※この記事はリハビリテーションの専門家である、理学療法士2名の思考と考えを交えて紹介しています。
内容は絶対ではありませんが、国家資格を取得しており。
学んできた経験があります。
ですので、信憑性や信頼性は間違いない部分もあります。
しかし、個人的な意見や見解もあるので、解釈は人それぞれです。
共感する部分は、共感して頂き、納得できる内容は納得して頂けたら嬉しいです。
ですので、この記事の内容が絶対正しい。
とは思わずに、リハビリテーションの専門家の意見や見解である。
というように捉えてほしいと思います。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
是非、宜しくお願いいたします。

目次
1 坐骨神経痛を治す名医っているの?

そもそも名医とはどのような医師のことをいうのか、人によってもとらえ方が違いますし、診療科によっても異なってくるでしょう。
- 手術の成績がいいのか
- 時間をかけて診察してくれるのか
- わかりやすく説明をしてくれるのか
判断基準は様々です。
で、今回は坐骨神経痛の治療に絞っていますので、なかなか治らない坐骨神経痛に対応できるかどうか。
- 技術・知識
- 実際に治療を受けた方の評価(口コミなど)はよいか
などが判断材料となるでしょう。
このような点から判断すると名医は存在すると思います。
また、坐骨神経痛の治療には手術を必要とする場合があります。
現在では内視鏡を用いて侵襲(体を傷つけること)が少なく、入院期間の短い手術法がありますが、だれでもできるというわけではありません。
訓練を積み、一定の技術を身に着けた医師のみが可能です。
手先の器用さ、新しい技術を身に着けようとする気持ちを持っている医師である。
という点から判断して名医の条件の一つと考えます。
手術数の実績(患者さんの数が多い)も、経験が豊富であり人気も高いと考えると名医の条件となるでしょう。
ペインクリニックというとあまりなじみがないかもしれませんが、麻酔科の医師などが行っています。
高度な技術と知識を持って疼痛をコントロールすることができるという点で私的には名医と呼ぶに値します。
手術を行わない場合は、ペインクリニックの医師の力は大きいでしょう。
参考にしてください。
2 坐骨神経痛を治せる人は存在する
もちろん坐骨神経痛の原因や状態によって100%治せるというわけではありません。
しかし、
坐骨神経痛の原因を様々な検査を行って究明し、その原因に対して現在の医療で最善であると考えられる治療法を選択(経験からの判断も含めて)し実施するという医師は存在します。
神経痛はよくある痛みなのですが、その原因を特定することが難しいことも多くあります。
例えば、
はっきりとした椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが画像(MRIなど)で認められれば、坐骨神経痛の原因を確定することができて治療法も決定できます。
画像の検査にはっきりと現れない坐骨神経痛も存在していて、この場合原因を究明するのが困難となります。
医師は多くの患者さんの診察に追われ、時間をかけて診察することができない場合がほとんどでしょう。
このような場合、画像検査上異常がなければ、「特に異常はないようですから、様子を見ましょう」ということにされがちです。
そして、神経痛の薬が処方されることも多いでしょう。
薬は根本的な改善に結びつかず、その結果慢性的な坐骨神経痛の状態になる方が出てきてしまうわけです。
坐骨神経痛の原因について幅広い知識と画像検査以外の検査法(徒手的方法など)に精通し、神経ブロックなどの方法も自在に行うことができれば、坐骨神経痛の原因を突き止められる可能性が高くなるでしょう。
- 家族歴(家族に同じような症状を持っている人がいないか)
- 生活の状態(仕事内容など)
- その他の情報
を得て、診断の補助にすることも必要です。
これらを行うためには通常よりも多くの診察時間が必要となります。
難しい条件ですが、このような条件をクリアできる医師が存在すると思われます。
診察を受ける場合、現実的には場所の問題があり、住んでいるところから通える病院ということにもなるでしょう。
手術の対象となる症状がある場合は、内視鏡手術のできる医師を探すとよいです。
また、手術の適応でないかまたは手術しないで痛みを取りたい方はペインクリニックの医師を探すとよいと思います。
また、忘れてほしくない事が一つあります。
医者以外にも坐骨神経痛を治してくれる治療家もいるのが事実です。
なので、病院以外でも、整体院や接骨院などの治療院でもあなたの坐骨神経痛を治してくれる場所は沢山あります。
思考を病院や医者だけにせず、坐骨神経痛を治してくれる治療者を探してみるのも有効だと思います。
是非、探してみましょう。
3 坐骨神経痛を治す方法には何があるのか?

