【知っておくべき知識】腰椎椎間板ヘルニアの手術費用を紹介する

腰椎椎間板ヘルニアの手術費用について

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医者

『あ~もうこのヘルニアは手術しかないね、手術した方がいいですよ』

患者

『え・・・あ、はい・・・・』

医者

『手術したら、その痛みはとれるでしょう』

患者

患者:『は、はい・・・』

患者:(でも怖いのと、実際にいくらかかるのかなぁ、費用が心配だわ・・)


理学療法士 平林
こんにちは。

mamotte運営者で理学療法士の平林です。

お医者さんから手術しましょう。

と言われると不安になりますよね。

治るのかどうかわからないし、そもそも、手術って怖いし・・・・。

さらに、費用もどれくらいかかるのか不安。

このように思う人は多いのではないでしょうか。

という事で、今回は【椎間板ヘルニアの手術費用】をテーマに記事にしました。

この記事を読んで得られる事

この記事を読めば

◎ 椎間板ヘルニアの手術費用について知れます。

最後まで読んで、腰椎椎間板ヘルニアの手術の費用について知ってほしいと思います。

では、本日もよろしくお願いいたします。


理学療法士 平林
※この記事はリハビリテーションの専門家で、理学療法士である運営者平林と、理学療法士イワモトの思考と考えを交えて紹介しています。

執筆者・運営者は、理学療法士や作業療法士のリハビリテーションに関する国家資格を取得して、実際の現場で学んでます。

記事内で紹介している内容は、リハビリテーションの視点を持ったセラピストの意見です。

共感できる部分は共感して頂き、納得できる内容は納得していただけると幸いです。

また、記事の内容は自信を持って提供していますが、【内容が絶対正しい!】とは思わないでください。

世の中には、沢山の治療方法、治療スタイルや考え方があって。

個人的な意見や見解も沢山あり、どれが正しくて、どれが間違っているのか?

これは、個人の解釈によって大きく違ってきます。

ここで言えるのは、実際に試してみないとわからない。という事です。

【100%これが正しい】という意見はないと思っています。

人それぞれの見解があるので、ここで紹介している内容やお話も個人の理学療法士としての意見である事を踏まえていただきたいと思います。

そして、この記事があなたの役に立てば幸いです。

mamotteライターの紹介


1 椎間板ヘルニアの手術費用はいくらかかるのか紹介する

ここでは、おおよその金額について紹介していきます。

結論から言いますと。

  • 15万~30万
  • 30万~40万

上記の費用が負担額になると言われています。

これは、入院と手術費用を含めて3割負担と計算して、支払う金額になります。

手術の方法によって、金額が変わってくるので、15万~30万、30万~40万くらいの範囲になってしまいます。

その中で、高額医療費請求制度があるので。

高額医療費請求制度を申請して使用する事で、月の収入が28万~50万くらいの方は、ざっくり9~10万円の自己負担額で治まります。

高額医療費請求制度について

という事で、手術の方法によって、多少支払う金額が変わってくる事を頭にいれていただきたいと思います。

2 保険診療と自費診療(自由診療)について。

保険診療と自由診療

日本は病院での治療というと健康保険を使うことが多く一般的ですが、健康保険を使えない治療法もあります。

ここでは、保険診療と保険外診療(自費診療)について説明していきます。

椎間板ヘルニアの手術についてはほとんどが健康保険の適用となりますが、手術の方法によっては、日本では認可がおりてなくて健康保険を使えないものもあります。

保険診療とはなにか。

保険診療とは、健康保険を使うことのできる診療のことです。

診察を受ける時に保険証を出しますよね。

この保険証を持っている事で、保険診療を受ける事ができるのです。

健康保険には、勤めている方が加入する社会保険や国民健康保険などがあります。

原則被保険者は診療費用の3割を負担します(年齢、所得などにより1または2割などの場合もあります)。

保険の適用できる診療や治療はは厚生労働省によって決められています。

自費診療(自由診療)とはなにか

自費診療とは厚生労働省によって保険適用の承認を得ていない診療を自由診療といいます。

先進医療といって、まだ国が認めていなかったりする治療はや薬など健康保険が使えない診療があります。

その場合には、健康保険が使えないので全額自費となるのです。

自由診療費は金額の決め方に制限がないので自由に病院が決めることができます(とは言っても常識的な限度はあるようです)。

交通事故においても自賠責保険の適用となれば、自由診療となることがあります。

わかりやすい例でいうと、町で見かける2980円のマッサージ治療や整体、民間療法などが自由診療の枠になります。

民間療法とか、医療に関係のない治療や施術が自由診療という扱いになっております。

混合診療とはなにか

健康保険の診療と自由診療の両方を扱っている場合です。

しかし、これは日本では禁止されています。(例外を除く)

