あれ・・・腰が痛い・・・・
と思ったら【圧迫骨折】だった。
こういう人が結構います。
こんにちは。
mamotte運営者で理学療法士の平林です。
あなたの周りにもいませんか?
腰痛で病院に行ったら、【圧迫骨折ですね】って診断をされた人。
圧迫骨折は高齢者の方に多い症状であり、気づいたら圧迫骨折になっていた。
なんていうパターンが多いです。
年齢を重ねるにつれて圧迫骨折のリスクが増えてしまうのは当然のことで、ほぼほぼコルセットを処方されます。
だけど、このコルセットって、
- 本当に必要なの?
- どうやって使うのが正解なの?
など、疑問になりませんか?
という事で今回は、【圧迫骨折にコルセットは必要か?】というテーマで記事にしました。
◎ 圧迫骨折にコルセットが必要かどうか知れて、圧迫骨折の痛みの改善に役立てる事ができる
◎ コルセットの使用方法や頻度について知れて、治療の参考につなげる事ができる
といった点があります。
コルセットを処方されたすべての方に参考になればうれしいです。
是非、一読してください
※この記事はリハビリテーションの専門家で、理学療法士である運営者平林と、理学療法士イワモトの考えや意見をまとめて紹介しています。
なので、共感できる部分は共感して、納得できる内容は納得していただけると幸いです。
執筆者・運営者は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の国家資格を取得しており、実際に病院やクリニック、介護施設など様々な場所で現場で学んできています。
ですので、記事内で紹介している内容は、リハビリテーションの視点を持った国家資格者の視点からみた意見と臨床での事実を述べています。
それを踏まえて、記事の内容は自信を持って提供しています。
しかし、【内容が絶対正しい!】とは思わないでください。
というのも、世の中には、沢山の治療方法や治療の考え方があって。
- どれが正しくて、どれが間違っているのか?
- どれが自分に適している治療なのか?
個人的な意見も沢山あり、個人の解釈や価値観、考え方によって大きく違ってきます。
ですので、『絶対にコレが正しい治療方法だ!!』みたいな考え方はできなくて。
間違いなく言える事は、どんな治療においても、【実際に試してみないとわからないよ】。という事です。
【100%これが正しい】という治療方法は存在しません。
ですので、ここで紹介している内容も一人の理学療法士の意見である事を踏まえていただきたいと思います。
そして、この記事があなたの役に立てばうれしく思います。
1 圧迫骨折にコルセットは必要か?必要ではないか?論争
早速ですが、圧迫骨折にコルセットは必要なのか?どうか?
について考えていきます。
その① ぶっちゃけ必要ない。という考え
コルセットは、必要ないよ。
という考えも少なからずあります!
これは、コルセットをする事でかえって、悪化してしまう人がいるからです。
というのも、
- コルセットのつけ方が悪い
- コルセットのサイズが合わない
- コルセットに依存しすぎてしまっている
- コルセットの使いすぎによって、筋力低下、可動域制限が生まれてしまう
といった事があるからです。
このような可能性があるのでコルセットはぶっちゃけいらないよね。
という考えもあるのです。
ここで伝えたいことは、完全にコルセットは必要ない。という訳ではないという事です。
コルセットを使ってしまう事で腰痛が悪化する人も少なからずいるよ。
という意味として【コルセットは必要ない】といった結論です。
その② コルセットは必要だ!という考え
これは、文句なく、コルセットをしている方が痛みが楽になる、やわらぐ。
という事から、コルセットは必要である。という話です。
これは説明する必要もなく想像できると思いますが、腰の痛みにコルセットをする事で痛みが軽減する。
といった考えです。
コルセットは、腰の動きを制限させることで痛みを出させなくします。
つまり、腰を固めるといったやり方です。
つまり、長期間コルセットを使用するのはおススメできない場合もあります。
この辺については、のちに紹介します。
その③ コルセットは必要だし、必要でもない。どちらでもない。
結論としては、【あなた次第】というのが本音です。
というのもやはり、コルセットをしてもしなくても、良くなる人もいるし、良くならない人もいるからです。
なので、最初からどちらかに決めつける事はできないと思っています。
コルセットが悪いわけではなくて、コルセットも使い方次第で効果はあります。
なので、コルセットの使い方を身に着けられるといいなと思う次第です。
また、自分の体に採型したコルセットなどを処方されることがありますが、そういった大がかかりの物はあまりおススメできないかなぁ。というのが、個人的な意見です。
その時に採型しても、後に体重や身長などが変化したときに合わなくなって、結局使えませんよ。
という事があるからです。
なので、コルセットはアマゾンでも、楽天でも、ヤフーショッピングでもあるので、市販でもいいかなぁと個人的には思います。
あなたが使いやすいコルセットをしてみるといいでしょう。
2 正直、コルセットを付けたくない。と思うあなたへ
コルセットは、面倒だし、つけたくない。
と思う人もいるでしょう。
矛盾しているかもしれませんが、まずは、一度試してみるのもアリです。
1週間~2週間くらい試してみて、実際に痛みは弱くなるのか?変わらないのか?強くなるのか?
など実際に感じるのが良いと思います。
もちろん、コルセットに頼りすぎてしまうのはNGですが、コルセットを試してみるのは有効です。
そして、
【自宅にいるとき、比較的動かない時はコルセットを外す】
【外出時、比較的動く時、ちょっと腰が痛い時などにコルセットを着ける】
といった使い方を意識してみましょう。
このように、まずは、コルセットを試してみて、痛みがどのように変化するのか?