坐骨神経痛は、主に坐骨神経を圧迫することよって起こります。
坐骨神経を圧迫するものは骨・椎間板(脊柱管狭窄症など)、髄核(椎間板ヘルニア)、筋(梨状筋)などがあります。
治すためには神経への圧迫を取り除く必要があります。
圧迫している部分の骨や椎間板を削り取る、髄核を取り除く、筋を切開するなどの手術による方法が手術としてあります。
現代では内視鏡を用いた手術法を選択することができ、短期間の入院(一週間以下もあり)で改善する例も増えてきています。
また、
手術を行わない方法として、疼痛によって引き起こされた悪循環のループを断ち切り、炎症を改善させるために薬剤を用いる方法(神経ブロックなど)などもあります。
そのほかにも、
- 姿勢
- 骨のアライメントを変える
- 移動した髄核を正常な位置に戻す
- 筋にアプローチして柔軟性を改善する徒手的療法・運動療法
などがあります。
運動療法などは医師と理学療法士が連携して行います。
実際に行う治療法は坐骨神経痛の原因を確定し、最も適切なものが選択されますが、患者さんの同意を得てからの実施ということになります。
ここで、忘れて欲しくない事として、手術は最後の最後の最後の手段の方が良い。
という事です。
安易に最初から手術で治そうとしてしまう思考は良くないでしょう。
ですので、最初は、運動療法や徒手的治療などで坐骨神経痛を治す。
という心持ちが良いかなと思うわけです。
4 坐骨神経痛の実際の症例
坐骨神経痛は坐骨神経支配領域に起こります。
神経には、支配領域というものがあります。
例えば、
などと神経の支配領域が分担されているのです。 |
この坐骨神経は、お尻から足先までのどこかに広がるような痛み(放散痛)を生じることが特徴の一つなのです。
多くは、お尻から太ももの裏側、膝にかけて起こることが多いです。
放散される痛みだけでなく局所的に痛みが起こる場合もあります。
脛(すね)、かかとなどに起こったりもします。
痛みにしびれをともなう場合や、痛みよりもしびれが強い場合もでてきます。
症状が出るタイミングは常時というわけではなく。
- 長い時間腰かけたとき
- 中腰での作業をしたとき
- 重いものを抱えたとき
- 片手に物をもって歩いたとき
- 長時間歩いたとき
- くしゃみや咳をした瞬間
など一時的に起こる場合も少なくありません。
痛みよりもしびれの症状が主な場合は、足の一部の感覚が少し鈍くなった(触った感じが左右で違う)ということから始まる場合もあります。
同じ坐骨神経の圧迫でも痛みを感じることなく、筋力が低下(麻痺)するだけの場合もあるのです。
両足のつま先を同時に上げると、片方の上がりが弱かったり、親指だけ上がり方が弱いなどの症状が起きます。
スリッパが脱げやすくなったとか、つまずきやすくなったという現象が起きることも特徴的な症状です。
同じ坐骨神経でも、神経が圧迫されている場所や圧迫のされ方(何で圧迫されているかなど)で症状の出方が違ってきますので、人によってさまざまな状態を呈すのです。
5 神経症状は早急な対応をしないと、回復が遅くなる危険もある

※ 理学療法士イワモトの考え ※
坐骨神経痛という言葉は比較的よく耳にしますが、実際には自分が坐骨神経痛(坐骨神経障害)とは気づかないことも多いと思います。
特に腰が悪くない(痛みなどがなく悪い部分があることに気づかない)場合は、足が痛いからと湿布薬を足に貼ったり、塗り薬を塗ったりして様子を見ることもあるでしょう。
足に広がるような痛み、しびれを感じたら坐骨神経痛かもしれないという意識をもって、早めに診察を受けるなどの対策をした方が良いと思います。
神経の障害は特に手当てが遅くなると回復せず、後遺症が残る場合がありますので注意が必要です。
椎間板ヘルニアなどによる坐骨神経痛は、早めに姿勢や日常生活動作の仕方を改善したり、運動療法などを行ったりすることで、手術せずに治る可能性も十分にあります。
名医ということについていうと、地域の患者さんの訴えに耳を傾け、的確な診断をして、その症状をうまく治療できる医師(今回話題にしている名医)を紹介してくれる医師もまた名医であると個人的には思っています。
6 まとめ
今回は坐骨神経痛の名医についてお伝えしました。
坐骨神経痛に対してよい治療法を持っている名医が皆様お住まいの地域にいらっしゃるはずです。
名医だけなくとも、治してくれる治療家は必ず存在する事でしょう。
現代の情報化社会ではネットの普及などで情報を得ることが容易になりました。
名医についての情報もウェブサイトやSNSを利用することで手に入れることができるでしょう。
ただし、その情報が本当に自分にとってあっているかどうかは、最終的には自分自身で確かめる必要があります。
良い医師に巡り合うことで、人生が変わるということも大げさなことではありません。
皆様が良い医師や治療家に巡り合えますようにお祈りいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
執筆者:mamotteライター 理学療法士 イワモト
追記・編集:mamotte運営者 理学療法士 平林

※ 編集を終えて・最後に ※
mamotte運営者の理学療法士平林です。
坐骨神経痛を治してくれる医者や治療家は沢山いると思います。
実際に、坐骨神経痛が治ったという友達や知人などがいるでしょう。
その方に聞くのも良いと思いますし、自身で探してみるのも良いと思います。
間違いなく言える事は、【諦めずに探せば必ずいる】という事です。
さらに、手術は最後の最後の最後の手段と考えていただけたらと思います。
この事を肝に銘じて行動していただけたら幸いです。
今回の記事もあなたの参考になれば嬉しく思います。
※最後にここでは、特定する医者や治療家を紹介する事などは、本意ではないので、できません。
なので、具体的なお医者さんや治療家を紹介する事はしたくありませんの紹介しておりません。
このことをご了承いただけたら幸いです。


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こんにちは。
mamotteライター理学療法士のイワモトです。
坐骨神経痛で苦しまれている方は非常に多いのではないでしょうか。
病院へ行っても坐骨神経痛がなかなか治らず、治療をあきらめている人もいるでしょう。
または、東洋医学に明かりを求めたりなど苦労されている方もいらっしゃるでしょう。
そんな中で、坐骨神経痛によって。
と経験されているのではないでしょうか。
果たして坐骨神経痛を治すことのできる「名医」は存在するのでしょうか?(名医という言葉は、社会一般に使われている言葉なので使用させていただきます。)
という事で、今回はその名医や治療家を選ぶ基準について個人的な考えを含めて話していきます。
さらに、名医だけでなく、治療方法についても紹介しています。
この記事を読むと、
といった3点のメリットがあります。
あなたの坐骨神経痛の改善に繋がれば嬉しいです。
では、本日もよろしくお願いいたします。