

※この記事はリハビリテーションの専門家で、理学療法士である運営者平林と、理学療法士イワモトの考えや意見をまとめて紹介しています。
なので、共感できる部分は共感して、納得できる内容は納得していただけると幸いです。
執筆者・運営者は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)の国家資格を取得しており、実際に病院やクリニック、介護施設など様々な場所で現場で学んできています。
ですので、記事内で紹介している内容は、リハビリテーションの視点を持った国家資格者の視点からみた意見と臨床での事実を述べています。
それを踏まえて、記事の内容は自信を持って提供しています。
しかし、【内容が絶対正しい!】とは思わないでください。
というのも、世の中には、沢山の治療方法や治療の考え方があって。
- どれが正しくて、どれが間違っているのか?
- どれが自分に適している治療なのか?
個人的な意見も沢山あり、個人の解釈や価値観、考え方によって大きく違ってきます。
ですので、『絶対にコレが正しい治療方法だ!!』みたいな考え方はできなくて。
間違いなく言える事は、どんな治療においても、【実際に試してみないとわからないよ】。という事です。
【100%これが正しい】という治療方法は存在しません。
ですので、ここで紹介している内容も一人の理学療法士の意見である事を踏まえていただきたいと思います。
そして、この記事があなたの役に立てばうれしく思います。
1 腰痛治療のための病院選び:ランキングの真実

病院ランキングが信頼に足るものか、疑問を感じていませんか?
人気のある病院が本当に適切な治療を行っているのかについて、掘り下げてみたいと思います。
その① ランキングへの過信は危険
病院のランキングは数多く存在しますが、その評価基準が明確でないことがよくあります。
一部はしっかりとした根拠に基づいていますが、そうでないものも多いです。
ランキングが外来患者数や手術数、アンケート、口コミなど、どの要素で行われているのかがはっきりしない場合があります。
たとえば、患者数を基準にすると、大規模な総合病院が上位になりやすい一方で、質の高い小規模な病院は患者数が少ないためランキングに載らないこともあります。
また、調査がいつ行われたかも不明なため、ランキングが現在も当てはまるかどうか確認するのが難しいです。
このような点から、病院のランキング情報は必ずしも正確ではないので、過信するのは避けた方が良いでしょう。
その② ランキングをある程度信じる理由
一部のランキングはしっかりとした調査に基づいて作成されており、その情報が参考になることもあります。
たとえば、医師一人当たりの手術件数などの客観的なデータは、医師の手術経験を示す有効な指標となり得ます。
しかし、数字によるランキングは時間が経つとすぐに変わることがあります。
また、情報が公表された時にはすでに古くなっている可能性もあるため、これらのデータを盲信するのは避けた方が良いでしょう。
その③ 結論:ランキングの有効性
信頼できるとされる最新の客観的なデータも、実は手に入りにくいものです。
場合によっては、情報が公表される時点で、評価された医師がその病院を離れていることもあります。
その結果、評判の良い医師のもとを訪れたものの、すでにその医師がいないというケースは少なくありません。
加えて、口コミは個人の感想に過ぎないため、他の人には当てはまらないこともあります。
これらのことを踏まえると、ランキングを過信するのは避けた方が良いと考えられます。
病院がどれだけ良いか悪いかを一概に判断するのは難しく、患者によっては効果があるものの、他の患者には効果がないこともよくあります。
確かに問題のある病院も存在しますが、多くの病院は単純に「良い・悪い」とは言い切れない状況です。
したがって、病院のランキングに頼りすぎないほうが賢明だと言えます。
この情報がお役に立てば幸いです。
2 良質な病院の選び方

「あの病院は評判がいいらしい」と聞くと、気になって実際に行ってみたくなるものですね。
良い評判が広まると、自然と患者の数も増えます。確かに評判が良いには理由がありますが、患者が多いというだけでその病院が必ずしもあなたにとって最良であるとは限りません。
その理由は、医師の専門分野や患者さんとの相性が影響しています。
ですから、患者数はあくまで参考の一つとして考えることがおすすめです。
多い予約が高品質を意味するわけではない
ランキングが医師の技術水準を表している場合もあります。
たとえば、特定の研修を受けた医師のみが行う手術の数をランキングの基準にしている場合、そのデータをもとに医師の技術を評価できます。
ランキングを見る際には、どのような基準で作られているのか、そしてその基準が医師の技術レベルを適切に反映しているかを確認することが大切です。
ランキング上位でも完全ではない
ランキング情報には、基準や調査時期がはっきりしない場合もあります。
また、そのランキングが自分にとってどれほど重要なのか判断しづらいこともあります。
そのため、得られたランキング情報を自分の状況にそのまま当てはめるのはおすすめできません。
ランキングのみに頼るのはリスクがあります。
より良い判断をするためには、ランキング以外の情報も幅広く集め、総合的に考えることが大切です。
結果的に、自分で確かめることの価値
ランキングを参考に病院を選ぶことはできますが、最終的には自分自身でその病院が合っているかを確かめる必要があります。
治療後に自分が満足していれば、その選択は正しいと言えるでしょう。
ランキングで上位の病院でも、自分には合わないと感じる場合もあります。
病院を選ぶときは、他人の評価に流されず、自分の感覚を信じて、実際に訪れてみることが大切です。
3 理想的な病院の特徴