を感じて、コルセットを使う、使わない。
といった、判断をするのが合理的な判断だと思う次第です。
3 そもそも圧迫骨折ってなに?
そもそも、圧迫骨折ってなんなのでしょうか?
圧迫骨折は背骨で起こるのが圧倒的に多いです。
背骨は椎骨(ついこつ)という小さい骨の連結で構成されており、その小さい骨と骨の間に椎間板といった物があります。
この小さい骨には普段から体重を支えたり、背骨の負担を支えたりしています。
そして、この背骨の椎骨は簡単につぶれてしまうことはありませんが、交通事故や転落などで非常に大きな力がかかってしまった場合には圧迫されてつぶれてしまうのです。
また高齢化や骨粗鬆症で骨がもろくなった場合は、比較的弱い力で(椅子に腰かけたときなど)つぶれてしまう事もあるのです。
このように交通事故や転落などの外部からの事故や座る動作や日常生活の微細な動作でも背骨の小さい骨にはヒビや亀裂が入ってしまう事があって、その結果、腰に痛みを感じてしまう事を圧迫骨折といいます。
椎体は前方が大きくつぶれたくさび型を呈することが多く、複数個所同時に圧迫骨折を起こしたり、骨折を繰り返したりすると、背中が丸くなり、身長が低くなることも少なくありません。
骨折を起こした場合は痛みを伴うことが多いのですが、強い痛みがなく知らない間に骨折してしまっているという事もあります。
(いつの間にか骨折しているパターン)。
これは、姿勢が悪くなってしまい、自然と腰が曲がってきた方の中に多い傾向があります。
4 コルセットの役割はなんなの?
次に、ここではコルセットの役割について話します。
骨折を起こした椎骨は椎体がつぶれた状態で不安定です。
残念ながらつぶれた部分をもとに戻すことはできません。
しかし、骨が骨折しても、潰れても痛みや症状は無くなる事は多くあります。
なので、それほど心配する必要はありません。
さらに、時間の経過とともに骨も治ってきます。
つぶれた状態で骨が固まってくれるのを待つしかないのが現状の治療手段です。
そして、背骨がつぶれていても固まってしまえば安定性がある程度得られるようになります。
また、骨折なので骨がつながる(固まる)まで一定の時間を要し、通常2ヶ月ほどが目安です。
なので、心配し過ぎる必要はないでしょう。
この固まるまでの期間に脊柱が不安定な状態で動きすぎると骨がつながらなくなってしまったり、偽関節という不安定な状態となり、慢性的な疼痛の原因となったり、神経障害を引き起こしたりすることもあります。
なので、この時期に腰への過度な動きは極力控える方がいいでしょう。
このような状態にならないように骨癒合が完了するまでの間、脊柱の動きを制限する目的でコルセットを使用します。
コルセットで背骨(脊柱)の動きを100%止めることはできませんが、正しく使用することで脊柱の動きを大きく制限する効果があります。
しかし、まったく、背骨(脊柱)の動きを制限してしまう事は逆に悪化させることになります。
なので、【普段の日常生活ではコルセットを使用し過ぎないようにしましょう】。
出かけたり、軽い運動する等の時にコルセットをする。
という考えがいいでしょう。
是非、参考にしてください。
そして、これより、コルセットのメリット・デメリットを紹介していきます。
◎ コルセットのメリットデメリット
ここでは、コルセットのメリットを軽く紹介しておきます。
コルセットを使用すると、脊柱の可動性を制限します。
動きを制限することで、骨折部位の不安定性を減少させ、骨癒合(骨が固まる)が正常に行われるようにする効果があります。
これがコルセットを使用する第一の目的と言えるでしょう。
その他の効果として、疼痛の軽減、動作時に腰に無理な負担をかからないようにするなどです。
装具はしっかり装着しないと効果がないのですが、そうすると圧迫感があり、息苦しく感じてしまいます。
装具の一部が皮膚と当たって赤くなったり、痛かったりなどが起こることもあります(義肢装具士によって、できるだけ痛みが出ないような修正はしてもらえます)。
痛いのを無理して装着していると、褥瘡(床ずれ)をつくってしまったりするので、遠慮なく病院スタッフへ伝えることが大切でしょう。
特に長いタイプのコルセットの場合は動きにくく(これが目的なので仕方ないですが・・・)、寝にくいなどのデメリットもあります。
日常的に使用していると、動きづらく生活上でも面倒が生じる。
なので、メリット・デメリット両方あるのです。
◎必然的に無理して動くことが少なくなる
→ 動かない事で痛みはでない。しかし、長期的にみると、腰の可動性が悪くなる。
◎周りの人もそれなりに気遣ってくれる
→ 人に力を借りたい人は助かる。人の手を借りたくない人はちょっと嫌になる
などが考えられるでしょう。
5 コルセットの使用頻度・使用方法について
では、コルセットの使用頻度について話していきますね。
コルセットの使用頻度
骨折部位が固まって安定するまではしっかりと固定しておいたほうが良いでしょう。
1~2か月は硬性コルセットを装着して、その後、軟性コルセットに切り替えてさらに数か月装着するなどの方法があります。
コルセットを外して動いてしまうと骨癒合がうまくいかないことがあるので骨癒合までは装着する事が基本です。
骨が癒合してしまったら、日中起きている間だけ装着するなどの使い方もあります。
骨折の状態によって使用頻度、期間は違ってきます。
医師が判断して決定する事が多いですが、正確には主治医とリハビリの先生に確認しながら双方の意見を聞いて進めましょう。
コルセットの使用方法
【装着時のポイント】
コルセットの装着の仕方は義肢装具士から説明を受けることができますが、正しい位置にしっかりと装着する必要があります。
腸骨(腰骨)上部を基準にして、背中部分に中心を合わせて、ベルトを締めていきます。
コルセットの位置を決め、ベルトは下をまず締めてから上のほうへ順に締めていきます。
全部締めたら、最後に全体を増し締めします。
締めたほうが効果はあるといっても、限度がありますから、無理なく呼吸ができる程度に締めてください。
よくある間違いは回転していたり、締め方が緩かったりすることです。
長時間使用していると位置がずれてきたりすることも多いですから、正しい位置にあるかどうかを時々確認しましょう。
軟性の腰椎コルセットは上下が分かりにくい場合もありますから、内側に上下の印を書いておくなどすると間違いがなくなります。
圧迫感があって大変ですが、適切に締めて装着することで効果がありますから、締め方には注意しましょう。
6 まとめ:コルセットの使い方を覚えて、依存しないようにしよう。
どうでしょうか?