なので、病院や接骨院などで、自費診療と保険診療をミックスして、行ってしまう事は原則禁止と言えます。

この判断は難しいので、なんとも言えませんが・・・

実際には、自費治療も保険診療もしている医院は沢山あるので、解釈が難しいところではありますが。

参考にしてください。

3 各手術の費用を紹介する(保険診療で行える方法)

各手術の費用

手術を含めた入院にかかる費用については、入院期間、検査の内容、リハビリの有無などで変わってきます。

手術自体の費用は保険点数によって国で決められており、全国一律です。

しかし、病院の種類、看護師の数、病棟の種類などによって入院費が様々となります。

したがって、病院によって費用の額が違うということもあります。(日本の医療のシステムがそのようになっているのです)。

ただし、健康保険では高額医療費の制度を用いることで、保険適用分は一定額の支払いとなりますので、最終的にはどこの病院でも支払額はほぼ同じとなるでしょう。

椎間板ヘルニアの手術は健康保険が適用されるものとそうでないものがあります。

保険が適用されない手術に関しては、病院で額を決めていますので、病院によって様々です。

以下に費用の目安をお知らせしますが、正確には手術を受ける病院へお問い合わせください。

ラブ法 (LOVE法)

10~14日 15~30万 (3割負担) ベッド・手術代込み

内視鏡下髄核摘出術 (MED法)

7日 20~25万 (3割負担) ベッド・手術代込み
経皮的髄核摘出術 (PN法)

日帰りが可能

(場合によっては数日の入院)

15~20万 (3割負担) ベッド・手術代込み

日帰りで約10万

顕微鏡下髄核摘出術 (MLD法)

7~14日 15~20万 (3割負担) ベッド・手術代込み

椎弓(ついきゅう)切除術

21日 30~40万 (3割負担) ベッド・手術代込み
固定術

21日間

30~40万 (3割負担) ベッド・手術代込み

4 自費診療(保険外診療・自由診療)について紹介

自由診療の値段

では、健康保険を使用しない方法についてお話していきますね。

【レーザー治療法 (PLDD法)】

  • 自費(健康保険適用の検査などは保険が使用できる場合もあります)
  • 支払額は35~60万円程度
  • 高額医療費の対象外
  • 民間の生命保険では手術給付の対象となる場合有り。
  • 日帰り手術が可能

この手術の方法は保険診療適用になっていない事から、まだ、日本では認可されていない治療という事です。

一部の病院では、行っている治療ではあります。

参考にしてください。

5 椎間板ヘルニアの手術方法を紹介 

ヘルニアの手術方法

医療の進歩によって椎間板ヘルニアの手術法の数も増えました。

主な方法をご紹介します。

ただし、執刀する医師によって採用される手術法が決まるため、ご紹介するすべての手術法がどこでも受けられるわけではありません。

切開手術 ~髄核摘出の場合(ずいかくのてきしゅつ)~

切開をする方法として、ラブ法(LOVE法)と内視鏡下髄核摘出術(MED法)について紹介します。

ラブ法(LOVE法)

発案者であるラブ医師の名前からラブ法と呼ばれています。

歴史は70年以上(2017年現在)と古く、椎間板ヘルニアの確立された手術法です。

全身麻酔で、医師が直接目で確認しながら髄核を取りきます。腰部を5cm程度切開します。

入院期間は2週間程度多くの病院で受けることのできる方法です。

手術では、出血量は少なく、改善率も高い(約90%)と言われていますが。

その他の方法と比べると傷は大きくなります。

内視鏡下髄核摘出術(MED法)

MED法とはMicro Endoscopic Discectomyの略です。

全身麻酔で内視鏡を用いて髄核を取り除きます。傷が2㎝程度で、入院期間は1週間程度です。

治療成績もよく、ラブ法と同程度です。

低侵襲(生体を傷つけることが少ない)なので入院期間も短いのが特徴。

専門の訓練を受けた医師のみが可能であるため、病院が限られます。

比較的切開をしない手術 

切開が少なくて済む方法として、レーザー治療(PLDD法)、経皮的髄核摘出術(PN法)、顕微鏡下髄核摘出術(MLD法)の3つについて紹介していきます。

レーザー治療法(PLDD法)
レーザー治療法 (PLDD法)

レーザー治療法 (PLDD法)のイラスト

PLDD法とはPercutaneous Laser Disc Decompressionの略で、経皮的レーザー椎間板減圧術のことを言います。

レーザーファイバーを挿入(椎間板内にレーザーを照射して髄核を委縮させ椎間板内部の圧力を下げます)します。

軽度のヘルニアに有効で、日帰りでの手術が可能です。

海外の先進国では行われることが少なくなってきていますが、一般的に改善率はやや低く(約60%)また再発率も他の手術法と比較すると高いようです。

日帰りが可能なこと、切開をしないことなどから根強い人気があります。

経皮的髄核摘出術(PN法)

