圧迫骨折の治療法を調べた!いつまでも治らないあなたの為に

圧迫骨折の治療法

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※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。

内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。

学んできた経験があります。

ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。

しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。

ですので、この記事の内容が絶対正しい。

とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。

というように捉えてほしいと思います。

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

是非、宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


理学療法士 イワモト

こんにちは。

mamotteライターで理学療法士のイワモトです。

今回は、圧迫骨折と治療法について紹介していきます。

圧迫骨折は高齢者に多い骨折です。

特に骨粗鬆症などで骨がもろくなった方には多いと言われています。

痛みは1~3カ月、6カ月、1年など。

それぞれです。

比較的長期にわたって感じている方が多いでしょう。

圧迫骨折の痛みが長期間続いてしまっている原因には必ず理由があります。

この原因と理由を解決しない限り良くなる事はないと言えます。

そこで、今回は、圧迫骨折の治療法について知って頂きたいと思います。

圧迫骨折を治す為に何が必要であるのか?

という視点で記事にしてみました。

この記事を読む事で、

  • 圧迫骨折を治す為に必要な事を知れる
  • 圧迫骨折に負けない、知識が身につく

といった2点のメリットがあります。

最後まで読んで、あなたの腰の痛みの解消に繋がれば嬉しいです。

では、本日も宜しくお願いいたします。

1 圧迫骨折の治療にはどんな方法があるのか?

さて、治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?