圧迫骨折にコルセットは必要か?
必要ではないか?
あなたなりの答えは見つかったでしょうか?
実際には、コルセットはなくても問題ない人は多いと思います。
最終的には、コルセットは使わく手も大丈夫!!といった状態になれる事が理想ではあります。
でも、コルセットを着けている方が【安心する・痛みがやわらぐ】という人がいるのも事実なので、そういう場合はコルセットをした方がいいでしょう。
その中で、一つだけお伝えしたい事があって。
コルセットに依存してはいけない。
これを忘れないで欲しいのです。
というのも、常にコルセットをしてしまうと、依存が起きてしまって、外せなくなります。
そうなると、長期的に考えた時に腰の柔軟性がなくなってしまい、腰痛が起きやすくなる場合があります。
なので、コルセットは極力頼らない方が良いでしょう。
もちろん、圧迫骨折で骨折部位が固まって安定するまでは、コルセットで動きを制限しておいたほうがよい場合もあります。
しかし、必要以上にコルセットを使い続けるのは良くないよ。
という事を伝えたいと思います。
つまりは、コルセットの装着は必要最低限にするべきであって。
具体的には、自宅で、安静にしてたり、比較的動かない場合は、コルセットを外す。
コルセットを着けるのは、動く時だけ、出かけたりする時だけ。
といったように、使う場面を決める。
このような感じがいいのではないでしょうか。
と伝えたいと思います。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
執筆者:mamotte運営者 理学療法士 平林
※ 編集を終えて・最後に ※
コルセットの使用については、間違った認識の方が非常に多いのが現状かなと思っています。
というのも、コルセットを常につけるように言われたからと言って。
- 寝るときも
- 家にいてくつろいでいる時も
- 横になっている時も
- 座ってて動かない時も
着けている人がいます。
つまり、腰に負担がかからない場面の時までも、コルセットを使用している人が多いという事です。
コルセットの目的は腰を動かさないように固めて痛みを出さない・背骨の骨折を進行させない。
という事なので。
自宅でくつろいでいる時や腰に負担をかけない時までも、コルセットをする必要はないと思います。(明らかな背骨の変形などがある場合は、安静時にもコルセットを使用する場合もあるので、一部除きますが・・・)
むしろ、安静時にはコルセットをしいない方が、治りは早いでしょう。
実際に、そのように行動された方の方が、予後が良い場合の方が多く見受けられます。
なので、私、個人的には、コルセットの使用は、外出時や腰に負担のかかる動作をする!
といった場面のみ使用する。
このように使い分けできると効果的ではないでしょうか。
是非、参考にしてください・・・・・。
本日も最後までありがとうございました
圧迫骨折にコルセットは効果あるか?【メリット・デメリット】を紹介
圧迫骨折にコルセットは効果あるのかどうか?について紹介しています。
効果はある場合と効果がない場合があるのが実際です。
それは何故なのか?そういった点について紹介しています。
また、コルセットのメリット・デメリットについても紹介しているので、コルセットを使う理由が明確にわかると思います。
コルセット検討している人に読んでほしい内容です。
最新記事 by mamotte (全て見る)
- 体重が引き起こす腰の痛み:肥満が腰痛に及ぼす具体的な影響 - 2024年5月28日
- 腰痛の背後に潜む?専門家が指摘する可能性のある12の病気 - 2022年5月4日
- 腰痛対策!医者に行く前に試すべき生活習慣の見直し方 - 2022年2月17日
大変有意義なページをありがとうございます。
私はL2圧迫骨折治療中20日目の60歳の男です。レントゲンでは3mmくらいへこんで後から前にハッキリと亀裂がありました。骨粗鬆症等の疾患はなく、帯鋼でできた硬性コルセット装着で自宅療養中です。
現在修復期ですので、この時期コルセット装着を前提として骨折部位のさらなる変形についてご教示いただけたら幸いです。
1.起立姿勢は患部が変形する可能性はないのか?
2.動作時に痛みがあれば変形するのか?痛みがなくても変形することがあるのか?
3.仮骨形成時期(三週間目)でもベッド安静時にコルセットを外した方が良いのか?
4.日常動作時のわずかな痛みでも変形するのか?