PN法とはPercutaneous Nucleotomyの略です。

局所麻酔で、腰部を1㎝程度切開して、金属の管を入れ椎間板内部の髄核を摘出し、内部の圧力を下げます。入院期間は日帰りか数日です。

病院によっては40歳以下の人で再手術ではない場合に適応となるなどの条件が設けられている場合がありますので確認が必要です。

改善率は約70%です。

顕微鏡下髄核摘出術(MLD法)

MLD法とはMicro(scopic)Lumbar Discectomy の略です。

全身麻酔で、顕微鏡で確認しながら髄核を摘出します。正確で細かい操作が可能なのが特徴です。

入院期間は2週間程度です。

改善率もラブ法と同程度との報告があります。

その他 切開術

上記以外でも状態に応じて次のような手術法が選択される場合があります。

椎弓(ついきゅう)切除術

椎間板ヘルニアに脊柱管狭窄症を合併している場合など、この術式で行う場合があります。

腰部後方を切開して、脊椎の一部である椎弓(ついきゅう)を切除して、脊髄にかかる圧迫を取り除く方法です。

術後は3ヵ月程度コルセットを使用し、入院期間は3週間程度です。

固定術

椎間板や骨の一部を取り除いた場合やもともと脊柱の不安定性がある場合などに、脊柱の安定性を得るために椎骨間を固定する方法です。

椎骨間を金具で固定して、自分自身の腸骨(腰骨)から取り出した骨やチタンなどの金属などを埋め込みます。

数か月(5~6ヵ月程度)のコルセット着用が必要で、入院期間は約3週間です。

椎間板を取り除くため、ヘルニアによる症状は改善しますが、固定した椎骨の上下の関節に負担がかかるため、二次的な障害を生じる場合があります。

6 高額医療費請求制度とは?なにか?

高額医療費請求制度ってなに?

健康保険において、1か月間にかかった医療費が一定額以上になった場合は、申請することにより一定額を超えた費用の払い戻しを受けることができる制度です。

原則として一旦治療費を全額立て替え払いした後で、加入する健康保険組合などに申請して払い戻しをうけることとなります。

なので、支払った医療費のいくらかが返金されるという事です。

しかし、事前に健康保険組合などに申請すれば、『限度額適用認定証』を発行してもらえますので、その認定証を入院する病院に提出することで、支払い時に上限額を支払うだけで済みます。

年齢や所得によって限度額が変わりますが、標準報酬月額(月の収入)28万円~50万円の方で。

80,100円+(総医療費-267,000円)×1%となります。

例えば椎間板ヘルニアの手術の場合、この制度を使うと、上記所得で最終的に支払う額は9~10万円となります(目安です)。

こちらを参考にください。全国健康保険協会

補足

健康保険は1か月単位での計算となります。

月をまたがって入院した場合はそれぞれの計算となります。

例えば10月1日に入院して、10月15日に退院した場合、支払額は9万円で済みますが、10月25日に入院して11月10日に退院した場合、支払額が18万円になるということがあります(極端な例です)。

月初めに入院するのが理想ではありますね。 

7 まとめ:椎間板ヘルニアの手術費用を知っておこう。

今回は椎間板ヘルニアの手術についてお伝えしました。

腰椎の椎間板ヘルニアで手術が必要になることは少ないです(10~30%)。

保存的治療で改善することが多いですから、できるだけ悪化させないように早めの対応をしていきましょう。

不幸にも悪化してしまい手術が必要なレベルの症状が出てしまった場合は、神経へのダメージを減らすために、早めに決断し、手術を受けることがいいでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

執筆:運営者 理学療法士 平林


理学療法士 平林
※ 執筆、編集をおえて・最後に ※

椎間板ヘルニアの手術費用について紹介しました。

どうでしょうか?

手術もタダではないので、できればしたくないですよね。

なので、手術をするのは最後の手段と考えた方が良いと思っています。

というのも、大体のヘルニアは手術しなくても、症状は軽減・改善する可能性があると実感しているからです。

これは、個人的な感覚の問題にもなってしまいますが。

僕が実際に治療をしている中で感じる事でして。

手術をする前に、リハビリや運動などを行うとヘルニアの症状が改善する。

という人も少なくありません。

なので、手術をする前にやれる事はやった方がいいのではないか?

と思っています。

この経験から、手術は最後の手段でいいのではないか?

思っております。

世間的には、まだまだ、【椎間板ヘルニア=手術】みたいな方程式が一般的なように感じます。

なので、この方程式を【椎間板ヘルニア=手術しなくても大丈夫な場合も沢山ある】というような認識になってもらいたいなぁと思うのです。

リハビリや体操・良い姿勢の意識などによって、あなたのヘルニアの症状も改善する可能性は大いにあります。

なので、まずは、手術以外の方法で解決させる事を考えた方がいいのではないかと思う次第です。

もちろん、手術が悪いわけではないし、手術をしないと治らない。という人もいます。

手術を完全否定しているわけではありません。

この事を踏まえていただきまして、この記事があなたの役にたてばうれしいです。

本日も最後までありがとうございます。

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