
内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。
学んできた経験があります。
ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。
しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。
ですので、この記事の内容が絶対正しい。
とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。
というように捉えてほしいと思います。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
では、宜しくお願いいたします。
1 良い病院選びの基準を紹介

病院選びは簡単ではありません。
選択基準の中心は医師となりますが、それ以外にも看護師やその他のスタッフの対応、リハビリの有無、設備の充実度など、要素はたくさんあるでしょう。
それを加味した中で話していきます。
その① 病状の説明に納得できるかどうか
現代の医療では、「説明と同意」が求められます。
説明に納得できないのであれば治療を進めることはできません。
納得することのできる説明に同意して初めて治療が行われるのです。
どうして痛みが起こっているのか?
どうしてこの治療を行おうとしているのか?
の説明がなければ納得することはできないでしょう。
確かに腰痛の原因が特定できない場合も多くありますが、予想される原因は何かについて説明することは必要でしょう。
よくあるのは、レントゲンを見て、「異常はありません。痛み止めを処方しておきます」というパターンです。
ありませんかね?
実際には、これだけでは不十分だと考えられます。
病状のわかりやすい説明があって、「なるほど、だから痛みが出ているのですね」と納得できることが求められます。
このように、納得できる説明があるかどうかは、病院選びの重要なポイントだと思うのです。
その② 患者の事を第一に考えているか。という事が【少し】でも感じられるかどうか
まず、患者さんファーストになっているかどうか?
みせかけの患者さんファーストではなく。
真に患者さんファーストになっているかどうか?
という事であります。
というのも、現代の病院事情は決してやさしいものではありません。
いやむしろ厳しい状況でしょう。
保険点数の引き下げ、医師不足などがあって、患者さん中心にゆったりとした医療を行うのが困難なこともあります。
そんな中で、医者も治療を行うので、患者さんファーストが欠けやすくなっているのではないかなぁ。
と思うのです。
医師(および他のスタッフ)の基本的な患者さんへの気持ちは確かなものでなければなりません。
すべてを患者さん第一に考えることはできないとしても、患者さんファーストと思う気持ちが求められます。
患者さんのことを中心に考えることができれば、先にお伝えしたような、わかりやすい、納得できる説明も行われることでしょう。
現代の医師は多忙なため、一人の患者さんに多くの時間をかけることは難しいのが現実です。
そのようなことがあるため、この項目のタイトルに「少しでも…」という表現をしています。
患者さんのことを第一に考えてくれているのだろうなと、少しでも感じることができれば、一先ず良いでしょう。
という個人的な考えであります。
その③ むやみに手術を進めてこない
次に、手術をむやみに進めてこない。という事を伝えたいです。
ここで大事な点は「むやみに」というところです。
本当に必要な時に手術をすすめるのは悪いことではありません。
むしろありがたいものです。
でもね、必然性がないのにむやみに手術をすすめてくる医師がいるのも事実なのです。
この場合は、良いとは言えません。
治療以外の何か別の目的があって、手術をすすめている可能性があるのです。
手術は保険点数が高いので、売り上げを上げるための方法になるし、研究目的で手術件数を確保するために行うこともあるかもしれません。
なので、手術の必然性が、納得できるように説明されるかどうかは、重要なポイントだと思うのです。
と言っても、お医者さんが説明してしまえば、すべて納得できるようにも感じてしまうのが人間ですが・・・・・。
説明もなく手術をどんどんすすめてくる病院はおすすめできません。
このような考えも持っていいと思います。
2 接骨院・整形外科・整体など、どこに受診するのが一番ベストなのか?