5.日常動作で変形の心配がなくなるのは骨折からおおよそ何週間か?
6.コルセットを外しても就寝時の寝返りで変形しないのか?
お手数ですが以上よろしくお願いいたします。
杉本様
コメントありがとうございます。
mamotte運営者で理学療法士の平林です。
杉本様のご状況ご理解できました。
圧迫骨折と診断されて、コルセットしか処方がないと、その後が不安になりますよね・・・。
ご状況、御心境ある程度わかります。
早速ではありますが、
ご質問にお答えさせていただきますね。
1.起立姿勢は患部が変形する可能性はないのか?
→ 起立姿勢において、患部が変形する事は、
『起立時に悪い姿勢が癖づいてしまっていれば、可能性はある』
と言えるでしょう。
というのも、日常的に悪い姿勢が癖になっていると、さらに患部を助長させてしまう可能性があります。
ですので、良い姿勢を意識する。のが基本になります。
その中で、長時間の起立姿勢を取らなければいけない場合や環境であれば、コルセットを使用するのが良いかなと思います。
2.動作時に痛みがあれば変形するのか?痛みがなくても変形することがあるのか?
→まず、答えとしては、動作時の痛みがあっても、なくても変形する可能性はあるでしょう。
しかし、不安にならないでください。
必ず決まった動作で痛みが生じるのであれば、それ以上の負荷を加えなければ、悪化する事はないと言えます。
で、
どのような動作で痛みが生じるのか?
によって、その動作がわかれば、その動作を辞めるか、注意して行うか。
というように工夫を加えればいいだけです。
また、
痛みがある。
という事は、患部や腰に、『杉本さんの腰が、耐えられる以上の負担が加わっている』という事です。
ですので、
それ以上の負荷を加えなければ変形する可能性も少ないでしょう。
そして、
痛みがなくても変形する。
というのは、痛みというのは、変化するもので。
環境、心境、状況などあらゆる変化で痛みを感じたり、痛みが減ったりします。
ですので、
痛みがないからといって、患部に負担が加わっていないのか?
というと、そうではありません。
痛みがなくても、患部に負担が生じている可能性があるのです。
よって、
答えとしては、痛みがなくても変形する可能性もある。
と言えるのです。
3.仮骨形成時期(三週間目)でもベッド安静時にコルセットを外した方が良いのか?
→ 安静になっている時の解釈によって、お答えが若干変わってくるのですが。
まず、横に寝る(仰向け、横向き、下向きなど)の場合は、外しておいた方が良いでしょう。
このように横になっている場合は、腰への負担も少ないです。
ですので、
外しておいても、仮骨形成がおそくなる事も少ないと言えます。
また、
・ソファーに腰が丸まった状態で、長時間座る。
・床にあぐらや足を投げ出した姿勢で長時間座る。
などの腰がかなり丸まってしまった状態を長時間取る事が良くない。
という事です。
ですので、
ベッド上でも椅子でも床でも、極端な悪い姿勢になっていなければ、
コルセットは外しておく方がいいかなぁと思います。
4.日常動作時のわずかな痛みでも変形するのか?
→ 基本的に、日常動作においてのわずかな痛みで変形する可能性は少ないと思います。
やはり、これも、悪い姿勢によって、患部に負担が加わってしまう。
状態が良くないだけです。
ですので、
動作時において、良い姿勢が少しでも意識できれば、悪化する可能性はない。
と言えます。
5.日常動作で変形の心配がなくなるのは骨折からおおよそ何週間か?
→ これは、明確な基準がないのと、はっきりした期日をお伝えできないのが正解です。
しかし、平林個人的な感覚と経験から、
『日常動作において、痛みがなく、普通に動けるようになりました!!』
という患者様の声は、3週~4週目くらいから、普通に動けるようになった。
という人が多いかなぁという印象です。
また、
目安的な基準として、骨折してから、治るまでの期間はありますが、心配がなくなるまで。
というのは、それぞれの考え方によって違ってくるのです。
しかし、
日常動作時に、痛みが生じないように注意すれば、骨折1週目から問題はないでしょう。
6.コルセットを外しても就寝時の寝返りで変形しないのか?
→はい。これは、就寝時にコルセットしなくても寝れるのであれば、しない方がいいでしょう。
就寝時にコルセットをしてしまう事で、腰の柔軟性を制限してしまい、腰の可動性が無くなってしまいます。
また、
寝返りができないと体の血液が循環しないので、
朝起きた説きに、体が硬い・だるいなどの感覚を感じやすくなってしまうかと思います。
したがって、
就寝時には、コルセットをしないで寝れるのであれば、しない方がいいかなぁ。
というのが、平林の意見です。
杉本様
この度は、コメントありがとうございます。
お答えになっていましたでしょうか?