それでは、どのような病院がよい病院なのか、良い病院の特徴についていくつかお伝えしておきましょう。
よく理解できる説明を提供している事
医師不足により、十分な説明時間が取れないこともあるかもしれませんが、病状や治療方法を丁寧に説明してくれる病院は、質の高い医療を提供していると言えます。
現代の医療では、「説明と同意」が非常に重要です。
患者が納得できる説明を受けられるかどうかは、病院を選ぶ際の重要な基準となります。
患者が話しやすい環境作りをしている
患者が自分の意見を話せる機会を持つことも大切です。
医師がただ説明を終わらせて「はい、終わりです」としてしまうと、患者は話す機会を失ってしまいます。
医師が「何か不明な点や心配なことはありませんか?」と尋ねるだけで、対話の雰囲気は大きく変わります。
医師が患者の話に耳を傾ける態度は、良い病院を見極める重要なポイントです。

病院選びって難しいですよね。
ある医師が「病院はブランドじゃない」と言っていたんですが、本当にその通りだと思います。
○○総合病院や○○大学病院のような大きな病院は、確かに良さそうに見えますが、小さな地方の医院にも名医がいることがあります。
病院ランキングを見て人気の病院に行ってみても、医師が忙しすぎて十分な説明が受けられなかったり、すぐに転院を勧められたりすることもあります。
こんなことがあるので、自分に合った良い病院を一発で見つけるのは難しいです。
個人的な意見ですが、病院選びのヒントをお伝えしますね。
今回は腰痛で病院を選ぶときの考え方です。
腰痛は整形外科の領域ですが、実は整形外科にも専門があります。膝専門、手専門、股関節専門などがあります。
脊椎専門の医師もいますし、椎間板ヘルニアの治療に特化した医師もいます。
自分の腰の状態に合った専門医を探すことが大事です。
椎間板ヘルニアで手術を考えているなら、内視鏡手術ができる医師を探すといいでしょう。
手術を検討している場合は技術が重要なので、腕の良い医師がいる病院を選ぶべきです。
スポーツが原因の腰痛なら、スポーツ整形を専門とする病院がおすすめです。
ただ、スポーツ整形を専門にしている病院は多くないので、選択肢は限られます。
もう一つ、信頼できるかかりつけの病院を持つことも大事です。
そこの医師や看護師は力になってくれるでしょう。医療に関する情報を持っているので、おすすめの病院を教えてもらったり、紹介状を書いてもらったりすることができます。
4 まとめ:ランキングは参考にして、実際には自分で確かるしかない
世の中には病院ランキングの情報がたくさんあります。
これらは病院選びの参考にはなりますが、必ずしも最適な方法とは言えません。
ランキングには、信頼できる評価基準に基づいているものもありますが、条件が不明確だったり、アンケートに基づいた個人的な意見が混じっていたりすることもあります。
病院ランキングはあくまで参考程度にとどめ、最終的には自分で確認することが重要です。
納得のいく説明をしてくれるか、患者が話しやすい雰囲気を作ってくれるかなど、自分にとって良い病院の特徴をチェックしながら選びましょう。
ランキングに頼らず、自分で情報を集め、実際に足を運び、人とのコミュニケーションを大切にすることが大事です。
この情報が少しでもお役に立てば幸いです。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営管理者 理学療法士 平林

病院選びって、難しいですよね・・・。
ホントわからないと思います。
症状が重い人ほど、悩んで、悩みぬいてると思います。
どの病院や治療院に行っても、症状が良くならない・・・・
ってなると、メンタルがボロボロになる事でしょう。
というか、もう、立ち直るのもできなくなる人もいます。
その中で、もってほしい考えがあります。
【期待を持ち過ぎしない】
という考えです。
ここであれば、症状を治してくれるだろう。
という期待を持ち過ぎない事です。
ここなら治してくれるだろうと、期待をしてしまうから、治らなかった時につらくなってしまうのです。
つまり、期待をし過ぎないで、一先ず、治療に挑む。
このようにして、治療すると気持ちも楽になるし、良くなりやすいでしょう。
この考えをもってみるのをおススメしたい次第です。
では、本日も最後までありがとうございました。
腰の治療において、良い病院の判断ポイントを3つ紹介しています。
- 病状の説明に納得できる説明力であるのか?
- 患者さんを第一に考えている様子は感じるか?
- むやみに手術をすすめてこないか?
です。
これらの事をまずは、参考にする事で良い病院かどうかの一つの判断材料と考えて貰えたら嬉しいです。
是非、読んでみてください。


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mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
腰痛で悩んでいる人は多く、どの医療施設を選べばいいか迷っている方も多いです。
インターネットで病院のランキングを見ると情報が溢れていますが、本当にそれらを信じていいのでしょうか?
普通、病院を選ぶときは便利な場所や、知人の推薦を頼りにします。
でも、推薦された病院で治療しても症状が改善しないこともあります。
そこで今回は、【病院の選択】をテーマに記事にしました。
この記事を読めば
◎ 腰痛を治すための病院を選ぶ基準について参考にする事ができます。
今回の記事は、執筆者と編集者の意見と考えを非常に盛り込んでいるので、すべてが正しいという訳ではありません。
さらに、押し付けをしているつもりはありません。
読んで頂いて、共感できる部分を共感、納得して頂けたらうれしく思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。