では、少し考えを変えて、接骨院・整形外科・整体ってどうなのでしょうか?
考察していきたいと思います。
パターン① 接骨院の場合
接骨院は整骨院とも呼ばれていますが、国家資格である柔道整復師が施術を行うところです。
本来は打撲や捻挫などの外傷に対しての施術を行う施設ですが、実際は腰痛や肩こりなどの慢性的な症状を持つ方なども利用しているようです。
接骨院は医師が行っていると誤解されている場合もあるようですが、柔道整復師が行っているもので、医師が行うような医療行為を行うことはできません。
したがって、腰痛疾患の医療的な治療を行うことはしてはいけません。
といっても、医療的な治療というのも考えが難しい分部もあるでしょう。
かといって、接骨院で腰痛は治せない。
というわけでもありません。
接骨院でも腰痛を治してくれる治療院は沢山あります。
なので、接骨院で腰痛を治す。
という考えもありでしょう。
パターン② 整形外科の場合
整形外科は整形外科専門の医師による医療的な診察および治療を受けることができますので、最もおすすめできる方法です。
ただし、整形外科の中でも専門性があって、脊椎疾患や腰痛を専門にしている医師もいらっしゃいます。
可能であれば、腰痛を専門とする病院で受診されることをおすすめします。
さらに、腰痛に関する運動療法を得意とするリハビリがあれば、医師による適切な処方を受けた理学療法士が力を発揮するでしょう。
パターン③ 整体の場合
整体ってしってますかね?。
2980円でマッサージをしてくれるリラクゼーションルームや施設で働いている人の事を言います。
よく巷でみかけるアレです。
整体とひとくくりにされていますが、施術を行っているセラピストは、国家資格がない者から、留学してハイレベルの資格を取得した者まで様々のようです。
大手企業内で行っている研修を受けて合格した人が施術をしているよ。
みたいな感じでして。
つまり、国家資格はもってないけど、独自に勉強してマッサージの事を学びましたよ。
という人でしょうか。
まぁ、でも、国家資格を持っているから技術がある。
というわけでもないので、良いセラピストを見つけることができれば、腰痛が軽減することができるかもしれません。
しかし、危険な施術で病院への搬送事例があるのも事実です。
なので、安易ににおすすめもできないという事もあります。
3 腰痛になった時の対処方法について。

腰痛の程度や原因によって対処の仕方は違うのですが、ここでは一般的な腰痛の場合についてご紹介しておきましょう。
【① 腰の違和感、軽い痛み程度】
動作時に起きた軽い腰痛や寝起きに感じる腰痛程度の場合は、無理をしないようにしながら、しばらく様子を見ましょう。
無理をすると悪化する可能性がありますので注意してください。
痛みの起こる動作や姿勢は避けて、数日様子を見てみましょう。
2~3日様子を見ても、腰痛が改善しない、悪化するなどの状態であれば整形外科の受診をした方が安心です。
【② 強い痛みを生じた場合】
荷物の持ち上げ、くしゃみなどのきっかけで急激に起こった腰痛(いわゆるぎっくり腰)などでは、無理に動かないようにして安静にします。
椎間板ヘルニアを発症している可能性もあるため、受診をおすすめします。
原因の特定できない急性腰痛の場合、長期間の安静は治りを悪くすることが分かっていますので、激痛のある安静時期を過ぎたら、できるだけ早い時期から日常生活を自立させていくようにします。
①および②に共通するものとして、再発予防があります。
①②とも腰への負担などが原因で痛みを起こしていますので、日常生活を振り返って、腰への負担を減らすように努力していく必要があります。
最初の痛みが、痛み止めを飲んでいるうちに止まったとしても、再発予防を行わずまた元通りの生活を繰り返してしまえば、再度腰痛に見舞われることとなるでしょう。
腰痛再発予防は、一生取り組む気持ちを持っていただければなりません。