また、
何か、気になる点がありましたら、ご連絡いただけたらと思います。
全てのコメントに極力お返事させていただきますので。
宜しくお願い申しあげます。
最後に、
※ 全ての返答は、私の考えと意見です。
参考として、捉えていただけたらと思います。 ※
コメントありがとうございました。
平林様、懇切丁寧な回答を有難うございます。
病院ではベッドでもコルセット装着で安静にしていてください、との指示だけでした。診察はまだまだ先だし、ネットは圧迫骨折治療中のコルセットの情報が少なく、どうしていいか困り果てていました。
有意義な御助言を頂き本当に有難うございました。
杉本様
とんでもありません。
この度は、当サイトを拝見して頂いた上でのご質問誠にありがとうございます。
また、
何か気になる点や不安になる点などありましたら、
是非、ご連絡いただけたらと思います。
杉本様のご状況が良くなる事を心より願っております。
mamotte運営者 理学療法士 平林
初めまして。
骨粗鬆症60%程度で18kg程度の子供を肩車をして子供が
落ちそうになりかなり力任せに前屈から後方に力任に
反り返り腰椎圧迫骨折をしてしまいました。
発症から1週間はゴールデンウィークで自宅で市販の冷感シップで寝ているのが
メインで独居の為、買い物等は2回しました。
2週間目で来院し簡単な軟性コルセットをし始めました。
現在3週目ですが、未だに軟性コルセットで2週目には痛みが和らぎましたが、
今は軟性コルセットの締め方によって痛みを感じるようになりました。
診察時に私からオーダーメイドのコルセットの製作をお願いしたのですが、
納品が発症後1ヶ月になるそうです。
オーダーメイドのコルセットは必要でしょうか?
曖昧な表現で申し訳ございませんが、アドバイスを頂けますと幸いです。
黒沢様
コメントありがとうございます。
まず、結論から申しますと。
現在の段階では、オーダーメイドのコルセットは必要ないかな。
と個人的には思います。
というのも、
・納品が1か月になる事。
・現在3週目に入って、少しでも軽減している。
という2点の事から考えると、時間の経過ともに症状が軽減、改善していく事が考えられます。
つまり、オーダーメイドのコルセットの納品時の1か月後はだいぶ痛みが軽減しているのではないか?
と予想もできるからです。
なので、現状ではオーダーメイドのコルセットは必要ないのではないか?
という結論でございます。
もちろん、日常生活において、悪い姿勢に配慮した生活を送ったり。
など注意しなくてはいけない点もあるので、考慮しながら生活をしていく事も重要なポイントになるといえます。
以上、参考になればうれしいです。
このようにコメントありがとうございます。
平林さま
丁寧なご回答ありがとうございます。
もう一点ご相談がございます。
コルセットの装着なのですが、一回装着して外して安静に寝ており
トイレや買い物のどで再度装着すると患部が痛みだします。
元々姿勢は悪い方なのですが、コルセットで正しい姿勢に矯正され
起こる痛みなのでしょうか。
何度もご相談させて頂き恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、上記症状が不安でコルセットは制作してしまいました。
追伸:コルセットを外して就寝、翌朝起きと時点では負傷した腰椎は他の
腰椎とフラットなのですが、コルセットを装着して買い物や家事をして
コルセットを外すと骨折した腰椎が少し出っ張ってます。
この症状は大丈夫でしょうか。
度々で申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
黒沢様
ご連絡ありがとうございます。
その後のご状況把握させていただきました。
私の意見をお答えさせていただきますね。
まず、コルセットを作成した事については、問題ないかと思います。
出来上がり次第、そのコルセットを使用してみての結果を待つしかありませんね。
で、お答えさせていただきますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず、コルセットの効果の大前提として。
コルセットは、腰を固定して腰を動かせないようにする事で痛みを出さないようにする。
という目的が一番だと言えます。(私の意見・考えですが。)
これを踏まえていただきまして。
①コルセットの装着なのですが、一回装着して外して安静に寝ており
トイレや買い物のどで再度装着すると患部が痛みだします。
元々姿勢は悪い方なのですが、コルセットで正しい姿勢に矯正され
起こる痛みなのでしょうか
→これは、おっしゃる通りで。
コルセットによって、姿勢が矯正されて起こる痛みかと思います。
なので、コルセットの締める力を少し緩めてもいいかもしれません。
コルセットの緩すぎも良くありませんが、締めすぎも良くありません。
一番適切な力は【これくらいの力の締め具合なら、なんとか大丈夫かな(10分の6~7くらいの力)】と感じるくらいの力が良いと思います。
つまり、コルセットの締めすぎによって、生じている可能性があります。
少しだけ締める力をゆるくするのも、一つの方法かと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②コルセットをしないで起きた時は腰椎はフラットなのですが、
コルセットを暫く装着して外すと骨折した箇所が少し飛び出しています。
→これに関しては、姿勢が悪くなってしまう事で生じてしまう。
という事が言えます。
というのも、
コルセットをしている時は、良い姿勢に矯正されている事が予想できます。
その中で、コルセットを外したら、良い姿勢を保つ事ができないので、悪い姿勢になってしまう。
つまり、腰が丸まってしまい、骨折した箇所が飛びしているように感じる。
という事が言えます。
しかし、骨折した箇所が飛び出してしまっていても、怖がらず、不安になる必要はないかと思います。
というのも、骨折した箇所があっても、痛みは軽減する可能性はあります、
また、圧迫骨折ををしても痛みが改善する人は多くいるので、一先ず、怖がらないで大丈夫です。
という想いをお伝えしたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③コルセットを外して就寝、翌朝起きと時点では負傷した腰椎は他の
腰椎とフラットなのですが、コルセットを装着して買い物や家事をして
コルセットを外すと骨折した腰椎が少し出っ張ってます。
この症状は大丈夫でしょうか。
→この症状についても、姿勢の影響が関係しているかと思います。
コルセットをしている時は、良い姿勢に矯正される事で、腰椎がフラットに感じる。
コルセットを外してしまうと、姿勢が悪くなってしまうので、腰椎が出っ張てしまう。
という事が言えるでしょう。
しかし、これもまた、当然の事でして。
コルセットは、良い姿勢を矯正するものであります。
つまり、コルセットを外してしまうと、良い姿勢を保つ事が難しくなり、腰が少し丸まってしまう。
そして、腰椎が出っ張ているように感じてしまう。
という事が言えると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
まとめますね。
しかし、そんなに怖がらず、不安にならなくて良いかなと思うのが私個人的な意見です。
というのも、
コルセットを外しても、黒沢さんの中で良い姿勢を意識する回数を増やす。
これを行うしかありません。
コルセットは使い方が大事であり、常に使っていても、腰の可動域を固めてしまうものになってしまいます。
なので、コルセットを外しても、できる範囲で良い姿勢を保つ、良い姿勢を意識する回数を増やす。
というのを行えれば、腰の痛みは少しづつ、軽減していくのではないかと思います。
実際に、私も患者さんなどにはそのようにお伝えしており、圧迫骨折の症状が軽減・改善しているのを見てきています。
ですので、一先ずは、不安になりすぎず、安心していただいてもいいのかなと思います。
以上、お答えになっていますでしょうか?
