圧迫骨折の治療法を調べた!いつまでも治らないあなたの為に

圧迫骨折の治療法

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理学療法士 イワモト
こんにちは。

mamotteライターで理学療法士のイワモトです。

圧迫骨折って知ってますか?

背骨の骨が潰れてしまう骨折なのですが。

その痛みは、3カ月、6カ月、1年など。

人によって、違います。

比較的長期にわたって感じている方が多いのが特徴です。

圧迫骨折は正しい治療を行えば、痛みは軽減していく傾向があります。

なので、今回は【圧迫骨折の治療法】をテーマにして、圧迫骨折を治す為に何が必要であるのか?

という視点で記事にしてみました。

この記事を読む事で、

◎圧迫骨折を治す治療法を知って、痛みの軽減・改善につなげる事ができる

といったメリットがあります。

この記事を最後まで読んで、あなたの腰の痛みの解消に繋がれば嬉しいです。

では、本日も宜しくお願いいたします。


理学療法士 平林
※この記事はリハビリテーションの専門家で、理学療法士である運営者平林と、理学療法士イワモトの思考と考えを交えて紹介しています。

私達は国家資格を取得しており、実際の現場で学んできています。

ですので、信憑性や信頼性は間違いありません。

共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して欲しいと思います。

で、一番伝えたい事は、【この記事の内容が絶対正しい!!】とは思わないでください。

という事です。

記事の内容は自信を持って提供していますが、医療の世界は個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。

ですので、一つの理学療法士の考えである。と捉えて欲しいです。

この記事があなたの役に立てばうれしいです。

では、宜しくお願いいたします。

mamotteライターの紹介


1 圧迫骨折の治療にはどんな方法があるのか?

さて、治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、主なものを3つお伝えしていきます。

1-1 リハビリテーション

まず中心になるのが、リハビリテーションです。

圧迫骨折の痛みが強い場合は、だいたい入院とされる形が多いでしょう。

もちろん、自宅治療で外来での治療を行う方もいます。

その中で、リハビリは重要になってくると思います。

リハビリは、入院直後よりベッド上で開始されます(病院によっても、身体の状態によっても変わってきますが)。

数日寝ているだけでも筋力低下などの廃用症候群※1を起こしてしまいますので、早期から筋力低下や関節可動域低下の予防のための訓練を開始します。

もしかしたら、「こんなに痛みがあるのにリハビリですか?」という気持ちも思うでしょう。

しかし、早めのリハビリはとても大切です。

というのも、筋力低下や可動域制限を防ぐ為にはリハビリが何よりも効果的だからです。

なので、できるのであれば、早めのリハビリを行う事で、長期的にも良くなる。

ってことです。

ここは、頑張ってリハビリをする必要があるのです。

さらに、廃用症候群の予防のためだけではなく、深部静脈血栓症(DVT)の予防のためにも非常に大切です。

エコノミークラス症候群って聞いた事はないでしょうか?

