)

※ 椎間板を知るためのイラスト ※

脊柱(背骨)は椎骨(ついこつ)という小さい骨が連結して構成されています。

この椎骨と椎骨の間にあるのが椎間板です。

椎間板は中心部の髄核(ずいかく)とその周りを取り囲む線維輪(せんいりん)という物質からできています。

髄核は水分を多く含むゲル状の物質(スライムのような物)で、線維輪は丈夫なコラーゲンの線維(麻や藁のようなもの)が重なってできています。

この椎間板には体重を支えたり、刺激を吸収したりするクッションの役割や脊柱の可動性を得るための役割などがあります。

脊柱には常に力がかかっており、椎間板は縦からの圧迫されるストレスにさらされています。

この圧迫されているストレスから守ってくれているのが、椎間板なのです。

また、椎間板は20歳ころから老化が始まり、その水分が失われていくと言われています(老化による変性)。

水分が少なくなった椎間板は弾力が低下するため(スライムが硬くなるようなイメージ)、クッションとしての役割が果たせなくなり、脊柱の支持や可動性が悪くなります。

このようなことが原因となり、脊柱周囲の筋、靭帯への負担が増したり、神経に刺激を与えたりして痛み(腰痛)を起こすことがあるのです。

また、線維輪(藁や麻のような物)に生じた亀裂が炎症反応を起こす原因であるという報告もあります。

このように椎間板の老化などによる変性が原因となって腰痛を起こす状態を「腰椎椎間板症」と言われています。

しかし、これは、レントゲンやMRIをとってもわかりません。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などとレントゲンやMRIを取っても異常がなく、でも腰に痛みがある。

と訴えている患者さんに対して、この腰椎椎間板症を診断する事が多いのです。

是非、覚えておいてもらいたいと思います。

2 腰痛の8割は原因不明であるという事実について

※ 腰痛の割合 ※

日本国内で行われた調査(平成25年)では、体の不調のトップは腰痛でした。

国民の約1割の方に症状があるようです。

その腰痛のうち、原因がはっきりわかるものが約15%、その他の85%は原因が特定できない非特異的腰痛であるという調査研究もあります。

腰痛の約8割は原因不明であるというのが事実なのです。

日本でいうと約1000万人が原因不明の腰痛を持っているという結果になりますね。

3 原因不明の腰の痛みは『腰椎椎間板症』にされやすい

原因不明ということは、現代の画像診断機器(X線写真、CT、MRIなど)を用いても特定できないということです。

診察を受けても、「特に異常はみられません」ということになります。

ここで「診断名」についてお話しておきます。

病院では通常医療保険を利用して治療を受けることが多いですよね。

この保険での治療には決まりがあって、治療対象(医療)となる診断名がつくときにのみ保険が適用されるのです。

だから例えば美容整形の手術などは、治療ではないため保険が適用にならないのです。

「腰痛症」というのは実は診断名ではありません(症状名です)。

〇〇疑いというのも診断名ではありません。

厳密に言うと、「腰痛症」では保険を使っての治療ができないのです。

実際は「腰痛症」や○○疑いという診断名がカルテに書かれていることはあるのですが、役所からの立ち入り指導などの時に指導を受ける対象となります。

原因が特定できないからといって診断名がつかなければ、全額自費負担での治療という事態になってしまいます。

医師は腰痛の原因を特定することはできないけれども、どこかに医療対象となる原因があるはずということはわかっています。

なので、腰痛の原因として可能性の高い「腰椎椎間板症」という診断名をつけることがあるのです。

その他には、「腰椎捻挫」などの診断名も使われることがあります。

将来、さらに詳細な検査が可能になったときは原因不明の割合は少なくなっていくでしょう。

4 原因が不明の腰痛は治るのか?