参考にしていただけたら幸いです。
mamotte運営者 理学療法士 平林
追伸:コルセットをしないで起きた時は腰椎はフラットなのですが、
コルセットを暫く装着して外すと骨折した箇所が少し飛び出しています。
何度もコメントしてしまい申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い致します。
毎度、丁寧なご回答をありがとうございます。
本日通院してレントゲンを撮って貰い、②の質疑をしたのですが患部も見ずに
「レントゲンから見ると大丈夫でしょう」との見解でした。
不安です。。。
黒沢さん。
コメントありがとうございます。
なるほどですね。
確かにそれは、不安になるかもしれませんね・・・
『レントゲンから見ると大丈夫でしょう・・・』
という意見もおそらく、そのように言う事しかできないからかもしれませんね。
というのも、お医者さんだとしても。
これからの痛みが良くなるのか、悪化するのか?
については、ハッキリした事が言えないからです。
(この点は、だれにもわからないからです。症状が良くなる人もいれば、変化しない人もいるのが事実なので。)
このような中で、レントゲンの情報をみても大きな異常はないので
『大丈夫でしょう』という判断をしたのかと思います。
でも、黒沢さんとしても、患部を診察されないと不安になりますよね・・・
お気持ち察します。
しかし、不安になるかと思いますが、お伝えしている通り。
一先ずは安心していただくお気持ちをもっていただきたいと思います。
圧迫骨折は、良い姿勢の意識と適度な軽い腰のストレッチなどで軽減・改善へとつなげることは可能です。
適切な対処をしていく事で症状の悪化もなく、痛みが再発しない人も沢山います。
ですので、まずは、姿勢をできる範囲の中で良くする意識を持つ。(無理をして腰を伸ばそうとはしない。できる範囲の中で行う)
という事から行っていただけたらと思います。
以上、お答えとして、させていただきますね。
追伸:また、ご質問、ご状況とありましたら、コメントください。
平林さま
何度もの質疑にご丁寧なご回答をありがとうございます。
最近なのですが、安静にしている時(1日睡眠を除き断片的に3〜4時間程度)は
作ったコルセットを外しているのですが、トイレや買い物や外出しての打合せなど
にはコルセットをしているのですが、患部の痛みが以前より増しました。
前回の診察で聞いたのですが回答を貰えずでした。。。
コルセットの締め過ぎなのでしょうか。
又、良くない状況でしょうか。
ご回答いただけたら幸いです。
黒沢
追伸 コルセットを締める時に肋骨の古傷が少し痛みます。。。
何度も申し訳ございません。
患部の痛みが先週より増しております。
主治医にコルセットの締め過ぎですか?と話してところ、分からないと言われかなり不安になっております。
ご回答を頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願い致します。
黒沢様
ご連絡できてなく、申し訳ありません。
早速ではありますが、確認させてください。
・患部の痛みが強くなっていると感じるときは、どんな時でしょうか?
コルセットをしている時も、していない時も痛みが強くなっているのでしょうか?
という中で。
1日の中でどんな時に、痛みが強くなったと感じるのか?
を改めて、確認してみると原因が把握しやすいので、まずは確認していただけたらと思います。
例えば、
・外出や打ち合わせなどでコルセットをした中で、外した瞬間に痛みが強くなったり
コルセット使用中なども痛みが強く感じたりする場合も、もちろんあります。
ですので、まずは改めての【痛みを強く感じる時はどんな時?】を確認していただけたらと思います。
やはり、姿勢に影響はあるとも思いますし。
コルセットを使用する中で、新たな腰周辺の痛みも出てくる可能性はあります。
まずは、確認をしていただき、再度教えていただけたと思います。
平林さま
毎度ご回答ありがとうございます。
コルセットを外していて仰向けで装着して締めている時に腹筋などに力が入ったりすると「びきっ」と痛み、歩行中にも少し痛み、外して仰向けに寝ているとびきびきと痛み出して横向きになったり寝姿勢を変えないと耐えられなくなります。
感覚なのですが、コルセットで締める事によって患部が横に無理に締まり痛みが出ているのではないかと感じます。
この症状は5週目にはなく6週目の現在の方が痛さが増しています。
制作したコルセットを着け始めて2週目での状態です。
制作したコルセットも色々な身体の部分に不快に当たり緩衝材?だらけです。
患部の腰椎もコルセットを外すと出っ張っています。
コルセット無しで起床した時はフラットです。
負傷して1ヶ月でバンデージ型のコルセット?をしていて、痛いは大分良くなっていたのですが……。
まとまりの無い文章で申し訳ございませんが、何卒不安なので、ご回答を頂けますと幸いでございます、
黒沢さん。
ご状況、把握できました。
なるほどですね。
痛みを強く感じてしまうと不安になりますよね・・・・
でも、大丈夫かと思います。
で、
この場合でしたら、一先ず、コルセットに頼らない。
という方向性で一度試してみるのはいかがでしょうか?
