

私達は国家資格を取得しており、実際の現場で学んできています。
ですので、信憑性や信頼性は間違いありません。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して欲しいと思います。
で、一番伝えたい事は、【この記事の内容が絶対正しい!!】とは思わないでください。
という事です。
記事の内容は自信を持って提供していますが、医療の世界は個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
ですので、一つの理学療法士の考えである。と捉えて欲しいです。
この記事があなたの役に立てばうれしいです。
では、宜しくお願いいたします。
目次
1 圧迫骨折に適したコルセットの種類を紹介
まずは、コルセットの具体例をご紹介します。
病院でつくるものと、市販の物の2種類に分けて説明します。
【病院で作るコルセット】
圧迫骨折で入院した場合に、医師の処方によって作られるコルセットです。
義肢装具士が製作します。
①硬性コルセットと②軟性コルセットの2つがあります。
これらは、患者の体の型を採って、オーダー品として作られます。
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病院で、お医者さんからすすめられるのは、①か②の場合が多いでしょう。
①になるか②になるかは、お医者さんによって、違います。
もちろん、患者さんの希望も受け入れてもらえる可能性もあります。
①②どちらも義肢装具士によって採型(体の型を採る。7千円ほど費用がかかる)が行われ、1週間以内に完成することが多いです。
オーダー品なので、体にフィットすること(体形が変化しなければ)、固定力が高いこと、病院に居ながらにしてコルセットを手に入れることができるなどのメリットがあります。
また、治療用のコルセットですので、保険の適用になるところもメリットといえるでしょう。
ただし、一旦全額を支払って、後日償還の申請手続きをしなければなりません(支給されるまでに数週間から1か月程度かかる場合があります)。
これだけは、心得ておいてください。
また、①と②共に、それぞれメリット・デメリットがありますので、紹介しておきます。
① 硬性コルセットのメリット・デメリット |
メリット
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デメリット
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② 軟性コルセットのメリット・デメリット |
メリット
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デメリット
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【市販のコルセット】

③市販のコルセット
市販品は、ドラッグストアやネット通販などで入手することが可能です。
近年バリエーションも豊富になってきており、利用する価値が高くなってきています。
市販のコルセットのメリット・デメリット |
市販のコルセットのメリット
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市販のコルセットのデメリット
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などがあるでしょう。
参考にしてください。
2 結局どれがいいのか?悩むあなたに使って欲しいコルセットについて
病院で作るコルセットは、固定力を重視したものとなっていて、装着感、使いやすさなどを犠牲にしています。
固定するということは、骨だけに焦点を当てれば正しいことかもしれませんが、実際に固定力の高いコルセットを装着すると、むしろデメリットを感じる人が多いのも事実です(痛い、苦しい、食事が進まないなど)。
なので、コルセットを外したいという訴えがあったり、自ら緩めてしまったりすることもあって、せっかくの固定力の高いコルセットの役割が果たされていないという現実があります。
このような状態になってしまっては、コルセットを装着する意味がないので。
であれば、若干の固定力の低下はあっても、装着感が良く、ちゃんと着けられるものでもが良いのではないかと考えるのです。
市販のコルセット(腰痛予防など)は、縦幅が狭いものが多く、固定力が不足しがちですが、今回参考に紹介している物は幅広で、体幹のサポート能力が高くなっています。
骨折の場所にもよりますが、幅広のタイプは効果が高い傾向があるので、安心できるでしょう。
次に費用の点です。
病院で作るコルセットは保険の適用になりますが、最初に4~5万円を用意しなければなりません。
後で費用の一部の償還を受けることができますが、書類を揃えての面倒な手続きも必要です。
それと違って、市販のコルセットであれば、価格的にも安いですし、面倒な償還手続きをする必要がありません。
なので、購入するだけだし、もし、効果がないとか、感じなければ、上記の物だけは、返品保証がついているので、リスクゼロ。
と言えちゃいます。
この部分が大きなメリットでしょう。
こちらの記事でおススメしているコルセットを紹介しています。参考にしてください。
3 市販品のコルセットでもめちゃくちゃ効果は高い