原因が特定できないとは言っても、原因がないわけではありません。

画像に映らない微細な組織の損傷、炎症などによる痛覚神経への刺激が原因で腰痛が起こっていると予想はできます。

なので、この障害を受けた部位が修復されれば痛みはなくなると言えるでしょう。

したがって、しばらく安静にしたり、コルセットを着用したり、また動作の仕方を注意するなどで、腰への負担を軽くすると、腰痛が改善することは多いのです。

ただし、老化による変性が原因で、回復しようがないという状態もありえます。

したがって、多くの場合は改善するけれども、中には痛みが残る方もいるという結論になります。

しかし、諦めてほしくないのが、運動やストレッチ、姿勢を意識する事で完全に痛みを消失させる事も可能です。

諦めずに行動していただきたいと思います。

5 腰椎椎間板症を治すために必要な事

椎間板の自然な老化は防ぐことはできません。

老化した椎間板にかかるストレスを減らして老化の加速を防ぐ、椎間板やその他周囲の組織の損傷を防ぐということになるでしょう。

画像で確認できるほどに椎間板の変性と損傷が激しい場合は手術による方法が必要となる場合もあります。

ここでは保存的に改善させる方法を考えていきましょう。

  • 基本的な方針は椎間板に必要以上のストレスをかけない
  • ストレスの加わり方を変化させる

ということです。

その為には、まずは静的な姿勢の改善です。

静的というのは動いていないときの事であり。

猫背など背中の丸くなった姿勢は腰椎椎体、椎間板の前方(お腹側)の圧力を高めてしまいます。

これは、椎間板ヘルニアの原因になってしまう可能性もあるのです。

腰椎部分の理想的な形は横から見ると反っているように緩いカーブを描いています。

首も同様で前方に緩いカーブを描いています。

このように、理想的な脊柱のカーブ(良い姿勢)を得る事ができれば、椎体や椎間板にかかる力が均等になり、一部分に強く力がかかるということがなくなります。

この良い姿勢である、理想的な脊椎のカーブを生活の中で意識するようにしましょう。

しかし、長時間のデスクワークや運転などをされる方の場合は、姿勢の維持が難しい場合も多いでしょう。

そこで、先ほどの方針でお伝えした「ストレスのかかり方を変化させる」という方法を取り入れます。

長時間、同一姿勢を取り続けて、悪い姿勢になっていると気づいたら、骨盤を前に倒し(へそを前に突き出すように)、腰を反らせたり、骨盤を倒したり(片方のお尻を浮かせる)しましょう。