もしくは、そのバンテージタイプのコルセットに変更する。
というような感じはいかがでしょうか。
で、コルセットを使わない。
ではなく、今までよりも、コルセットを使用する回数、頻度を減らす。
という事です。
例えば、
今まは、外出時必ず使用していたのでしたら、仕事の数時間だけにする。
とか。
または、バンテージタイプのものに変更する。
などです。
作成したコルセットは、矯正力が強くなるので、おそらく今まで使用していなかった筋肉などが、
矯正されて、働いてしまっている。
そして、新しい痛みとして、、痛みを感じている可能性もあります。(筋肉痛のような感じ・・・)
ただ、そういった事が考えられるでしょう。
それでも、痛みが変わらない場合は、作成したコルセットからいったん離れてみるのもありかと思います。
そして、腰の痛みがどうなのか?
を観察、把握してみてほしいなと思います。
まとめます。
・作成したコルセットの使用回数、頻度を減らしてみる。
・姿勢などに気を付ける。(コルセットを使用していないときなど)
上記二点、試していただき、教えていただけたら幸いです。
平林さま
いつも丁寧なアドバイスありがとうございます。
その後ですが、制作した緩衝材だらけのコルセットは極力付けるのを避け
バンデージのコルセットを就寝中は少し緩めてしています。
しかし「ピリッ」とした痛みは少なくなりましが、やはり「患部」が痛みます。。。
特に下を首だけ向けた時、少し身体を捻った時、コルセットを締め直す時、
大きく息を吸い込んだ時は「ピリッ」と痛みます。 仰向けに寝ている時はウズウズ痛みます。
今も仰向けで首を下に向けてタブレットで打ち込んでいる状態で患部が痛みます。
5週目にはほとんど痛みがなかったのにです。
少し止めていたロキソニンの錠剤も再度、効いているかは分かりませんが、
ロキソニンテープと共に再開ました。
制作したコルセットで締め過ぎ又、再度脊柱管を痛めたのでしょうか?
又、「偽関節」でしょうか?
どのような事が考えられますか?
主治医には私が調べた事を話さない限り答えてくれませんので、、、
何卒よろしくお願い申し上げます。
黒沢さん。
ご状況ありがとうございます。
では、お答えさせていただきますね。
結論からいいますと。
① 就寝中にコルセットは、一度外した方が良いかと思います。
就寝中にコルセットをしていると、固定されてしまうので、腰や体を自然に動かす事ができない。
といえます。
腰や上半身全体を無意識レベルでも、動かす事ができないので、寝返りもしづらくなり。
可動域制限が生じてしまう可能性があります。
その状態ですと、患部はもちろん、患部以外にも痛みを感じる人もいるでしょう。
つまり、就寝中はコルセットを外してみる方が良いと思います。
(これも、試してみないとわかりませんが・・・多くの人は外した方が良くなる事が多いです。)
次に、
②仰向けで首を下に向く行為も、腰・首などには、良くない姿勢にはなります。
ですので、気づかないうちに、腰に良くない行動や姿勢になっているかもしれません。
※首を下に長時間向いた姿勢になる、などは腰・首には良くないので、気をつけてみてほしいと思います。
で、ロキソニン錠剤も、ロキソニンテープも再開の判断をできるのはお医者さんのみなので、
そこは、お医者さんの指示を仰いでいただけたらと思います。
(すみません、薬に関して、飲む、飲まないなどは医療行為になるので、助言もなにもできなく・・・)
最後に、
③ 痛みが出てしまっているのは、偽関節、再度脊柱を痛めたかどうか?
というのは、はっきりとはわかりませんが。
ただ、可能性としては、腰や首に負担がかかってしまっている。
可能性はあります。
なので、できるのでああれば。
自宅にいるときはコルセットを外して生活する。
外出する時だけ、バンテージタイプのコルセットをする。
シンプルにこのような考えで生活をしてみる方が、気持ちも楽になるかと思います。
そして、腰の痛みが少しでも軽減していくのかどうか?