これは、安静な状態が続くと、ふくらはぎの静脈(ヒラメ静脈など)に血栓(血の塊)ができやすくなる事を言います。

そして、この血栓が血流に乗って移動し、肺の血管に到達すると、血管をつまらせてしまうことがあるのです(肺塞栓症)。

これは、命の危険にも繋がります。

なので、原因となるふくらはぎの血栓は運動によって予防しなくてはいけない場合もあるんです。

弾性ストッキングを着用したり、ポンプなどの器具を使用して、ふくらはぎを圧迫したりする方法もありますが、自分で足に力を入れて運動することにはおよびません。

この深部静脈血栓症の予防もリハビリが重要な役割となるのです。

つまり、下肢の循環を良くするためにも、筋力低下、可動域制限を防ぐ為にも、リハビリが超重要となる。

という事を伝えたいと思います。

リハビリの具体的な内容としては、

骨折部位には負担をかけないようにしながら、筋力を維持、強化するプログラムを実施していきます。

また、治療用のコルセットを作成する場合もあります(医師の判断によるが)。

コルセットが完成して、医師の許可が出ると、リハビリの訓練室で筋力強化の訓練や歩行訓練などを行ったりします。

そして、病室、病棟内でも歩行練習を開始して日常生活動作の拡大を行っていきます。

最後には、退院後の自宅での過ごし方や再発予防、日常生活動作の指導なども大切になってきます。

この辺りについては、セラピストが指導してくれるでしょう。

※1 廃用症候群とは、長期間ベッド上等で体を動かせない・動かさない事によって、筋肉や骨組織、関節、心肺機能などが低下してしまう事をいいます。

1-2 装具治療

圧迫骨折では、折れた(つぶれた)骨が癒合し(固まり)、安定化するのを待たなければなりません。

もしも骨が折れている状態で背骨が動きすぎると、うまく骨が固まらず偽関節(ぎかんせつ)といったあまり、良くない状態になってしまう可能があります。

骨が固まらないと不安定さが残り、痛みが続いたりなどの障害が起きます。

なので、できるだけ正常に骨癒合(骨が固まる)させてやる必要があるのです。

装具(コルセット)を装着すると、骨癒合の妨げとなる背骨の動きを制限することができます。

入院すると早期に医師よりコルセット作成の指示がある場合が多いです。

この時に、義肢装具士によって採型(体の型をとる)、および製作が行われる事が多いです。

背骨が動かないようにしないといけないので、硬性コルセットといって、プラスチック製の硬いものを採用されることが多いです。

背骨の状態が改善したら、やわらかい素材でできた軟性コルセットへ変更となる場合もあります。

骨が固まるのに数か月を必要とするので、コルセットは2~3か月間を目安に装着の必要があるでしょう。

骨折の状態によって使用期間は違ってきます。

医師やリハビリの先生と相談しながら進めていきましょう。


しかし、コルセットが効果あるのか?ないのか?といった話もあります。

参考にこの記事を読んで欲しいと思います。


1-3 手術

圧迫骨折には、保存的療法(手術をしない治療)だけではなく手術による治療法も存在します。

しかし、圧迫骨折で手術が適応される事は少ないです。

その中で、下記に手術方法を紹介しておきます。

参考としてよろしくお願いします。

「固定術」

骨を移植したり、金属製のネジや棒を使用して脊柱の一部を固定したりする

「椎体形成術」

骨折した部位にハイドロキシアパタイト(人口骨)などを充填して椎体(ついたい)を形成する

「BKP(バルーンカイフォプラスティ)治療法」

比較的新しい方法で、風船状の器具を使用してつぶれた椎体の中に骨セメントを充填する方法です。

2 圧迫骨折に手術は必要ないか?

結論としたら、必要だけど、必要じゃない。といった、答えが正解でしょう。

というのも、本当に本当に必要な人には必要になりますが、必要じゃない人も多数いるのが実際だからです。

(だって、できれば手術なんてしたくないですよね・・。)

現在では、まだ治療法としては手術をしない保存的療法が多いです。

しかし、骨折部位が非常に不安定であったり、神経障害が強く出ていたりするなどの場合には手術を検討する必要もあるでしょう。

その中で、手術が必要ではない人にも、手術をしてしまっている。

という現状が少なからずあるのです。
(まぁ、これは各お医者さんの判断なので、正解・不正解が難しいですが・・・)

実際には、『手術する程の状態だったのかなぁ・・・?』と思う事は多々あります

ここで伝えたい事は、

【本当に手術が必要か?必要ではないか?】をよくよく考えて、相談して、セカンドオピニオンをして。

それくらい考えてから、自分が納得した上で、リスクも理解した上で手術をする

といった、えらい遠回りをしてから決める。

といった考えを持って欲しいかなぁという運営者で理学療法士の平林個人的な想いです。

まとめると。

圧迫骨折に、手術は必要でもあるし、必要でもない。

といった、どちらつかずな答えです。

参考にして欲しいと思います。

3 圧迫骨折の痛みは、時間の経過と共に改善していく

多くが、少しづつ軽減していきます。

骨折と同じように、初期の強い痛みは徐々におさまり、最終的にはなくなります。

ただし骨折の部位や状態によって、いつ痛みが消失するか正確に言うことはできません。

『いつの間にか骨折(気づかないうちに骨折していた・・みたいな事)』という言葉があるように、強い痛みを伴わない骨折もありますので、痛みの具合はさまざまです。

そうすると、痛みが強かったり長引いてしまう事があります。

痛みが長引いてしまうメカニズムには様々な理由があります。

その一つに、痛みが気になりすぎてしまい、不安が募って、どんどん痛みが強くなってしまう。

といった、心理的な要素の影響が大きくあります。
(まぁ、痛みがあるので、気にするな。というのは難しいのですが、痛みだけしか考えられない場合にこのようになってしまいます。)