主なものをお伝えしていきます。

1-1 リハビリ

背骨(脊椎)の圧迫骨折は病院でのリハビリテーションの対象になります。

圧迫骨折を起こすと、だいたいの場合、入院治療とされる形が多いでしょう。

リハビリのある病院に入院した時には必要に応じて医師より理学療法や作業療法の指示が出されます。

入院直後よりベッド上でリハビリが開始されます(病院によって、身体の状態によって変わってきます)。

数日寝ているだけでも筋力低下などの廃用症候群※1を起こしてしまいますので、早期から筋力低下や関節可動域低下の予防のための訓練を開始します。

「こんなに痛みがあるのにリハビリですか?」という気持も思うでしょう。

しかし、早期からのリハビリはとても大切です。

ここは、頑張ってリハビリをする必要があるのです。

廃用症候群の予防のためだけではなく、深部静脈血栓症(DVT)の予防のためにも非常に大切です。

エコノミークラス症候群という言葉を耳にした事もあると思います。

これは、安静な状態が続くと、ふくらはぎの静脈(ヒラメ静脈など)に血栓(血の塊)ができやすくなる事を言います。

そして、この血栓が血流に乗って移動し、肺の血管に到達すると、血管をつまらせてしまうことがあるのです(肺塞栓症)。

このような状態になってしまうと生命の危険の可能性もあるのです。

なので、原因となるふくらはぎの血栓は運動によって予防しなくてはいけません。

弾性ストッキングを着用したり、ポンプなどの器具を使用して、ふくらはぎを圧迫したりする方法もありますが、自分で足に力を入れて運動することにはおよびません。

この深部静脈血栓症の予防もリハビリの重要な役割となるのです。

また、骨折部位には負担をかけないようにしながら、筋力を維持、強化するプログラムを実施していきます。

次の項目でお伝えしますが、治療用のコルセットを早期に作成します(医師の判断による)。

コルセットが完成し、医師の許可が出ると、リハビリの訓練室で筋力強化の訓練や歩行訓練などを行ったりします。

病室、病棟内でも歩行練習を開始して日常生活動作の拡大を行っていきます。

退院後の再発予防や日常生活動作の指導なども大切です。

※1 廃用症候群とは、長期間ベッド上等で体を動かせない・動かさない事によって、筋肉や骨組織、関節、心肺機能などが低下してしまう事をいいます。

1-2 装具治療

圧迫骨折では、折れた(つぶれた)骨が癒合し(固まり)、安定化するのを待たなければなりません。

もしも骨が折れている状態で背骨が動きすぎると、うまく骨が固まらず偽関節(ぎかんせつ)という状態になってしまうことがあります。

骨が固まらないと不安定さが残り、痛みが続いたりなどの障害を生じたりします。

なので、できるだけ正常に骨癒合(骨が固まる)させてやる必要があります。

装具(コルセット)を装着すると、骨癒合の妨げとなる背骨の動きを制限することができます。

入院すると早期に医師よりコルセット作成の指示がある場合が多いです。

義肢装具士によって採型(体の型をとる)、および製作が行われます。

背骨が動かないようにしないといけないので、硬性コルセットといって、プラスチック製の硬いものを採用されることが多いです。

背骨の状態が改善したら、やわらかい素材でできた軟性コルセットへ変更となる場合もあります。

骨が固まるのに数か月を必要としますので、コルセットは2~3か月間を目安に装着の必要があるでしょう。

骨折の状態によって使用期間は違ってきます。

医師やリハビリの先生と相談しながら進めていきましょう。

1-3 手術

保存的療法だけではなく手術による治療法も存在します。

しかし、圧迫骨折で手術が適応される事は少ないです。

「固定術」

骨を移植したり、金属製のネジや棒を使用して脊柱の一部を固定したりする

「椎体形成術」

骨折した部位にハイドロキシアパタイト(人口骨)などを充填して椎体(ついたい)を形成する

「BKP(バルーンカイフォプラスティ)治療法」

比較的新しい方法で、風船状の器具を使用してつぶれた椎体の中に骨セメントを充填する方法です。

2 圧迫骨折に手術は必要ないか?