を観察してみていただけたらと思います。
また、なんでもご相談ください。
平林さま
いつも丁寧なアドバイスありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
その後なのですが、今月末で3か月になりますが未だに痛みが無くなりません。。。
痛みとしては発症後のビリッとした痛みではなく、筋肉痛のような痛みと
たまにピリピリ痛み、腰あたりの骨がコキッとなります。
自宅ではコルセットをせず、外出時のみにしております。
自宅では家事やリモート会議などをしていますが、
1時間以上行動すると患部や患部近辺が痛み、横にならないと
辛い状況です。
又、2回目のMRI検査の結果でMRI医師?から背骨の周りの
筋肉が脂肪化している。 と指摘されていますと言われ
血液内科の診察と継続治療を勧められました。
背骨の周りの筋肉が脂肪化しているとはどん状態なのでしょうか。
今後は少しでも動く様にした方が良いでしょうか。
場違いな質問かも知れませんが、コメントを頂けますと幸いです。
黒沢様
再度のコメントありがとうございます。
その後、どのようにされているか気になっておりましたので、嬉しく思います。
ご状況もかしこまりました。
まず結論としたら、動ける範囲で、動く方が良いと思います。
軽いストレッチなどは無理のない範囲で行う方がいいでしょう。
〇筋肉痛のような痛み、『コキ』っとなる痛み
というのは、動かしていない部分を急激に動かした時に生じるような現象かとも考えられます。
さらに、
1時間以上の稼働で、横にならないと辛い。
という事は、
・同じ姿勢になりすぎている可能性がある
・小まめに姿勢を変える事ができていない
・仕事前、仕事後、会議前、会議後などに軽いストレッチをできていない。
など。
まだ、ストレッチや姿勢の意識が足りていないのかもしれません。
(ここは、本当に大変で難しい部分でもあるのですが・・・・)
なので、あらためてリモートの際には姿勢の意識とこまめに体を動かす(伸びをするような感じ)、ストレッチを軽く行う。
など、まずできる事からの対処をするのがいいかと思います。
つぎに、筋肉の脂肪化についてですが。
解釈として、二つできると思う訳で。
①筋肉が減って、脂肪がついた。
この言い回しを筋肉が脂肪化した。
といったのかもしれません。
②異所性脂肪といって、筋肉のあいまや筋肉の周りに脂肪がついている。
という解釈もあります。
ただ、上記二つのどちらかの意味合いだとしても、腰痛の原因になるとは限りません。
つまり、腰痛と脂肪化は直接的には影響は少ないのではないでしょうか。
という見方もできるでしょう。
よって、脂肪化しているとしても、体には悪影響かもしれないので、生活習慣など。
脂肪化している状態を改善させる努力は必要だとは思いますが。
腰痛の原因と切り離して考える方がいいのではないでしょうか。
まとめますね。
〇改めて、こまめに姿勢を動かす。(仕事に支障がでない範囲で)
骨盤を前傾、後傾させる、伸びをする、上半身や下半身の軽いストレッチ
などをする。
〇良い姿勢を改めて意識してみる。
〇脂肪化にはついては、脂肪を減らす努力は必要。
しかし、腰痛の直接的な原因となっているかどうかは不明。
なので、気にしすぎない方が良いと思う。
といった事を行ってみるとどうでしょうか?
実際に、黒沢さんの腰の状態を確認できないがゆえに、抽象的な表現しかできずに申しわけないのですが・・・
以上、よろしくお願いいたします。
また、コメントお待ちしております。
お久しぶりです。
予後、腰痛が治らず暗中模索の状態です。
MRI、レントゲンで腰椎圧迫骨折、骨粗鬆症は改善、神経には異常がないとの事ですが腰痛が改善しません。
症状は患部第三腰椎部分に筋肉の張りが強くあり、ペインクリニックで運動療法を1ヶ月続けており、運動療法を始める前になかった痛みが出てきてしまいました。
改善もしておりません。
ペイン科の医師からは明確な指示がなく困惑しており、ブロック注射をするか否かを迫られており又、2017年に半年程役員からのパワハラで休職した経緯があり今週から精神神経科を受信する事がやっときまりました。
コルセットとは少々違うかもしれませんが不安なのでコメントさせて頂きました。
ご迷惑の無い範囲でご助言頂けますと幸いでございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
追伸
運動療法を始めてから酷い50肩も再発しました。
ペイン科医師からは筋・筋膜症の可能性があるとは言われております。
黒沢様。
ご無沙汰しております。
ご連絡ありがとうございます。
その後、どうしていたのか?ちょっと気になっておりました。
コメントありがとうございます。
ご状況かしこまりました。
症状が筋肉の張りという事ですね。
実際に身体を見ていないので具体的な事は言えませんが。
・【筋肉の張りが強くある】という事は、筋肉を使いすぎている事が考えられるかと思います。
運動療法の運動内容は見ていないので、良い・悪いは言えませんが。
・負荷が強すぎるのか?
・回数が多いのか?
・運動療法の目的としている動作と違った動作をしてしまっている
などが考えられるのかと思います。
ですので、対策としては。
・ペインクリニックの運動療法の先生と改めて相談する。
・運動内容の変更や運動負荷量の調整をしていく必要があるのかと思います。
新しい痛みが出てきてしまって、その痛みが改善しない。
という事は、何かしらの原因がある事が考えられます。
改めて、運動療法の担当先生と相談してみるのはいかがでしょうか?
また、五十肩についても。
五十肩の原因も人によって違いますので。
・肩の可動域制限によって、肩の痛みがあるのか?
・肩の筋肉に影響があるのか?
など変わってきます。
筋・筋膜性という事は、筋肉への負担を少なくしていく必要があると思います。
実際に肩の状況をみないと、適切な事が言えませんが。
考えられる事は、これらかなぁ。
と思います。
また、精神科についても受診してみるのはアリだとは思います。
しかし、今の腰の痛みや肩の痛みが100%精神的影響が起因している。
とは、思わないでほしいと思います。
まずは、腰や肩の筋肉や関節の影響を排除する必要があると思います。
その中で、精神科への受診をする事で安心感などは得る事はできると思うので。
受診した後に、改めて、治療をどのようにしていくのか?
を考えていくのが良いかなと思います。
以上、参考になれば幸いです。