なので、痛みに意識を向けすぎないような努力は必要かなぁと思うところです。

「そのうち痛みは治るだろうから、あまり気にしないようにする」という姿勢が大事になるでしょう。

あとは、我々、専門家に相談すると安心につながるのではないでしょうか。

4 圧迫骨折を怖がる必要はない

圧迫骨折は珍しい骨折ではありません、結構、なっている人はいます。

その中で、問題なく痛みが軽減している人も少なくありません。

強い障害が残ることは少ないので普段から怖がる必要もないです。

びくびくして活動性が低くなるよりも、活動性を高く保って生活するのが良いでしょう。

ただし、高齢者や骨粗鬆症の方は予防法を日常生活に取り入れる事で、骨折の危険を下げることができます。

ぜひ実行してみてください。

5 圧迫骨折にならない為の予防方法

圧迫骨折にならない為に必要な事は、良い姿勢を保つ事です。

※立位時の良い姿勢のイラスト

※座位時の良い姿勢のイラスト

背中が丸まった悪い姿勢を長時間続ける事によって、腰・胸の背骨にかなりの負担をかけてしまっています。

この腰・胸の背骨への負担が積み重なる事によって、背骨が潰されてしまうのです。

なので、悪い姿勢を良い姿勢に意識する。

これが一番の予防法と言えます。

また、尻もちをつくと圧迫骨折を起こしやすいです。

自宅内につまずきやすい敷物を敷かない、電気のコードなどを這わせない。

などといった、生活環境の設定も役に立ちます。

ちょと、考えてみてほしいと思います。

また、床の物を拾う、持ち上げるなどをする場合は、腰を曲げずに膝を曲げて行うようにする。

歩く時にふらつきを感じたりする場合は、歩行補助具(杖、押し車など)を使うことも検討した方がよいでしょう。

このように、転倒をしない、腰に負担がかかりにくいように工夫をする事は必要だと思います。

さらに、日ごろから、運動して筋力(特に下肢)を維持し、バランス能力を保って転倒しにくい体づくりをすることも大切になります。

自宅でスクワット(立ちしゃがみ)の運動や片足立ちでバランスを保持する、後ろ歩きをするなど(安全に注意して)。

簡単な動作でも筋トレやバランス保持の為の運動になるので、意識して行うもいいかなぁと思います。

6 腰を曲げるだけでも、圧迫骨折になってしまう場合もある

理学療法士 イワモト
※ 理学療法士 イワモトからのアドバイス ※

骨粗鬆症になってしまうと、ほんとにちょっとしたことで骨折を起こしてしまうことがあります。

注意しても避けようがない場合もあるので、その時は悔やまずに仕方ないことと考えましょう。

私が以前担当させていただいていた患者さんが退院されるときに、退院時指導として「床の物を拾うときは腰を曲げずに膝を曲げてください」と伝えていました。

ところが退院後まもなく、その患者さんが再入院されました。

「膝を曲げずに物を拾ったらまた骨折してしまった。あの時注意されていたのに・・・」

とすこし悔やんでおられました。

「注意しないと本当に折れるんだなぁ」と私自身が実感した瞬間でしたが、同時に「一日中注意することなんて難しいだろうな」とも感じました。

自分自身、注意はしているつもりでも、いつも膝を曲げているわけでもありません。

人間には注意の限界がありますから、ことが起きた時の適切な対処が大切なのだと思います。

しかし人生にはいろんな試練が待ち受けていますね。

7 まとめ 

今回は圧迫骨折の治療法についてお伝えしました。

高齢化社会が進むにつれて、今後も骨折する人は多くなるでしょう。

なによりも、転倒しないように、努力することは大切です。

頑張ってみましょう。

圧迫骨折は正しく治療すれば、また歩けるようになることがほとんどです。

怖がる必要はありません。

骨折を避けようとするあまり、活動性が低くならないようにして欲しいと思います。

この記事があなたの役に立てば幸いです。

執筆者:mamotteライター 理学療法士 イワモト

追記・編集:mamotte 運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※

mamotte 運営管理者 平林です。

圧迫骨折は骨密度が低いとなりやすいとも言われていますが、それは大きな間違いかなと個人的には思っています。

骨密度もとても大切な要素なのですが、それよりも、圧迫骨折の危険性を増やしてしまう生活スタイルが一番よくないと思うのです。

それが、「悪い姿勢の常習化」です。

楽だからといって、背中が丸まった悪い姿勢を長時間続けてしまうことが、何よりもの一番の危険要素なのです。

なので、骨密度も大切ですが、骨密度を高くするために薬を飲むよりも、【良い姿勢を意識する】という事の方が、簡単ですぐに結果がでると思うわけです。

是非、あなたには良い姿勢を意識して欲しいなと思います。 


併せて読んで欲しい記事

圧迫骨折にコルセットは有効なのか?をまとめています

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