こうすることで椎間板にかかる力を分散させる事ができます。

腰痛対策用のクッションなども市販されていますから、利用するのも一つの方法でしょう。

運転中に腰が痛くなる方は試してみるといいと思います。

また、トイレ休憩などのタイミングで体を後ろに反らす体操をするのも効果的です。

背中が丸くなることが多いですが、逆に腰椎が反りすぎる場合もあります(反り腰)。

このような場合は背中が丸くなる場合とは反対の方法を考えるとよいでしょう。

時々前屈などの体操が効果的でもあります。

動的な姿勢(動作を行うときの姿勢)も重要です。

特に物を持ち上げる動作は背骨の椎体や椎間板に大きな力を加えます。

膝を曲げて腰の位置を低くして、持ち上げるものと自分との距離が離れないように注意しましょう。

持ち上げる動作中は背中を起こしながら持ち上げるのではなく、膝を伸ばすことで持ち上げるようにします。

膝が伸びた状態で上半身だけで持ち上げるのはNGです。

軽いものを拾ったり、掃除したり、日常の何気ない動作においても膝を使うことを意識すると、腰への負担が少なくなります。

これを意識してやってみるとわかると思いますが、膝を曲げてしゃがむ動作は足の筋力(大腿四頭筋など)が必要です。

足の筋力を強化することも、腰痛の予防のために必要なことです。

日常膝を使う生活をしていると自然に足の筋力も強くなっていきます。

また、さらに、腰周囲の筋のストレッチを行って柔軟性を維持しておくことも効果があります。

腰だけでなく、ハムストリングス(太ももの後ろ側の筋)の柔軟性を高めると姿勢の改善に役立ちます。

なので、下肢のストレッチも入念に行うのは良い事でしょう。

さらに、適度な運動(腰に負担のかからない軽めの)も血流の改善、筋活動の維持に有効です。

ウォーキングなど楽に行えるものをやってみましょう。

激しいスポーツは腰にとっては負担となりますので、腰に不安を感じる方は控えましょう。

6 ストレスが無くなると腰痛がなくなる人も多い

理学療法士 イワモト

※ 理学療法士イワモトが想う事 ※

腰痛で病院に行くと、通常のX線撮影をしてもらえますが、異常がない。

と説明を受ける場合がほとんどです。

X線写真では細かいところまでわかりませんから、異常が見つからないことが多いのです(痛みに関してはMRIを使ってもほぼわかりません)。

「痛いのに異常なし?」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。

「異常はありません」→「写真に写るような異常はありません。

原因を特定できない異常がどこかにあるはずですが、現代の検査技術では特定できません。」

と理解していただければよいと思います。

私的にはこのように説明してくれる医師が良い医師だと思います。

椎骨と椎骨の間が狭い(椎間板がつぶれている)など写真ではっきりわかるものは、それについての説明があって椎間板症の診断名がつくでしょう。

また、はっきりとした神経症状が出ている場合などはMRIでの検査で、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが見つかる場合があります。

将来、スキャン技術が進んで、細胞レベルまでわかるようになれば、8割が原因不明ということはなくなるでしょう。

また、スポーツの普及・本格化で腰を痛める子供たちが増えています。

将来の腰や膝の障害の発生も念頭に置いて、練習が過度にならないように注意が必要です(特に指導者の方にお願いしておきたい点です)。

お風呂で腰部を温めて、血流をよくすることも一つの方法です。

ただし、痛みが急に始まった直後は冷やすのが基本ですので、温めないようにします。

慢性期でも温めて痛みが増すようであれば中止してください。

腰痛などの痛みを感じやすくなってしまうのは、脳に原因があるという考え方もあります。

抗うつ剤の効果があったり、恋をしたら腰痛が治ったりという例もあります。

ストレスを避けることも腰痛を軽減する方法にもなるでしょう。

是非、このストレスに関しても意識して欲しいと思います。

7 まとめ

今回は腰椎椎間板症についてお伝えしました。

いつも大きなストレスがかかっている腰椎の椎間板は障害をおこしやすいところです。

椎間板の障害は腰痛の原因となりますが、さらに進行すると椎間板ヘルニアに移行する危険性もあります。

腰痛を感じるようになったら(できれば感じる前から)腰のストレスを軽くするような対策をしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様のご健康をお祈りいたします。

執筆者:mamotteライター 理学療法士 イワモト

追記・編集:mamotte運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林

※ 編集後記 ※

mamotte運営者の理学療法士平林です。

原因不明の腰痛は腰椎椎間板症と診断されるのが多いです。

このように診断されると、きっと『もう、この腰の痛みは治らないんだなぁ・・・』

と思ってしまう事もあるでしょう。

しかし、そうではありません。

腰椎椎間板症と診断されても、あなたの腰の痛みは改善する事が多いにあるのです。

簡単な体操やストレッチ・良い姿勢を意識する事などで、その腰痛が治ってしまう場合もあります。

なので、腰椎椎間板症と診断されても悲観する事はありません。

治す為に必要な行動を諦めずに行いましょう。

実際に私も腰椎椎間板症と診断された患者さんを沢山みてきました。

しかし、治療を施す事で、痛みが完全になくなっていく人も少なくありません。

ですので、諦めずに治す治療をしていくのが良いと思うのです。

この記事があなたの役に立てばうれしく思います。 

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