市販のコルセットの注意書きを見ると、「治療用ではありません」と書いてあります。
「え、やっぱり、病院で作る治療用コルセットと市販品の間には決定的な違いがあるんじゃないの?」
「市販のコルセットでは治らないんじゃ?」とか。
不安になる人がいるかもしれませんが。
安心してください。
市販のコルセットなどは、治療という言葉を使う事ができません。
これは法律の部分になるのですが。
治療は医療行為なので、治療用のコルセットと言うのは、症状がある時期に医師が処方を出し、さらに健保組合が認めたものだけなのです。
つまり、医師が処方したものでないと、治療用装具と言えないのです。
一般の市販品を加工したり、転用したりしたものは、治療用とは認められません。
このような決まりがあるため、中身が同じ物であっても、一般に市販されているコルセットは治療用と表現することができないのです。
その中で、治療用も市販品もコルセットとしての基本的な役割は同じです。
病院で作る装具(コルセットや膝装具など)というと、すべてオーダーメイドという感じがするかもしれませんが、そうではなくて、既製品も数多くあります。
ただし、これらの既製品は、治療用装具として認められているため、医師が指示を出して、治療用に使うことができるのです。
機能的には同等のものが、市販品で入手可能な場合もあります。
近年、市販のコルセットの性能が向上してきていますので、選択肢に入れておくとよいと思います。
4 まとめ
今回は、圧迫骨折用コルセットの種類についてご紹介しました。
コルセットには主に、3つにわかれており。
病院で作る①硬性コルセット②軟性コルセット、それから③市販のコルセットがあります。
病院で作るコルセットは、固定力が高いなどのメリットがありますが、装着感が悪く使いづらいというデメリットもあります。
お医者さんに処方されたら、断りづらいかと思いますが・・・
そんな中で、市販のコルセットでも圧倒的な効果を発揮します。
結構市販品でも効果は高いし、優秀なものも多いんです。
市販のコルセットは性能が向上し、使いやすいものが入手可能です。
なので、お医者さんに進められるものだけでなく、市販品のコルセットの使用も検討の一つにしてもらえるといいかなあと思います。
執筆:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:運営者 理学療法士 平林

コルセットの種類は沢山あります。
体全体を固めるものから、腰だけや胸だけを固めるものなど。
いろいろです。
ゴツイ物からゆるい物まで、いろいろなタイプがあるので。
普通だと、どれがいいのかわからないと思います。
だから、お医者さんに処方されれば、それが良いと思うのは当たり前でしょう。
もちろん、お医者さんが処方したコルセットも効果がないわけではありませんし。
ある程度の効果は発揮するし、有効です。
という中で、ここで言いたいのは、【市販品のコルセットでも一定の効果はあるし、非常に有効ですよ】という事です。
市販品のコルセットも計算されて作成されているので、効果的な物はたくさんあります。
アマゾンや楽天、ヤフーなどにもたくさん販売されているので、参考にするといいと思います。
今回の話が役に立てばうれしいです。
本日も最後までありがとうございました。
コルセットはどれくらいの間使用した方がいいのか?
どんな時に使う、外すべきなのか?
といった事が理解できる内容にしています。
是非、参考にしてください。


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mamotteライターで理学療法士のイワモトです。
今回は、【圧迫骨折に適したコルセットの種類ってなに?】といったテーマで記事にしました。
というのも、コルセットの種類っていくつかあって。
一体どれがいいんだろ?
という感じでわかってる人ってほとんどいません。
なので、今回はそれを紹介したいと思います。
この記事を読めば、
◎ 圧迫骨折の痛みを軽減させるコルセットの種類について知れる、さらに、効果的なコルセットも紹介してくれる
といったメリットがあります。
この記事を読んで、コルセット選びの悩みを解決してほしいと思います。
では、本日もよろしくお願いいたします。