現在ではまだ治療法としては手術をしない保存的療法が多いです(2017年現在)。

しかし、骨折部位が非常に不安定であったり、神経障害が強く出ていたりするなどの場合には手術を検討する必要も良いでしょう。

骨折は折れたところを元の状態に戻るようにつなぐのが理想です。

従来多く用いられている保存的療法は、折れてつぶれたまま固まるのを待つ治療法ともいえます。

治療が終了しても長く痛みが残る場合もあるのが実際です。

また、背中が曲がって、身長が縮んだりするなどもでてきます。

3 圧迫骨折の痛みは、時間の経過と共に改善していく

その他の骨折と同じように、初期の強い痛みは徐々におさまり、最終的にはなくなります。

ただし骨折の部位や状態によって、いつ痛みが消失するか正確に言うことはできません。

いつの間にか骨折という言葉があるように、強い痛みを伴わない骨折もありますので、痛みの具合はさまざまであるということができるでしょう。

痛みが強かったり長引いたりした場合、まれに慢性疼痛化することがあります。

慢性疼痛の起こるメカニズムには様々なものがあります。

なので、痛みに意識を向けすぎないようにしておいたほうが良いでしょう。

「そのうち痛みは治るだろうから気にしない」という姿勢が良いと思います。

4 圧迫骨折を怖がる必要はない

圧迫骨折は珍しい骨折ではありません、多くの方が経験するし大きな問題なく治癒しています。

強い障害が残ることは少ないので普段から怖がる必要もありません。

びくびくして活動性が低くなるよりも、活動性を高く保って生活していただいたほうが良いと思っています。

ただし、高齢者や骨粗鬆症の方は予防法を日常生活に取り入れていただくと骨折の危険を下げることができますので、ぜひ実行してみてください。

その予防法はこれより紹介していきます。

5 圧迫骨折にならない為の予防方法

圧迫骨折にならない為に必要な事は、良い姿勢を保つ事です。

※立位時の良い姿勢のイラスト

※座位時の良い姿勢のイラスト

背中が丸まった悪い姿勢を長時間続けている事によって、腰・胸の背骨にかなりの負担をかけてしまっています。

この腰・胸の背骨への負担が積み重なる事によって、背骨が潰されてしまうのです。

よって、悪い姿勢を良い姿勢に意識する。

これが一番の予防方法と言えるでしょう。

また、尻もちをつくと圧迫骨折を起こしやすいです。

圧迫骨折以外に橈骨(とうこつ)遠位端(手首付近です)骨折、大腿骨頸部(けいぶ)骨折(股関節の骨折)なども高齢者に多い骨折です。

自宅内につまずきやすい敷物を敷かない、電気のコードなどを這わせない、スリッパをはかない(裸足が一番)など、注意します。

靴下は滑り止め付きがありますので利用しましょう。

床の物を拾う、持ち上げるなどをする場合は、腰を曲げずに膝を曲げて行うようにしたり。

歩行時にふらつきを感じたりする場合は、歩行補助具(杖、押し車など)を使うことも検討した方がよいでしょう。

歩行時にかかとから着地することを意識するとつまずきにくくなります。

骨密度が高い人の場合は椅子に腰かけた程度では折れませんから、転倒などの強い衝撃を避けるようにしましょう。

日ごろから、運動して筋力(特に下肢)を維持し、バランス能力を保って転倒しにくい体づくりをすることも大切になります。

自宅でスクワット(立ちしゃがみ)の運動や片足立ちでバランスを保持する、後ろ歩きをするなど(安全に注意して)意識して行っておくとよいでしょう。

6 腰を曲げるだけでも、圧迫骨折になってしまう場合もある

理学療法士 イワモト

※ 理学療法士 イワモトからのアドバイス ※

骨粗鬆症になってしまうと、ほんとにちょっとしたことで骨折を起こしてしまうことがあります。

注意しても避けようがない場合もありますから、その時は悔やまずに仕方ないことと考えましょう。

私が以前担当させていただいていた患者さんが退院されるときに、退院時指導として「床の物を拾うときは腰を曲げずに膝を曲げてください」と伝えていました。

ところが退院後まもなく、その患者さんが再入院されました。

「膝を曲げずに物を拾ったらまた骨折してしまった。あの時注意されていたのに・・・」

とすこし悔やんでおられました。

「注意しないと本当に折れるんだなぁ」と私自身が実感した瞬間でしたが、同時に「一日中注意することなんて難しいだろうな」とも感じました。

自分自身、注意はしているつもりでも、いつも膝を曲げているわけでもありません。

人間には注意の限界がありますから、ことが起きた時の適切な対処が大切なのだと思います。

しかし人生にはいろんな試練が待ち受けていますね。

7 まとめ 

今回は圧迫骨折の治療法についてお伝えしました。

高齢化社会が進むにつれて、今後も骨折が多くなると推測されます。

転倒しないように、身体能力を維持しておくことが大切です。

運動不足にならないように注意しましょう。

圧迫骨折は正しく治療すれば、また歩けるようになることがほとんどです。

怖がる必要はありません。

骨折を避けようとするあまり、活動性が低くならないようにしてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様のご健康をお祈りいたします。

執筆者:mamotteライター 理学療法士 イワモト


理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※

mamotte 運営管理者 平林です。

圧迫骨折は骨密度が低いとなりやすいとも言われていますが、それは大きな間違いかなと個人的には思っています。

骨密度もとても大切な要素なのですが、それよりも、圧迫骨折の危険性を増やしてしまう生活スタイルが一番よくないと思うのです。

それが、「悪い姿勢の常習化」です。

楽だからといって、背中が丸まった悪い姿勢を長時間続けてしまうことが、何よりもの一番の危険要素なのです。

なので、骨密度も大切ですが、骨密度を高くするために薬を飲むよりも、【良い姿勢を意識する】という事の方が、簡単ですぐに結果がでると思うわけです。

是非、あなたには良い姿勢を意識して欲しいなと思います。 


前の記事はこちら → 圧迫骨折にコルセットは有効なのか?をまとめています

ぎっくり腰の原因とは何か?4つの理由をさぐってみました → 次の記事はこちら

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