腰痛で接骨院(整骨院)や整体に通う方の数は少なくないと思います。
本来治療(医療的なもの)は病院(医師)が行うものなのですが、患者さん側は接骨院にその場を求めていることがあるのですね。
患者さんは治してもらいたいんですね。
プロの手で治してもらいたい。
そういうところがあると感じます。
病院(医療)では、医療費の削減のために、昔のように毎日電気治療を行うこともしにくくなりました。
また、腰が痛いんですと訴えても、医師が直接腰をマッサージすることもないでしょう。
患者さん側は治療してもらいたいのにしてもらえない。
そのような医療の現状があるので、人々は施術をしてくれるセラピストのもとに足を運んでいるんじゃないかなと思います。
できれば治してもらいたい。そう感じるのが人情というものでしょうか。
よく理解できるところではあります。
しかし、腰痛は、残念ながら第三者が行う施術だけで治る性質のものではありません。
もちろん施術によっては、腰痛改善の手助けをしてくれる場合もありますが、それだけでは不十分です。
良いセラピストは必要な施術を行うと同時に、日常生活で行うべき点についても指導を行います。
日常での良い姿勢のあり方、動作の仕方、自宅でできるストレッチ、筋トレなど腰痛改善についてのアドバイスです。これらを実行し、施術と組み合わせることで、より高い効果を発揮するでしょう。
このような総合的な腰痛へのアプローチは病院で行っています。
医療では分業が進んでいますので、医師が直接行わなくても、マッサージや電気治療などは必要に応じて理学療法士などが行います。
医師からの処方をもとに行いますので、安全で、適切な施術と指導を行うことが可能なのです。脊椎や神経の状態の確認ができるのも病院ならではです。
近年リハビリをもつ病院も増え、またマッケンジー法などの腰痛治療技術を習得した理学療法士の数も増えてきています。
病院では治療してもらえないと感じて、足が遠のいてしまっている方も、もう一度病院での治療を検討してみてはと思います。腰痛改善の糸口を見つけられるかもしれません。
4 まとめ
今回は腰痛の際の病院選びについてお伝えしました。
病院選びの基準の中心となるのは医師の対応です。
医師からの説明が納得のいくものであるか、患者さんを中心に考えているか、むやみに手術をすすめてこないかなどのポイントをご紹介しました。
治療の場としては、病院や接骨院、整体などがありますが、それぞれ機能や性格が異なっています。
医療として診断治療できるのは病院のみですので、腰痛の方はまず病院(整形外科)で診察を受けることをおすすめします。
腰痛には適切な対処が必要です。
安静にしたり、施術を受けたりするだけで解決するものではありません。
長期的な再発予防も含めて総合的に行っていくことが必要です。
この点まで考えて病院選びをしていただけたら幸いです。
今回の話もあなたの役に立てばうれしいです。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林

病院選びと言われて、どうすればいいのだろうか・・・と思う人がほとんどでしょう。
どの病院が良いのか、悪いのかっていうのは、何を信じて良いのかわからないし。
ネットの情報を見て、細かく書いてあれば、信じやすいでしょうが。
それも疑ってしまうと、ホントのところはどうかわからないし・・・
もうね、何を信じればいいの?
って状態になると思います。
で、唯一、信憑性が高い方法は、
【一先ず、治療を受けてみて、納得できるかどうかを確かめる】
という方法です。
ここで大切なのは、あなたが【納得できるか、どうか】という事です。
沢山病院がある中で、病院も競争です。
患者さんの来院数はどうすれば多くなるのか?
という課題の中で病院は競争しています。
患者さんを増やす為に、正当な医療を提供していると思いますが、中には、若干そうではない施設もあるでしょう。(これは憶測ですが・・・)
なので、一見良さそうな病院でも実際には中身が酷かったりする場合もあります。
逆に、見た目が良くなくても、中身が素晴らしく納得できる。
という場合もあります。
このような医療状態だからこそ、治療効果は受けてみないとわからない。
と言いたいのです。
なので、一先ず、治療を受けてみて、あなたがその治療に納得できるかどうかで、判断する。
というのが一番、良い方法ではないでしょうか。
という個人的な意見を伝えたいと思います。
本日も最後までありがとうございました。
腰痛になりえる病気をまとめてます。
腰が痛いな・・・と感じた時にはどんな可能性があるのでしょうか。
この記事では、腰の痛みを起す症状についても紹介しています。
一度読んでいただき、内容だけでも知っておくと役に立つ思います。
是非、参考にしてください。


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mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
腰が痛いと病院で治療が必要になるときがあるでしょう。
そんな時に、さてどこを選んだらよいのかと悩むことはないでしょうか?
病院選びには注意すべき点があります。
実際問題、病院を選ぶ基準って難しいですよね。
というか、ほとんど基準なんて考えた事がないかと思います。
なので、今回は、ポイントや基準について紹介したいと思います。
今回も、執筆者と編集者の意見や考えを盛り込んでいるので、すべてが正しい情報である。
と思い込まないでください。
共感できる点のみ、共感していただけたらと思います。
そして、、あなたの何かしらの役に立てばうれしいです。
では、本日もよろしくお願いいたします。